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寿司特【コトブキツカサスペシャル】04”芸能界の2020年を総括します”

 コトブキチャンネル観てます。レッドカーペットへの道は2020年2月4度目のLAの予告まで配信されてますけど、その回でコトブキさんが「映画を楽しんでるけど映画祭自体を楽しんでる」「なんの形でもいいからあのステージに登壇したいと思いましたね」って仰るんですよね。あの振り返り部分が好きなんです。自分でも知らなかった映画祭の楽しみ方を見つけた感じが。コトブキさんが俳優として映画に出演する、映画がノミネートされる、レッドカーペットを歩く、会場に入る、受賞して、アカデミー会員になって、ホテルに帰る前にインアウトバーガーを食べる。こうなって欲しいな。

映画パーソナリティのコトブキツカサとバラエティプロデューサー角田陽一郎が映画やテレビや芸能界にまつわるあんなことやこんなことをライブトークします!
第4回目のテーマ”芸能界の2020年を総括します”


角田 …本当だ、あーそうそう、じゃあ始めますよー。はい、ライブ配信を開始!はい、なん始まかっているみたいです。

寿司 始まってる?!

角田 いや、わかんない。これどっから始まりかがよく分かんないんだよね〜。

寿司 いや結構すぐ来ますよ、それは。

角田 結構来るのかなぁ。

寿司 もう来てるんじゃないですか?

角田 あの、あれ、ちょっと待ってください…あー、まだね…来てないかな。

寿司 まだ来てない、本当に。

角田 来てないでしょ?来てんのかな…

寿司 僕分かんない。来てるかどうかが。

角田 ちょっと待ってください。来てるかどうかが分かんないみたいなは話も面倒臭いですよね。

寿司 これ、アーカイブで見る人がいたら、この頭のごちゃごちゃ要らねえよー!って思っちゃいます。ホントに思いますよ、これは。

角田 要らねえよーって思いますよね。でもね。そんなもんなんですよ。

寿司 そんなもんなんですか?まあ、まあね、そこまでキッチリじゃないですから。

角田 そうそうそうそう。なんかね、なんか、だから、僕ら一応テレビとかに居た感じじゃないですか。いないけど、いた感じだから、きっちりしなきゃって思ったりもするんですよね。

寿司 まあ、でも、そうそう!だからそれを言われましたもん、ちょっと前に。ネットであの…

角田 ああ!ごめんなさい、その話の前に乾杯してもいいですか?

寿司 もう始まってんですか?始まってんの?

角田 始まってるよ!

寿司 ああ、始まってんのね。乾杯っていうか、僕レッドブルですけど。

角田 レッドブル?売れっ子だから、お酒飲んで変なこと喋っちゃったりするとやばいから?

寿司 いや、別にお酒持って来てもいいんですけど。たまたま今レッドブル開けてるだけで。

角田 まあ、いきましょう。かんぱーい!

寿司 お疲れさまです!お疲れさまでーす!乾杯でーす!

角田 僕は淡麗。キリン淡麗。プリン体ゼロですからね。

寿司 …あ、全然いいけどな。お酒持ってこようかな、じゃあ。

角田 うん。持って来てくださいよ。その間に説明しておきますから。

寿司 お酒持って来ましょうか、じゃあ。だったら最初から用意しときゃよかったよね(笑) 冷蔵庫近くにあるんで。

角田 (笑) すげー広いところに住んでるかのような言い方だけど、近くじゃん。

寿司 いやいや、ものすごい近くなんです。ものすごい近くなんです。いよっし!よし!じゃあ改めて僕もアサヒFREE。

角田 アサヒ?あ、共演NGみたいね。

寿司 アサヒのプリン体とか全部ないよーってやつ。はーい!かんぱーい!

角田 全部ないやつ!揃った(笑)

寿司 乾杯でーす!やっぱりそういうのが気になるお年頃ですからね。あぁー、レッドブル飲んだのに飲んじゃった。

角田 今日あれですよ、2020年の芸能界がテーマですから、飲みながらやっちゃうと知らないっすよ?なんかお宅の社長とかに超怒られて…

寿司 いや(笑) 事務所とか社長とか言ったら、急に縮こまりますから。それ言わない方がいいですよ。ホント当たり障りのない話で終わっちゃいますよ、それで言うならば。ただなんかやっぱりね、それなりのここでしか話さないようなことをお届けしたいと思ってますよ。まあノープランですけどね。

角田 だってね、視聴数ぜんぜん無いけど中身は結構濃いこと喋ってますよね。毎回ね。

寿司 そうですよ、ホントに。

角田 よくそんなに身銭切ってがんばりますね、コトブキツカサ。すごい!

