ICUC-128_2022.9.25【風天小蓄と終わらないムーンライダーズ】ICUC知的好奇心向上委員会
【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee !
角田陽一郎128「風天小蓄と終わらないムーンライダーズ」ICUC知的好奇心向上委員会
動画の内容(+文字起こしメモ&感想)
締め切りと鳩
おはようございます。知的好奇心向上委員会でございます。バラエティプロデューサー角田陽一郎と申します。みなさんいかがお過ごしでしょうか。台風、雨、すごかったですね。なんか雨が大変なところはね、大丈夫か心配ですけども。先週もね、雨の中配信したと思うんですけど。今はね、すんごい、本当にこれ秋晴れって言っていいんですかね?暑くもなく、もうクーラーなど付けずに窓を開けて心地よい風が入って来ている中で、今ちょっとね、1個締切…今月末締切の文章があったので、それをなんとか書き終わって。4000字から8000字って言われてんだけど、3700字しかないんだけど(笑) もう!もう、そんな事どうでもいいかと思って3700字で送っちゃったんですけどね。先方が求めているものになってるか?すごい不安なんですけども。まあそれでもいいや!と思って今原稿書き終わったんで、明日、新月、なんですね。新月なんで、今度新月のメルマガを書こうかなーと思う間にちょっとこのICUCで喋ってみようかなーなんて思ってライブ配信始めております。よろしくお願いいたします。
今日、タイトルはね、【風天小蓄と終わらないムーンライダーズ】ってタイトルにしたんですけど。なんかね、ちょっとね、僕の中で気付いた事があったんで。まあ…まあちょろちょろって話そうかなーと思ってます。
どこから話そうかなー。ぅあ!!…今、目の前に鳩が止まってる…(笑) 今鳩と目が合っちゃった(笑) いやだからドッキリしちゃって。あ!ほら!鳩の鳴き声聞こえます?ああ、これ拾ってんのかな?マイクで。分かんないですけど。鳩さんが目の前にいて、平和の象徴ですからね。うん、平和だといいですね、はい。
僕と易
風天小蓄(ふうてんしょうちく)の話から先にしようと思うんですけど。風天小蓄って何かって言うと、八卦。易経であると思うんですけど。易経の中で八卦っていうのがあってですね、それを僕はいつも占ってるんです。占うって言ってもコインを6枚使ってその6枚を手の中でジャカジャカジャカジャカーッってやってみて。で、それで──コイン6枚って言ってもあれか。10円玉5枚と100円玉1枚。まあだからどっちでもいいんだけど。要は同じもの5種類と違うもの1種類で手の中でかき混ぜて、それを縦に並べると、裏と面が出ますよね。それで裏と面のパターンで表だと陽、裏だと陰ということで占ってるわけです。
で、これいつも、結構ね、迷った時とかに易やってるんですけど。この知的好奇心向上委員会で喋ったかな?そもそも易に興味を持ったのって占いというより、う~んと、あの、ほら、ブレードランナーの原作者、K・ディックの「高い城の男」という小説がべらぼうに面白いっていうから読んでみたらまあ面白かったんですけど。その中で「高い城の男」ってあれなんですよね、第二次世界大戦で日本がアメリカに勝ったという架空の世界の中で、実はアメリカが勝っていたらっていう架空の小説を書いている男が、そんな事を書くと日本政府に怒られちゃうから、高い城の中で隠れてるっていう話なんですけどね。すごい面白いんですけど。その中で日本が占領している西海岸、アメリカ西海岸では易が流行っていて。何事をやるのも易で占うんですよ。
っていうのがあって。結構細かくね、この易が出た時はこんな感じだから、じゃあ今日はなんかこの活動をしようとかしないとかね。そういう事をやってる描写があって面白いなーと思って調べたら、コインとかで占えますよって言うから…、もうそれも10年前ぐらいかな?それぐらいから結構占ったりしてます。
