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野菜に興味を持つといろいろ生活がかわったということ。
日々の生活には、贅沢はできないけれど。
私は少しこだわっていることがあります。それは、食べるモノです。
無農薬野菜、減農薬野菜、自然農法野菜、オーガニック…それらの野菜をできるかぎり口にするようにしています。
本気で農家を目指した時期もあった…
2016年。
県の農業研修に参加するため面接を受け、見事合格。
その年の春から本格的に「農業」を学ぶことになりました。
植物の育て方はもちろん、野菜の売り方、PRの仕方…会計に至るまで事細かな研修でした。その中には、数か月間農家で実習を受けることもありました。
私が選んだのは「無農薬」で野菜を栽培している農家さん。6ヵ月の内2か月は若い農家さんの所へ、残りの4ヵ月でおばあちゃんグループがやっている農家さんへ。
野菜は、手をかけすぎても上手く育たない…子育てのような教えをおばあちゃん社長から学びました。見守って、必要なモノが何か考えて与え過ぎないようにする。不格好だけど、味が濃い野菜たち。
娘の目もキラキラに。料理することに夢中になった
「将来はコックさんになりたい」これが娘の保育園からの夢です。
そんなある日、知り合いから「子どもクッキング教室」があることを教えてもらいました。毎年、人気で抽選のその教室。娘の熱意が伝わり…当選。
初めて鰹節と昆布から取った出しで作った味噌汁と土鍋で炊いたご飯。シンプルだけど、味がしっかりしていておいしかったです。
初めてのおせちに挑戦
料理教室では、ひとつのテーブルに子どもが4人。ボランティアの大人が2人配置されます。
親子が同じテーブルになることはなく、娘は他のお友達のお母さんが見てくれます。私は、他の子の手伝いをします。
子どもは親が遠くにいても直接手を出してこないので…のびのび料理にチャレンジします。親は、気にしながらも子どもに口出しせずに見守ることができます。
1ヵ月に1度のペースで、1年間通いました。
終盤の12月。いつものおかずの数より多い「おせち」にチャレンジしました。私もおせちは作ったことがなく、良い経験になりました。おせちの在り方や意味、願いを聴いて…娘も真剣に作っていました。
年月は経っても…「食」へのこだわりは変わらず
農家修行をして、畑を借り…栽培も販売もしました。もちろん、無農薬野菜の栽培です。
「子育てをしながら…畑で野菜を育てる」それは、理想でした。理想以上に現実が厳しく、農家になることを断念。その代わりに、冬の仕事として進めていたライターの仕事が本業になりました。
今でも、その頃にお付き合いがあった農家さんや仲卸の方と繋がりがあります。旬の野菜を口にすることの大切さや、野菜を作ることの大変さを理解しながら、口できる幸せを感じています。
エグミや苦味がない野菜が増えました。でも、野菜本来の良さを消してしまったようで。スーパーに並んだ同じ形の人参やきゅうり。
キュウリは成長と共に曲がりますし…。他っておくと巨大化します。人参は、ごつごつしていることもあるんです。スーパーに並んでいるのは、みんな優等生で美人やハンサムさんばかり。
野菜は出来過ぎると値段が安くなる…農家さんは、値段を上げなるために野菜をある程度処分してしまうこともあります。
規定に沿った野菜を作るために、いろいろな農薬を使う事もあります。これは、国が認めたものだから。体に影響がない…と。だけど。やっぱり。作る側を知っていると、時々ゾッとするんです。
農薬は、その時にはOKが出ていても、次の年には禁止になったりします。そういうものだということです。
時々、畑のお手伝いや料理のお手伝いをしながら…
もっと、多くの人に「食べることの大切さ」を伝えたいと。