寿司 いやいやいや(笑) それはこの前もね、ある地方の番組の共演者に言われました。なんでこの場でそんなに頑張ってるのって(笑)

角田 (笑) ギャラ300円とかなのにね!

寿司 お金とか露出じゃなくて。たぶんもうね、この歳で手を抜くっていうことをして良いことがないと思ってるんです。

角田 あぁー、確かに。

寿司 どんな場所でもですよ。

角田 いつも全力投球。いつも全力少年。

寿司 ただ、た……、全力少年、隙間を狙って。うるさいな、もぅ。こういうのも要らないの!こういうのも要らないことも分かってる。あなた結構振るからね、こういうのね。

角田 (笑) 振ると返すじゃん!ちゃんと。

寿司 いや、返すからって…

角田 これね、やっぱりすごいですね。やっぱり芸人根性というか。

寿司 芸人じゃないですけどね。

角田 DNAでありますよね。

寿司 こういうのが、要らない。あと3年くらいでこういうの払拭していきますから。

角田 うっふっふっふっふっふ(笑) どうなるんですか?なんかもっとちゃんと固い映画パーソナリティになるんですか?

寿司 固いっていうか、やって来たことが間違ってるとは思わないですけど。芸能で僕27年くらい。

角田 役者になるとか?例えば。

寿司 なるっていうか、それも前お話したかも知れませんけども。今回ね、2020年を振り返るって言うならばですけど…

角田 すいません、zoomの画面見てると、すっごい眼鏡大きいですね。

寿司 いやいや、だからそれが売りなんですよだから!これも前言ったでしょう!

角田 (笑) だんだんね、zoomの画面見てると気持ち悪くなってきた。

寿司 えぇ!どういう(笑)

角田 なんかね、縮尺が合ってない感じするんだもん。

寿司 いや、トンボの眼鏡理論みたいなことじゃないんですから。気持ち悪くなってきたって…。これも1つね、芸能で言うならばですよ。今年からチェンジしましたけど、良い悪いは置いておいてですよ。

角田 キャラ付け?

寿司 キャラ付けというか。ラウンド式って言って、丸メガネの方が優しく見えるなんて話もあったけど。

角田 目つきキツイからね。

寿司 目つきが、まあ顔が怖いからですけど。ただそれをやって行くうちに、芸能界で一番大きな丸メガネって思って検索したけど、出てこなかったんですよ。何人かいるけど。だったら僕が一番大きなラウンドって、この大きな丸メガネ。僕レーシックしてるから裸眼ですけど、だけどこれをキャラ付けというか、やろうかなって。

角田 それね、僕、ダイノジの大谷さんに角田さんも蝶ネクタイとかする人になった方がいいですよって。

寿司 あー、軽部さんみたいなイメージになりますね。

角田 そういうことでしょ?服装とか眼鏡、髪型とかね。

寿司 いつダイノジの大谷くんに言われたんですか?

角田 4年前くらい。

寿司 ダイノジの大谷くんが痛風キャラだからね(笑) 僕そんなにお会いしないんですけど。

角田 一回番組やったじゃないですか。占いTV。

寿司 やりましたね。なんかね、年に1回か2回会うと必ず足引いてて「どうしたの?」って言ったら「痛風で」って言ってますから。大変みたいですけどね。ものすごい痛風大変みたいね。

角田 あれね、痛いんですよ。

寿司 痛いんでしょうね。

角田 僕らだっていつなるか分からないですよ。

寿司 確かに。角田さん、まず2020年の色々、ニュース行くわけでしょ?

角田 どうします?2020年の一般的なニュースからいきます?それともコトブキツカサの2020年からいきます?

寿司 あー、でももしかしたら先にやっつけておいた方がいいですか?角田さんと私コトブキツカサの1年間振り返り。

角田 やっぱりほら、2020年って色んな、はっきりいうと最悪な年じゃないですか。

寿司 最悪でした、色々と。

角田 ね。だからその最悪な年というので、まずコトブキツカサはどうだったか?角田陽一郎はどうだったか?を、ちょっと話した上での方がいいかなと。

寿司 あのね。たぶん僕は今年特に思ったことは、さっき角田さんがドラマでなんて話もありましたけれども。結局ね、これもYouTube、ネットですけれども。ネットの世界は僕もそんなに詳しくない中、Twitterやら、マネージャーさんに言われたInstagram始めたとか、来年からも色々仕掛けよかななんて何個かあるわけですよ。

角田 すごいですね!