あともう1個はあれですね。僕「カテゴライズド」っていう…あるかな?えーっと…「人間関係分析学カテゴライズド」っていうものをですね、これ実は僕1番最初に書いた本はこれなんですけど。だから実は占いの本を一番最初に書いてるんですけど。これって3つの質問に答えると、3つの質問はYES/NOだから、つまり3か乗でしょ?3か乗になってるからそれを2の3乗だから8パターン。人間を8パターンに占うっていうカテゴライズドっていうのを思いついたんですけど。これってその後八卦のことを知ると八卦とすごいリンクするよなーなんて思ってたりします。
あ!そうそう。最近ですね、月陰陽陽(ツキカゲヒュウヒュウ)さんっていう占い師の方がね──僕、昔から知り合いだったんですけど。占いTVっていうのをザッパラスさんとやってる時にね、ちょうど知り合った占い師の方で。月陰陽陽さんって方がいらっしゃって。その方は八卦の占いをやってるんですけど。その方が僕のカテゴライズドっていうこの本をすっごい面白がってくれて。この本と占い、八卦を組んで「三問八卦占い」3問ってのは3つの問う、で、八卦。
ちなみに八卦って「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ですけど。その八卦を掛けて「3問八卦占い」ってのを考案して頂いて。それ使ってもいいですか?カテゴライズド──って言うから、いや是非ぜひ!この売り上げになるなら…みたいな感じなので。その月陰陽陽さんって方がね、今「3問八卦占い」ってのを始めておりますね。
まあそれはいいんですけど。って事で、僕もそういう感じで八卦を時々占ったりしてるわけです。で、占ってですね、時々といいながら最近迷ってる事とかあるんで、もう9月になってからも3、4回占っちゃってるんですけど。そしたらまさに昨日占った結果が今日のタイトルである風天小蓄。フウは風、ショウが小さい、…え?フウは風、テンは天、チョウは小さい、チクは家畜の畜、で風天小蓄っていう卦が出たんですね。で、それが64パターンでどの卦が出てもそれぞれ…。そうすると僕なんかは風天小蓄っていうのを検索するとだいたい色んな占い師の方が書いて下さってるし。そもそもね、僕は易経の本を持ってるんですけど。こういう易経の本とかでそのページを見ると書いてあるんで。まあそういうのを占ったりしております。はい。
で、それで占うって言うか…占うというとなんか予言するみたいな感じでしょうけど。僕はむしろ予言と言ってもあっちのキリストやマホメットの方の預言。郵便預金の預の方の預言。預言の方だと思ってて。それが当たるか当たらないかというより、そのとき頂いた言葉が自分の中でどういう様な科学反応というかね、が、あるかなーなんて事をいつも気にしてます。
だからこういう自分の状況の時にそう言う言葉をね、頂けると「おおぉ」と思ったりとか。星占いの石井ゆかりさんとかの言葉も、石井ゆかりさんが言っていることが当たってる!とかじゃなくて。石井ゆかりさんの言葉を今僕が受けた、受けた僕はどう科学反応するか?みたいなことを気にしたりしてます。
風天小蓄
で、昨日、風天小蓄だったんですよ。うん、まあそれはそれでいいんですけど。これが──僕ね、そもそもこの八卦ををね、じゃあその「高い城の男」を知ってから初めてやろうと思ったのって、これ言ったっけな?ICUCで。初めてやってみたんですよ。で、やってみたら全部表になったんですよ。で、全部表って64個の八卦の中で1番なんですよ。1番最初にやった時に1番だったっていう。これから始まるじゃん!みたいな感じがしたんで、もうなんか打ちのめされちゃったんですよね。全部表なんて出る確率って…まあ、確率だから6分の1かける6、6乗ですけど。すげぇなーって思ったことがあるんですよね。
で、そんな感じでの──で、風天小蓄で6枚で陰と陽で出るんですけど。さっき1枚だけ、僕の場合だと10円玉5枚と100円玉1枚なんで、1枚だけ違うものを使ってて。それは何かというと、あなたがその6爻のうち、下から1、2、3、4、5、6なんですね。初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻って言うんですけど。あなたは今どの位置にいますか?と。その卦の中でのどこに位置しますか?ってのをその100円玉の方で示してるわけなんです。
