「カウンセリングからの卒業」 オバケ屋敷、神さま屋敷 第8話
新築の「オバケ屋敷」から築50年の借家にすべり込み、またムリしちゃいましたがそこから引っ越しをしました。
ここに住んで、50歳にして運命が大きく変わったのです…。
イラストエッセイ本編
自然いっぱいだけどなぜか不快害虫はあまり出ない家
現在の住まいであるそこに住んでもう更新は2回して5年めです。
築年数的には40年オーバーでしたが、もともとファミリー用の注文住宅だったと思われ、使い勝手のいい間取りでした。
大家さんがDIYお好きな方で、手作り感あってセンスよくリフォームされている物件でした。
まぁそれなりに古いので雨漏りやガス器具の寿命などはありましたが…。
安かったのはおそらく、奥まった立地と「駐車場がない」からでしょうかね。なので駐車場は別の場所に借りていました。
都会とはいえない、農地の多い片田舎で車がない生活はあり得ないはずですが、おそらく一帯が開発されたのが1980年代ですから自家用車も今ほど普及していなかったのかもしれません。
そしていちばんの決め手となったのは、神社に続く森が窓からの借景になっていて、空気がとてもよかったことです。
朝なんか森の木越しに朝陽がのぼってくるのがなんとも神々しい眺めで、野鳥の声で目が覚めます。
ハグロトンボは初めて見たときビックリしましたし、アオバズクの「ほっほー」という声もそれまで聴いたことがありませんでしたが、今は彼らの気配があると安心します。
ただひとつ、いろんな初体験の中でもいちばんビックリしたのは「クツワムシ」です。
すごい大きな音で「カタカタカタカタ…」と、高橋名人(古い)がカスタネットを連打しているように鳴きます。
エアコンの室外機に異物が挟まったのかと思いました(汗)。
お婆さんが鎮座する家
実はこの物件に辿り着くまえに、何件か予算内でピックアップした物件を、M先生に視て頂いてたのです。
その中に、
「仏間にお婆さんが鎮座してるからやめたほうがいい」
…と言われた物件がありました。
そのお婆さんは今でもここは自分の家、と思って居座り続けているらしく、彼女の気に入らない人が住むと頭痛や鬱になるよ、とのことでした。
その家、キッチンが広くて造り付けの食器棚が立派でダストシュートまであり、リビングも広くて気に入ったんですよね。
「除霊してもらって住むって方法は…?」
と相談しましたが…あとから知ったんですが除霊・浄霊というのは霊能者も命がけなんで請けない人もいるようです。
「わざわざそんなことをする理由がありませんよ。広くて安いはたいていオバケつきです」
…とおっしゃっていたので諦めました。
その物件はその後すぐ入居者が決まったようです。
閉所恐怖症!?
ちなみに焦げ猫は閉所恐怖症みたいなものがあり(実は高所恐怖症も確実にあります)、贅沢かもしれませんが団地などの狭い家・高層階が苦手なのです。何から逃げるのかわかりませんが、「逃げ場がない」ような気がしてなぜかイヤなのです。
自動車も小さい車が怖い…。
それと、団地で育ったので「地に足のついた」場所に憧れがあり、アパートでも1階ばかり探していました。
なので今回も、「古くていいから安くて、テラスハウスか一軒家で水回りだけでもキレイな物件」を探していました。
もう、水回り以外もキレイでバッチリの物件でした。
カウンセリングからの卒業とは
お世話になっていた霊能者さんに、
「これからは自分で決めていけますよ」
…と言われ、覚悟を決めた焦げ猫ですが。
いい家に住めてもすぐには運気が定まりませんでした。
「ああ〜もう先生には聞けないんだな」と、結構葛藤しましたよ。
でも、オバケ屋敷〜2軒目の家に住んでた頃は全く働かなかった「カン」が人並みに働くようになったのもこの頃からです。
霊感というほどではないのですが、
「なんとなくここはイヤだな」「この人には近づかない方がいいかな」などがわかるようになりました。
その後も紆余曲折あって、不思議な体験もしますので、まだまだ続きを読んで頂ければ幸いです。
次のお話はこちら↓
この前のお話はこちら↓
「オバケ屋敷、神さま屋敷」マガジンはこちらです↓
皆さんのリアクションはすべて嬉しいので、サポートでなくてもスキやフォローお待ちしております(*^^*) もしサポートいただけたら、作画の参考に今トラックのミニカーの購入を検討してるのでそこに充てさせて頂こうと思っております。 どうぞよろしくお願いします(^^)