寿司 いやいや、こじんまりとですよ。勝手に。

角田 勝手に?

寿司 勝手にというのは、別にハード側から求められてるわけではなく。

角田 それがほら、YouTuberだからね。

寿司 そうそう。自分からなにか出来ればな、発信みたいなやつを。何個かあるわけですけれども。でも、思ったのが、これ当たり前の話しますけど、例えば僕は映画パーソナリティ、映画を紹介する仕事がメインじゃないですか。ただ、例えば雑誌だとかラジオだとか、ちょこっとテレビとかで映画紹介する仕事してますよ、メインで。やっぱりその反響より地上波のテレビドラマに出演したことで声かけられる…

角田 ちょっとというか、出演シーンが少なくてもね。そっちの方が大きい?

寿司 そうそう。今年を振り返るならば、この前たまたまTwitterにも打ちましたけど、小さい役だったりだとか連ドラとかもあったけど、合計で7本くらい出てるんですよ、ドラマ。

角田 2020年?

寿司 2020年だけで。

角田 じゃあもう役者じゃん!

寿司 いや、だから…、なんなのその言い方。なぁんだ、お前そっち行っちゃったな!みてえな。

角田 (笑) 役者じゃん!俳優?俳優?

寿司 役者じゃんって…いやいや、ビール飲みながら役者じゃんって(笑) ホントに絡むのやめてホントに。何回かあるよ?角田さんに絡まれたこと、酒の席で。

角田 僕、酒弱いですからね。もう顔赤いでしょ?

寿司 う〜ん、まぁ、ちょこっとね。

角田 ホントに酔っちゃうんですよ、すぐね。

寿司 やっぱりね、マスってことについて思いましたよ。ちょこっと出たとかでも、それが話題の作品…、「M」とかあったじゃないですか。田中みなみさんがぶわーって盛り上がった。あれとかで、僕1話しか出てないんですよ。1話の何シーンか出ただけなんですよ。なのにそのインパクトがあるとか色々言われたりとか。あとあれ、「恋つづ」ね。

角田 あー!そっかそっか、出てたもんね。

寿司 そう。「恋はつづくよどこまでも」って作品で、佐藤健さんと上白石萌音さんがダブル主演ですごい話題になったじゃないですか。あれは半分くらい、要はセミレギュラーみたいな感じで出てたんですけど、やっぱり一番言われて。ここで決めてやる!みたいな映画を紹介した番組とかはあんまり言われないと。いいんですよ?言われなくても。

角田 じゃあ、この寿司特とかでしょ。

寿司 これに関しては言われたこととか無いです!(笑)

角田 あっはっはっはっはっは!ね、なんなんでしょうね。頑張ってることと中身と露出してるものみたいなのね。

寿司 あ!だけどね、今ちょっと話しちゃうけど。つい先日Twitterにも打っちゃったんですけどね。僕がやってるというか、知り合いの映画監督になりたいディレクターがいて。

角田 コトブキチャンネルね。YouTubeのね。

寿司 コトブキチャンネルってやつをやってるわけですよ。ぶっちゃけて言うと、前も話してますけども、4回4年連続でアメリカ行って、向こうでロケやって取材やって、色々やってるんですよ。この前もなかなか難しいからそれだけじゃなくて企画やろうってことで、バラエティ企画みたいなことですけど、コロナ禍でホームステイで外出できないような状況があったから、ハリウッドの超有名セレブ、映画監督とか映画俳優とか、100人のTwitterに僕のアカウントから「あなたのオススメ映画を教えてください」と。

角田 へぇ〜!送ったの?

寿司 コロナ禍だから、こういう時代にオススメが欲しいってことで100人に送ったんですよ。

角田 確かにね。それ、返って来たらすごいですよね。

寿司 正直かなり難しいとは分かってた。ジャスティン・ビーバーとかも送ってるから。っていうYouTube動画作ったんですよ。

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角田 そしたら100人しか見なかった?(笑) 視聴数。

寿司 もう…早く求め過ぎだよね。結論をね。お喋り得意なのにね。…あのね、角田さんはお喋りが得意だけどお喋りを受けるのはそんなに得意じゃないからね。

角田 得意じゃ無いね(笑)

寿司 今この段階で視聴者数聞いちゃったらもう終わりよ?