そしたら、その風天小蓄で僕は上爻、一番上だったんですよ。で、上爻ってのはもうその卦が間も無く終わるっていう卦なんですよね。うん。だから僕がいま風天小蓄なんだけど、風天小蓄ってのが間もなく終わるんだっていう様な占いになるわけですよ。
で、それでね。僕はなんでこういう風に喋ってるかって言うと。9月に3回ぐらい占ったって言ったと思うんですけど。本当にメモったんですけど。ここ3回ですね…4回だ!ここ4回、つまり9月に占ったやつ、もうね、みんなね、上爻なんですよ。全部終わりなんです。だからある日に占ったやつはこの卦が出た…山雷頤ってのが出たんだけど、それも上爻だし。その後出た火雷噬嗑ってやつも上爻だし。その後でた山水蒙ってのも上爻だし。だから僕はなんか──でね、またその前とかは結構ね、初爻とかが出てたこともあるんですけど、今回は本当に上爻ばっかが連チャンで出てて。ああ、なんか俺終わってく…、なんか、死んでくのかな(笑) なんて。何かが終わっていくのかなーなんて思ってて。でもなんか気分が滅入ってる時ってそういう風に思うじゃないですか。だからなんかね、正直そういう様な思いもあったんですよね。
で、あってね、なんかもう終わっていくのかなぁー…とか思ってた時に、昨日出た風天小蓄っていうのは、その一個小さいことでこだわっていた、こだわっていたと言うと良いことだけど、1個小さいことがなんかこう…わだかまりになっていて。なかなか進まなかった。それが小蓄なんですけど。それがね、あなたがやりたい事をちょっとだけ邪魔しているみたいな事が出ているのが風天小蓄なんですけど、それが終わるって事なんですね。
うん。つまり、その易から見立てるとですね、「もうすぐ起こる。止めている力はほんの僅か。」って書いてあって。その「もうすぐ起こる。止めている力はほんの僅か。」なんだっていうことが終わるって事だから、もうすぐあるものから解放されるのではないかな?っていうことをすごく思ったわけです。またあるページを見てたらですね。──だからそれも僕はあれですね、風天小蓄ってのが自分でまず占ってみて出てきたら、それで風天小蓄で検索すると色んな人が書いてるんで。色んな人が書いてるページのどこかを読んだりとかして、ああそういう事なんだって思ったりするんですけど。だからその言葉を無闇に信じるとか信じないとかより、僕はその言葉をどう拾ってきたか?みたいな事なんですけどね。そしたら、あるところにね、「全てには時がある。心を安らかにしてそっとしておくことである。」と。「そうすると間も無く終わる。」っていう事が書いてあって。はぁーっ!そうなんだ!と思ったんです。
そうすると確かにね、なんかここ…うーん、だからここ2年ぐらいは根源的な悩みみたいなものを悩んでた様な気がするんだけど、本当にここ1ヶ月くらいはね、なんかね、すごい小さいことにこだわってて。うーん、この前の、先週の寿司特でも話しましたけど、なんかお金のやり取りみたいな事とか。なんかね、本当に大したものじゃないんですよ。大したものじゃないってのはお金で言うと金額的にもね、みたいな。…事とか。うん、だからまさに、何て言うんだろう、大局じゃなくて人事、人の事って書いて人事って言うかね。うん、だからそういう様な事ですっごい迷ってると言うか悩んでるみたいな事がすごくあったんだけど。あ!それがこの風天小蓄の言っている止めている些細なことなのかなーなんて思ったりすると、そっか、そういう物をあえて解決するとかそういう事でもなくて。「全てには時がある。心を安らかにして…」って言ってるから、なんか放っとけばいつの間にか消えていくのかなーなんて思ってたら、なんか消えていってる感覚がすごいするんですよね。
moooonriders
