「なんでそんなに本出すんですか?」という疑問への答え
なんでそんなに本出してるんだろう。
と、他人に対して思うことがある。笑
タイトルは若干ミスリードです。すいません。でもちゃんとタイトルの話に戻るので許して! なんの話かというと、先日宇野常寛さんとのトークイベントが終わった帰り、みんなで話している時にふと出た疑問である。
※こちらの本のイベントでした! ご興味ある方ぜひ!
「〇〇さんの新刊面白そうだった! 読みたい! しかし〇〇さんってこないだも新刊出してませんでしたっけ? なんか鬼のように仕事してませんか、なんでそんなに本出してるだろう」
と私が言ったら、その場にいた書店員さんが笑っていた。
「いや三宅さんに言われたくないと思いますよ、三宅さんも鬼のように本を出してるじゃないですか」
たしかに……! そう言われてはじめてハッとした。いやまあほんとその通りである。そしてその場にいた宇野さんにすら、
「三宅さんってほんと鬼の仕事量だよね」
と言われ、私はけっこう心底驚いていた。なぜかというと私にとって宇野さんといえば「明らかに自分より筆が速いであろう人間その1」であるからである。
書き手の人には分かっていただけると思うが、だいたい書いたものを読んでいると、なんとなくその人がどれくらいのスピードでものを書いているか分かるものである(あ、でも小説とかはまたちょっと別かも。エッセイとか評論とかその手の自分も書いたことあるものに限ります)。そういう意味で、宇野さんは私にとって「いっぱい仕事しててすごい、ていうか書くの速くてすごい」と思う存在であった。そんな!! 宇野さんから見て!! 私は仕事してる方らしい!! まじですか!!
というような出来事があり、週明けて「そういえばなぜ自分はこんなに本を出しているのだろうか」と今更ふと考えていたのである。タイトルまで辿り着きました。
この問い、実はあんまり深く考えたことがなかった。ていうかなんとなく好きな作家が多作だから(恩田陸や村上春樹や安野モヨコや山岸凉子)、ちょっとそれに憧れてる、くらいのテンションでしか考えてこなかった。
なぜたくさん本を出したいと思うのか。
というか、本を出すことの面白さはどこにあるのか?
はっきり言って、文章で発信するだけならnoteやブログやTwitterで良い。お金を稼ぐのもnoteで良いだろう。
でも私は本を出す、というか、本一冊をつくる、ことの面白さがあると思っている。
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いつもありがとうございます。たくさん本を読んでたくさんいい文章をお届けできるよう精進します!