角田 あっはっはっはっはっは!!!ああぁ、ごめんなさい!じゃあ聞いてないことで進めましょう。

寿司 いやもう無理ですわ、もう(笑) いいんです、いいんです、そんなのも含めてですから。でね、100人に送ったんですよ。ものすごい有名な方々に。スピルバーグとかそいういう本当に本人のアカウントか分からないけど、ぶわーっと送って。これバラエティの企画みたいなことじゃないですか。で、結局1人返って来たんですよ。本人から。

角田 おお!誰だれ?

寿司 エドガー・ライトっていう監督で。ものすごい有名なんですよ。

角田 番組何やってる方?番組じゃないや…

寿司 番組じゃないです、映画ですからね。

角田 酔っ払って来てるからね。

寿司 「フロリダプロジェクト」とか、「タンジェリン」。僕大好きな映画。タンジェリンに関しては僕好きすぎて、ロサンゼルスのロケ地行ってますからね。

角田 狙ったわけじゃ無いけど返って来たんだ。すご〜い!

寿司 100人に送って返って来たんですよ。しかもその監督がオススメ映画10本も僕のTwitterに送ってきてくれて。あぁ!ごめんなさい!!ショーン・ベイカー監督でした、すいません。

角田 (笑) えぇ、、、

寿司 いや、今ちょっと違うなーと思って。いや、さっき(笑) ごめんなさい!今ちょっと打ち合わせしてて、ずーっとね、あんまり言えないんですけど、、、

角田 飲もう。飲もう、もうね。

寿司 (笑) いや、すいません、角田さん。映画の話間違っちゃいけないんですよ。

角田 そうでしょ。今のはダメでしょ。顔がマジで凹んでる感じがする(笑)

寿司 ちょっと、別件で打ち合わせしてて、あの、決めなきゃいけない、、、

角田 そこは決めなきゃいけないでしょ。

寿司 あなたが100人どうのこうのって言ったところからだよ!マジで。腰折るんじゃないよマジで。

角田 (笑) 普通だったらカットできるのにね。

寿司 腰折るんじゃないよホントに。っていうか今気づいて良かったよ、ここスルーしちゃったら後からどうにも出来ないんだから。

角田 監督だれでしたっけ。

寿司 監督はショーン・ベイカー。

角田 ショーン・ベイカー。

寿司 ごめんなさい。言い訳ですけど、この前ちょっと打ち合わせしてて、とある企画でエドガー・ライトの話をずーっとしてたんですよ。

角田 してたから、つい出ちゃったのね。

寿司 とにかく「エドガー・ライトは、」って、わーって言ってたから。今ちょっと間違えました。

角田 生放送って怖いですね。

寿司 ショーン・ベイカーって、タンジェリンとかフロリダプロジェクトは間違いないです。

角田 そこは間違いないんだ。

寿司 そこは間違いない。タンジェリンの現場まで行ってます、好きすぎて。で、100人に送ったらショーン・ベイカー監督から返信があって。僕のTwitterに。

角田 それはすごいよ!ホントに。

寿司 わー!って盛り上がって、でもそれが結局、分かんない…200人くらい。再生数が200人くらい。でも登録者数が元々もう400人弱だから。この前も言ったけど、YouTube見てたら普通の一般の男性が朝起きて犬を散歩するってYouTubeがあったんですよ。何か起きるはずだと思って、何か起きると思ってずーっと見てたんですよ。何にも起きずにFinって終わったんですよ。それがマジで2000回くらいの再生数なんですよ。こっちはアメリカの映画界のセレブリティ100人にTwitterで、なおかつショーン・ベイカー監督から折り返しがあって、うわあーっっ!!って、なってるのが200再生なんですよ。一説にはコトブキチャンネル鍵かかってるんじゃないかとか(笑)

角田 (笑) なんか見れなくなってるんじゃないですか?

寿司 そう、なんか見られなくなってるんじゃないかとか。

角田 受信料みたいなの払わないと見られないとか。

寿司 色々言われたんですが、ただ、この前驚いたのが。先々週か、Instagramに知らない方からDM来たんですよ。僕開放してるから見るじゃないですか。そしたらアメリカのロサンゼルスの老舗雑誌から、コトブキツカサさんのYouTube面白いので、特集記事をちょっといいですか?と。

角田 おおー!じゃあそれ、200視聴のうちの1つはその雑誌だったってことでしょ?

寿司 っていうか、その編集者さんが「いつも楽しく拝見してます」って書いてあったから。まぁ(笑) そのうちの1人なんでしょうね。

角田 すごいね!