で、まあそんな事を思いながら昨日は台風の中、三軒茶屋、三茶にある昭和女子大学。昭和女子大学はね、僕は毎年講義させて頂いてるんだけど。だから久しぶりに講義じゃなくて人見記念講堂に行ってきましたけど。人見記念講堂、僕いつだっけ…?学生時代かなんかにね、有村さん、有村有美さんだっけ?あれ?名前間違えてたら嫌だな…のライブ観に行ったなー、学園祭に。あとその後、ゴンチチっていうね、ギターデュオのライブを観に行ったことがあって。それ以来だなーなんて思いながら人見記念講堂行ってきたら、改装されたのかすごい綺麗な、観やすい会場になってましたけどね。そこでムンライダーズ、僕が敬愛するムーンライダーズの3月に出たアルバム…あれ?4月だったっけ?つまり半年近く前に出たアルバムのレコ発ライブを。本当はその時期にやろうと思ったんだけどちょっと色々、メンバーのね、白井明朗さんの後病気とかと重なって制作が遅れたものだから、ちょっと延期したーみたいな話があったりして。と言いながら野音でやったりとか、Billboard東京でライブあったりとか。ムーンライダーズ勢力的にライブを演られてるんだけど。そのレコ発ライブはね、あったわけです、昨日。で、まあ行ってきたわけですよ。
でね。その風天小蓄は終わるんだなーなんて思いながら車で運転しながらね、雨の中を三茶に向かってる時に、なんかね、小さいわだかまりが無くなるってことの──、それはだから僕の中のプライベートな話もあるけど、1個ね、ムンライダーズでちょっと気づいた事があるというかね。厳密に言うとそれでそのままステージで観てて、ムンライダーズのパフォーマンスを観てて思ったんだけど。
今回で言うとですね、メンバーは元々6人なんですけど。その内のかしぶち哲郎さんって方が、ドラムのね、もう10年になる?9年?8年?ぐらい前にお亡くなりになって。で、そこから今は夏秋文尚さんって方が新たなメンバーに入って6名でやってるんだけども。去年ぐらいのライブからはスカートっていうバンドのね澤部さん。太っちょの澤部さんと、キーボーディストの佐藤優さんって方がサポートで入ってるんですよ。
うん。で、そんな中、今度はキーボードの岡田徹さんって方が足を怪我されて車椅子になっちゃって。なかなかライブに出れなかったりしたりとか、出ても万全とキーボードが弾けないものだから、サポートでね、澤部さんと佐藤さんが入ってるわけですよ。そうするとね、やっぱりあの2人はめちゃくちゃ才能があるからかも知れないけど、音に厚みが出て、なんかムーンライダーズがどんどんカッコ良くなってるなーなんて思ったりしてたわけです。
で、思ってる中、今年の春にニューアルバムが出て。で、ニューアルバムが『It's the moooonriders』って出て。ムーンライダーズのムーンってのは、ムーンって月だから”moon”なんですけど。そのアルバムは”o”が4つあるんですよ、”moooon”riders。で、その”o”が2つあるのは、後でこじつけだって言ってましたけど、リーダーの鈴木慶一さん曰く。澤部さんと佐藤さんが2つ入ったから”o”なんだみたいな話をしてて。へぇ~なんて思いながら。ライブはすごい厚みがあるなーなんて思いながら。
僕のラジオMCやってるシズニン、seasoningっていうね、JFNのラジオにゲストで出てもらったりしたんですね。鈴木慶一さんとベースの鈴木博文さん、慶一さんの弟さんで。2人出て頂いたりとか。その後僕が連載している集英社の「プレイボーイ」の映画のインタビューに鈴木慶一さんに出てもらったりとかして。なので、鈴木慶一さんと2回ぐらいお話しする機会があったんですね。その話は確か数ヶ月前にこのICUCでも喋ってるとは思うんですけど。
いや、それでね。その時に慶一さんが言ってたのは、今回澤部さんと佐藤さんが入って厚みが増していいなーって言うのは、そういう風にメンバーがどんどん若返っていって良いと思うんだよねって慶一さんが言ってて。うん、まあそうだなーなんて思って。だからそれを、例えばビーチボーイズなんてね、どんどん入れ替わって行って。それでバンドは存続していくものなんだよってちょっと慶一さんが興奮気味に喋られてて。ああ、そうなんだなーなんて思ったわけです。
