仮想通貨バブル崩壊がはじまる 第8回今週の相場予想・相次ぐハッキング・テザーの会計証明書
こんにちは。
次の下落は350万目指します。を追記(12月5日22時半)しました。
今週の相場予想
ビットコインが大幅下落、一度は480万をつけ再度上昇しています。金曜日までの週足も弱かったですね。
しかし大幅下落後なので月曜日火曜日は上下ひげの長い実体の短い陽線がでますが水曜日からまた陰線が出はじめるのではないかと予想しています。
11月20日の記事下におきますね。暴落開始予定日は12月3日前後1週間としていました。ツイッターでは12月6日と修正していましたので日付はずばり当てまでは無理でしたね。しかしこれは暴落の初動です。
今回の下落で停止された取引所は5つ報告がありました。
上記とkucoinだそうです。すべて海外取引所ですが、どのくらいの時間の停止だったのかわかりませんが普通に取引停止になる可能性があることは理解しておく必要があります。
相次ぐハッキング
今週は3件の大きなハッキングのニュースがありました。
MonoXへのサイバー攻撃とBadgerDAOへのフロントエンド攻撃により、それぞれ3,100万ドルと1億2,000万ドルの損失が発生しました。
BadgerDAOのほうは被害が大きいですね。
イーサリアムDeFi上でのビットコイン運用にフォーカスしたイールドアグリゲータの「Badger DAO」が、10億円以上のイーサリアム上のビットコインや、DIGG、CVXやCRVがハッキングされて不正に引き出さたことを発表。
上記記事では10億円とありますが、最新情報では1億2,000万ドルですから総額112億円を超えとされています。
続いてBitMartです。
BitMartのほうはセキュリティ研究者による報告なのでこれから詳細な報告がされるでしょう。
セルシウスの取り付け騒ぎになる可能性
Badger DAOのほうですが、少し騒ぎになる可能性もあるかもしれない、と思い記事にしておきます。
Badger DAOはハッキングにあったことを認めてエンジニアが現在調査をしており、さらなる被害を防止するためにすべてのスマートコントラクトを一時的に停止しています。
このハック被害の中で一番大きな被害となっていた約900BTC時価約56億円を失ったユーザーとしてセルシウスではないかと疑われていました
セルシウス(CEL)はビットコインやイーサリアムを預け入れることで金利を得ることができるBlockFiと同様の仮想通貨レンディング企業だ。セルシウスはレンディングをしている顧客やクライアントは被害にあってないと主張しており、安全であるという。約900BTCをBadger DAOで盗まれたのはセルシウスがイーサリアム上でビットコインを運用していたDeFiウォレットであり、これらの損失はユーザーが負うものではないとしている。
こちらセルシウスという企業は顧客が損失を負うものではない、と発表しています。
ただしこの企業少々いわくつきの会社なのです。詳細を書くと本一冊書けてしまうぐらいおもしろいのですが、問題になるかもしれない点だけ書きますね。
セルシウスという企業の場合、顧客から預かった資金は全部セルシウスのものにいったんなってしまう、ということです。
日本の仮想通貨取引所はユーザーから預かったお金は、取引所保有のお金とは区別して保管しています。また仮想通貨も同様にユーザー所有と取引所所有は別です。
ですのでセルシウスがハッキングによる被害を受けたのは自社だけだといっても、顧客資産がすでに混ぜ混ぜされてますので本当に顧客の資産が戻ってくるのか、という疑問が出てきます。
セルシウスは、Badgerプラットフォームが不正な資金の引き出しの攻撃を受けたことを認識しました。コアCelsiusプラットフォームでは攻撃は発生しませんでした。 Celsiusクライアントとユーザー資産は影響を受けませんでした。 (1/5)
この声明は、見た目ほど安心できるものではありません。 Celsiusの預金および担保資産は、「クライアントおよびユーザーの資産」ではなく、Celsiusの負債です。Celsiusが損失を吸収するのに十分な資本を持っていない限り、これらの負債は影響を受けなければなりません。
セルシウスはこのハッキングを吸収できるだけの十分な資本は既にないとみられています。ですので取り付け騒ぎになる可能性があるのではないか、と一部心配されています。
このセルシウスはレンディングと日本の消費者金融のようなこともやっています。現金が必要な人に仮想通貨を預けてもらえれば金利をつけてお金を貸します、みたいなサービスです。
このビットコインを預け借金をした人は借金をきれいに返さないと、預けた仮想通貨が戻ってくることはない、とみられています。ですので現金化は遅れそうですが遅くなって無事換金できるかわかりません。
またZerohedgeによると今回の下落で26億ドルの仮想通貨が清算されたそうです。
相次ぐハッキングと今回と今後も続く暴落で取引所から現金にする顧客が増えるでしょう。しかし各取引所は引き出しのために手元にある現金はわずかです。
現金に戻すまでが利益です。
テザーの会計証明書
テザーは12月3日にアテステーション(会計証明書)を提出しました。9月30日の分です。暴落王子は金融業界の仕事はしてませんのでアテステーションが業界でどう呼ばれているのかわからないので、会計証明書としておきます。やはり監査は受けられないのでしょう。
実はこれは監査ではありません。簡単にいうと、会社に100万円あります、その100万円がどこからどう生まれたのかを確認するのが監査です。
ですのでこれは監査ではなく会計証明書です。
で、この会計証明書がケイマンの一人従業員の会社で発行されたものです。70億ドル企業としてありえませんが。上のツイートされたフレディさんに下のコメントをいただきましたので記念に載せておきます。
テザーの自己資本比率は0.21%。でもこれ監査なしですからね。もっと低い可能性もあります。
下にケイマンひとり企業によるテザーの会計証明書置いておきます。
テザーは安全でないのでコマーシャルペーパーを49%から44%に減らしたそうです。テザーの持っているコマーシャルペーパーの企業がいくつかあるらしいのですが、そのうちのひとつが恒大集団とみられています。監査を受けていないので実態がわかりません。
恒大集団の2億6千万米ドルの保証債務の履行ができないことを示した内部資料が流出しています。債務は海外から切り捨てられるとみられていますので、テザーのこの恒大集団のコマーシャルペーパーはだめだろうと。
ですがもしこの恒大集団のコマーシャルペーパーがだめになった場合、テザーのみならず、銀行等全世界金融に波紋を及ぼすといわれています。もう大きすぎてどこがどうなるか誰もわからないといわれています。もちろん株式市場にも影響があるでしょう。
株式市場の暴落も近いですので注意が必要です。米テック系の下落が目立ちました。ビットコインは米テック系企業の株価と連動しています。株式市場についても近いうちに記事にする予定です。
気になったツイートを紹介
最後に気になったツイートを紹介します。実は海外取引所のHuobiでは今回の下落で29Kをつけたそうです。
この方は26Kのロングで指して待ってた猛者ですが刺さらなかったと。で、これは暴落王子の占いなのですが、これは中国の大口有力者がこの騒動に乗っかって清算したのではないかとみています。
中国では仮想通貨は禁止となっていますが、こっそり仮想通貨投資を行っている人はいると思います。噂では中国政府は仮想通貨を持っている個人情報すべて把握しているといわれています。
大口がいつか取り上げられそうな気もするので観念して現金化したのではないかと。恒大集団の債務不履行がもし本当だとしたら政府も本気で仮想通貨の取り立てか没収かをするような気がします。ビットコイン歴長い人多そうですからね。まあこれはただの妄想ですが。
今回はHuobiだけですがこの手の謎の暴落はどの取引所で起こるかわかりません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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