で、それはまあ思ってたんですよ。で、ずーっと思ってたんだけど。昨日、それこそライダーズに向かって、で、今回、昨日の人見記念講堂のライブはキーボードの岡田徹さんがちょっとまだ体調が思わしくないらしいので欠席だったんです。そういう意味で言うと6名に佐藤さんと澤部さん入れて2名で8名なんだけど。8名に今回は岡田さんいなかったから7名でのライブだったんですね。あ!ちなみにホーンセクションの3名が入ったんで都合10名でしたけどね。尚且つスペシャルゲストのDaokoさんが入ってきたから結果女性ボーカルが1人入ったりというとこもありましたけど。
初まりよりも終わらない感じ
まあそんな感じで岡田さんがいないんだよなーなんて思ったんだけど。まあ、演奏は素晴らしいしカッコいいなーと思った時に、こんな感じで──こんな感じでと言うと、これ…だから、言葉を選んで言わないとすごいあれなんだけども、もうファンだから言っちゃうけども、まあ僕らより年上の方々なんで、僕も途中で死んじゃうかも知れないけど、もしかしたらどんどんこう亡くなっていく事ってあったりするだろうなーなんて思った時に、また新しい方が入ればいいじゃんって、ちょっと思っちゃったんですね。
これってだから嫌な意味じゃなくて。ムンライダーズというものってのは、そう考えるとなんかムーンライダーズが活動休止を言ったのって2011年なんですね。ちょうど震災があった年に「Ciao!」ってアルバムを出してそのまま活動を、無期限活動休止って言って。僕そのニュースを見た時にすんごいショックだったんですよ、今から11年前ですね。ああもうムーンライダーズ観られないんだって思ってすごいショックで。で、僕は1986年からずっとファンなんだけど、1986年ってムーンライダーズ10周年だったんだけど。そこで10周年アルバムとかを聞いて打ちのめされてファンになっちゃったんだけど。そこから5年間活動休止してたりとかしてとか(笑) で、5年後に活動休止の後に出たニューアルバムの名前が「最後の晩餐」ってアルバムだったりとか(笑) もうそれで最後って言ってたりとか。ムーンライダーズって僕の中ではね、もう辞めちゃうんじゃないかって言うか。いつももう終わっちゃうじゃないかみたいな。ニューアルバム出してもそれが最後なんじゃないかっていつもいつも終わりを意識させられてきたバンドだったんですよ。うん。
で、そんな中で2011年に活動休止を聞いてすっごいショックを受けて。で、その後数年後にドラムのかしぶち哲郎さんが亡くなったっていう事を聞いて、さらにものすごい衝撃というかショックを受けて。でね、その後2016年とかに活動休止の休止で一時ツアーする時とかに僕はちょうどTBSを辞めた年なので、ツアーにカメラ持ちながら同行したりさせて頂いたんですね。その時に次の僕が、なんかこうちょっと飲みながらね、マネージャーさんとかと話してる時に、ドキュメンタリーとか作るんであるならば、僕はコンセプトとしては「欠けた満月」っていうコンセプトを出してたりしてたんです。つまり6人のうち、6人が揃えば満月なんだけど、もうかしぶちさんが亡くなっちゃったら5人。ってことは満月は永遠に満月にならない。つまり「欠けた満月」なんだってコンセプトはどうでしょう?みたいな話をしてたんだけど。
その後ね、夏秋さんが入ったりとか。それこそ澤部さんとか佐藤さんとかがサポートでやって。むしろ音が豊かになっていったりしてたりすると、「欠けた満月」…だからこの6人のバンドなんだ!って思ってる事って実はファンとしておこがましいだけであって。実はムーンライダーズって、何て言うんだろう、そういう風にずーっと続く物なんじゃないかなって、ちょっと思っちゃったんです。うん。
だから整理すると。ムーンライダーズと出会ってからずーっと死を意識させられると言うか、終わりをずーっと…。そもそも鈴木慶一さんとね、高橋幸宏さんがやっているビートニクスっていうユニットもイグジステンタリズム(existentialism)っていう、つまり実存主義のexistから”s”を取ったexitで出口主義っていうのを考えてる。出口ってのはだからまあ死でもあり脱出って意味だと思うんだけと。というのを考えるから、たぶん鈴木慶一さんのコンセプトの中にそういうのがすごいあるんだと思うんだけど。すごいこう…出口というか終わりみたいなものをずーっと、ずーっと、ずーっと気にしてきてたんだけど。それこそ今回のニューアルバムがこの春に出た時に、僕は「始まりしか感じない」って話を慶一さんに言ったら、慶一さん喜んでくれてね。「そう角田さんに言っていただけて、それがまた僕に影響するよ。」みたいなこと言われて、すごい嬉しかったんだけど。そういう様に終わりしか感じないバンドに始まりを初めて感じたアルバムが今回の『It's the moooonriders』だっただけど。昨日のライブを観た時に、初まりを感じたより、さらに終わらないんじゃないか?って。ずっと終わらないんじゃないかって感じたんですよね、昨日のライブを観てて。
ずっと終わらない──。うん。極論すれば今元々のメンバーが全員亡くなっちゃっても、その間にどんどん入れ替わってて。なんなら澤部さんがボーカルになってたりしてて。でもムンライダーズって生き続けるじゃんって思ったら、なんかずーっとずーっとね、続くじゃんって思った時に、僕がなんか8月…8月じゃないや、1986年、16歳からムーンライダーズを知って、ずーっと終わりというもの、出口というものにある意味憧憬というか憧れを感じながらも、いつか終わってしまうんじゃないか?いつかは別れてしまうんじゃないか?っていう寂しさって言うか、悲しさと言うか。お別れみたいなものに対する根本的な恐怖、寂しさ、寂寞感みたいなものをずーっとずーっと感じてたんだけど。昨日ライブを観てた瞬間に少なくとも僕の方が先に終わるなってちょっと思ったんですよ(笑) だって澤部さんとかまだ30代だしね。全然僕なんかより下なわけだからさ。
だから、なんか今度澤部さんに会って話す機会が…1回ご挨拶したことあるんだけど、あれでしたら、もう「続けてください。ずーっと。僕が死ぬまで。」って言っちゃおうかなーなんて思ったんだけど。
つまりずーっと死というか、ずーっと終わるってことを意識して僕は16歳からこの52歳まで生きて来てたんだけど。昨日ムーンライダーズを観た時に「あ、終わらないんじゃん。」って初めて思たっていうのって、なんか…なんかね、すごいすぅっと安心感みたいなものが僕の中で出て来たんですよね。
ボクハナク
で、それってまさにね、さっきの八卦の話に戻るとね。風天小畜が出たのは昼間だったんですよ。昼間、ここのまさにテーブルのところでコインでガチャガチャガチャガチャッてやってみたら風天小畜で。で、その小さいわだかまりみたいなものが終わるって言ってたのは、一方でそういうね、人事なのか、金なのか、そういうすごい…まさに些細な事で自分はこだわってることが終わるんだなーって思いながらも、実は僕の頭の片隅にあった、なんか自分が好きなものを失ってしまうんじゃないかっていう感覚みたいなもの。それが終わったのかなって。昨日ライブ行く過程になんか思ってて。で、ライブでパフォーマンスを観ている時に──1曲目は「monorail」っていう曲なんですけどね。ニューアルバムの1曲目の曲を。ちなみにそれって逆再生?逆回転?でボーカルやってるから、ボーカルが全然何言ってるか分からないっていう(笑) またそれが1曲目にあるって、またすげぇことをムーンライダーズはやってるんですけど。その曲の逆回転じゃないバージョンを初めて聞かさせて頂いて。あ、こういう詩なんだとちょっと感動しながらね。ま、そういうのを聞きながら2曲目にね、「ボクハナク」っていう曲をそのままベースの鈴木博文さんのボーカルで歌い始めて。で、「ボクハナク」ってのはまさにさっき言った僕が1986年にムーンライダーズが10周年で出会った「DON'T TRUST OVER THIRTY」ってアルバムに入っている、すっごい名曲なんですけど。その曲を奏でたわけですよ。その「ボクハナク」をね、聴きながらね、もう僕は泣いてしまいましたね。…みたいなね。うん、なんかこう、すごいこう…そう、ムーンライダーズを僕が好きな理由というかね、なんか悲しみ、生の悲しみみたいなものが好きだし。今も好きなんだけど。それが、なんて言うんだろう、みんながいい大人になり、なんならね、だいぶ、どんどん死に近づいて行ってる、まさに…中で、終わらないんだって思わせてくれてしまうことに「ボクハナク」と言うかね。うん、なんか悲しみに対して僕は泣くじゃなくて、あの「ボクハナク」という曲は実は嬉しさに対しての「ボクハナク」だったんだなーって事にね、すーごい気付かさせてくれて。うん、なんかそれがね、僕の中ではね、ちょっと安らかな気分になったっていう様な事なんですね。
だから…ね、風天小畜が出て、上爻ってのが、そういうのが終わるタイミングなんだっていう八卦的なね、占いが出てて。──分かんないですよ。そういう占いが出てたからそういう言葉に感化される方なのかも知れないですよね。当たった!とかじゃなくて。その言葉が出てて、僕の中でその言葉でそういう風に考えながら雨の中を車で三茶まで向かってる間に、そんな事をつらつらーって考えていて。いざライブで彼らのパフォーマンスを観た時に、あ!彼らは終わらないんだ!って思った時のこの安心感。むしろ不安感の終わりみたいなものをすごい感じたっていうのは、うん、なんかね、今日はちょっとある一つの僕の中での変化だったっていう事かも知れないですね。
はい。なんか、すごいっすね。一方的にムーンライダーズの事を話し。一方的に八卦の話を話し。あのー、月陰陽陽さんっていう話をね、さっきしましたけども。あとでこのYouTubeの方にホームページかな?とかを貼っとくので、もしよろしければ三問八卦占いでみなさんもちょっと占って頂けるとね、いいかなーなんて思いつつ。なんならこの本を(笑) 結局最後宣伝かよ!じゃないんですけど。うん、なんかみなさんも生きる変化みたいなものをそういう…まあ占いじゃなくてもいいんですけどね。なんかそういう言葉というか想いみたいなものを、出会えるといいんじゃないかなーなんて思っております。
はい。えー、そんな感じかな?今日は。うんー、そんな感じですね。はい。じゃあ今日は30秒早いけど。ちょっと早めに終わってみようと思います。ICUC知的好奇心向上委員会でございました。
文字起こし後の文字寝かし
私の天敵!鳩(笑) 鳩の巣作りは強引。鳩が育つのなんてなかなか見られないから楽しみだーなんて思っても糞害は想像以上(雛は黄色くてちょっとキモい)と聞いていたので、我が家の庭木に陣取った鳩をモップを木に差し込んで怖がらせようとしてみたものの、ボォォ~と反抗的に鳴いて動かない。モップで鳩を直接押してみても動かない。庭のど真ん中ならまだしも、道路沿いだからダメ!と木をゆさゆさ。モップの長さが足りずに触れる程度だったか…ならば明日は旦那(190cm)を投入してやるべ…と思ったものの、木を揺すったときに卵が落ちたらしく、翌日から鳩は来ず。(これ動物虐待かなー(泣) 卵があるとは知らなかったし、奴らやのは巣は小枝を幹に乗せただけだし。しかも殻は誰かが食べてくれた。)しかし、翌年から隙あらば作ろうとやってくるので、何年か戦った。鳩は種類の違う鳥の巣の卵を落として托卵するのに、どうして平和の象徴なんだか…納得いかない。
全部表の話は初耳。そんなことあったら面白くなってしまう…やったことないけどパチンコのビギナーズラック的。
10:42、なんか俺終わってく?死んでいく?何かが終わっていくのかな?」と話した直後に「フウゥゥゥゥン」と変な音が…?!民族楽器みたいな音にも聞こえるから、BGMで流してる曲の一部?なんなんだ!?
https://youtu.be/sbFqVwV-fKM?t=637
終わりを意識させられてきたバンドのファンだからか?角田陽一郎ファンだってICUC、寿司特、SNSと割と終わりを意識させられている。そこはかとなく情緒不安定、その中で易だったり海を散歩したりして得た気付きで(言方があれだけど)時々持ち直してるというか。
まあ、ファンからは想像できない裏側、人の内側はあるわけで。そこへ続けて欲しい、辞めないで欲しいも無いもんだ。それにしても敬愛する慶一さんにカメラ持ってツアーに同行出来るってなんなんだ?私はそんなこと出来るか?例えば角田さんの何かに同行する様な。これって自分のやってきた物へちゃんと自信がないと、私の気持ちとしても技術としても同行できない。
これは私が角田さん越しに見るムーンライダーズの感想だけど。慶一さんとメンバーの方々も、当時は欠けた満月だと思っていたかも知れない。でも最近になってムーンライダーズというDNAを残す道が見えて来たんじゃなかろうか?だって活動休止云々言ってた時ってムーンライダーズの年齢が60歳前後だったわけで。10周年記念の頃から考えると30代半ば~60代、今の角田さんが情緒不安定に浮き沈みしてる年代と同じと考えると、ムーンライダーズは今まで全然満月になってなくて、満月じゃない、満ることが出来ないから終わりを感じて、それを表現していたのかも知れない。でも70代に入ってバンドを残す道が見えてきて、やっと満月になったのでは?そんな風に思う。ファンである角田さんにも、ムーンライダーズのメンバーにも、あなたはまぎれもなくムーンライダーズのサポートではなくメンバーですって澤部さんや佐藤さんが思われたから、終わりはしれっと亡くなっちゃったのかも。
終わりの儚さみたいなものに惹かれるって、ちょっとだけ分かる気がする。私は「JUNK HEAD」のラストの地獄の三鬼神。天国に行けるねと信じて終わる2人と、それを見送った1人は2人は天国に行ったろうなとサラッと言う場面がそうだと思うけど。私はこの終わりを認めるけどサラッとしてる固執のない部分が好きだ。慶一さんはしっとりした終わりというか、そういうもので表現活動をしていて、しっとり系の角田さんはそこに惹かれたのかなと。本当にムーンライダーズは角田さんの前を歩いてくれる大事な存在なんだろう。プレイボーイの写真なんて、どなたかも仰ってたけど、私も親子に見えたし。
終わりばかりにこだわっていては今を生きてるのにもったいないねとも言えるけど。上手くやるには気にしない事だと言われたって、気になるものは気になる。で、ムーンライダーズも角田さんも、なんだか終わりを味わい切って、納得できたんだろう。
ふと思った。亡くなった…例えばうちの猫。写真や動画というアーカイブはしっとり系で、思い出しては笑みが溢れるのはさっぱり系。で、さっぱり系は私の中で猫たちの第二の生かな?と思った。これをRNAと言った人もいたな。彼らは今は別の形で私の中に生きていて、私は今日も彼らと話しながら生きている。寂しいし会いたいのは変わらないけど、上手く言えないけどちょっと違う感じがする。
2022/8/15 122回で角田さんの八卦の話が出て、図を作って眺めてみて。ついでに文字起こしにも乗せてみたのだけれど。
https://note.com/nyabi/n/n755957ec1c46
角田さんがあちこちで使ってくださっていて。…嗚呼、あれ、文字の並びがどうもイビツで好きじゃなかったんだけどなーなんて勝手を思っていて(笑) で、別のアプリで作り直してみた。本当はこうしてみんな同じサイズの図形の中に収めたかった。真ん中は無しに出来ないので、前回は角田さんの八卦ということで角八卦と書いてはみたけど、消した。今回は本のタイトルからTHE CATEGORIZED。角田さんが好きそうな海の青で揃えようと思ったけど、青系が9色もなく。じゃあカラフルに。もうさすがに使いどころないと思うから、THE 自己満足。