寿司 だからその時に、なんでこの人は気づいてくれたんだろうと思いましたよ。最初ひやかしかと思いましたよ。

角田 気づいたの…あれじゃないですか?眼鏡が大きいからじゃない?

寿司 その時の眼鏡これじゃねぇわ。

角田 (笑) 違うんだ!

寿司 もっと小っちゃかったかも知れないです。

角田 眼鏡大きいなぁ…、glass is big …、とか思って見てたら、なかなか中身が面白いから。

寿司 だからって、自分の雑誌で眼鏡でけぇ日本人いるなってなんないでしょ。

角田 なんないのね。

寿司 ディファニーで朝食をの頃から比べりゃデカくなったなとかじゃないんですよ。日本人のサイズが。いやだから、それで思ったのが、…これ批判じゃ無いですよ。批判じゃ無いですけど、例えば冗談でね、僕が瑛人さんの香水をもし歌ったのならば、なんの演出もなく2,000〜3,000くらいは行くんじゃ無いかって話が出たんですよ。

角田 むしろね。しない方が。

寿司 むしろ。なんの演出もせず、僕が、ただのおじさんが香水を歌うと、関連動画とかおすすめに上がってくるから、2,000〜3,000行くかも知れないと。すげぇ頑張った、面白ギャグって自分で言うのもなんだけど、アメリカの映画界のセレブリティ100人にTwitterを送ったらコメント1人来て、それがショーン・ベイカー監督だったって、面白いって、わーっ!って盛り上がって、しかも10本くらいくれて、コメントもくれたんですよ。素晴らしい!ってなっても、それはなかなか数字はいかないと。だけど、見てる人は見てると言うか、そこで僕が香水歌ってもおそらくアメリカの老舗雑誌が取材してくるはないじゃないですか。でも企画は凝ってると言うか。

角田 つまり視聴数関係なく、自分のやりたい”とんがったこと”やりましょうってことね。

寿司 数字を狙いに行っちゃうのは僕の役目じゃ無いって言うか。それは皆さんが考えてくれよって。僕は好き勝手話してるだけですからって。まあまあエクスキューズみたいになっちゃいましたけど。そういうのは特に今年、後半で感じましたよね。

角田 逆に僕の重大ニュースで言うと。

寿司 お願いします。

角田 僕は東京から出てったので。

寿司 だって今はもう、あれでしょ?前のお住まいじゃないもんね。なんで東京から脱出したんすか?

角田 コロナになってリモートミーティングばっかりになったじゃないですか。

寿司 増えましたよね。

角田 リモートミーティング都内でやる必要ないじゃないですか。

寿司 まっっったくないですね。

角田 なんかね、9月ぐらいに思って。なんか海見に行きたくなったから、海見に行ったんですよ。海が見える駐車場に車止めて、zoomでミーティングやってたんですよ。すごい気持ち良くて。で、これでいいじゃん!って思ったときに、なんで都内にいなきゃいけないんだっけ?って思っちゃったんですね。

寿司 でも、思うまではあるかもしれないけど、行動するのが結構大変ですよね。

角田 いや、でもね。結局こうしたことで家賃が3分の1ですよ。

寿司 そうすか!

角田 大きさはこっちの方が1.5倍くらいあるし。そう、だからもうそれでいいよなーって。コトブキツカサさんとか東京のいいところに、ど真ん中に住んでるじゃないですか。そうでしょ?

寿司 うん、まあ、すごい狭いところでね。ここ仕事部屋ですよね。

角田 ごちゃごちゃしてるでしょ、なんかね。

寿司 はい。ごちゃごちゃしてます。

角田 そう、だから、それよりは全然こっちの方がいいよなーなんて思っちゃいますよ。ホントに。

寿司 まぁね。すべてがリモートというわけにもいかないから。でも東京には来てるんでしょ?

角田 それで…と思って修士論文をずっと篭って書いてたんですね。書き終わって、さあ篭るぞーと思ってたら、修士論文書いてるときって結構仕事セーブしてたというか「ごめんなさい!ちょっと論文終わったら連絡します!」みたいな。論文終わってからそういう連絡取ってたら、先週も今週も毎日東京行ってます(笑)

寿司 結果ね。でも気分転換というかちょっと違うんですかね。

角田 移動に何時間か掛かるんで、車で。その間に今日は山下達郎1アルバム聞いちゃおうかな?ARTISAN全部聞いちゃおうかな?とか。

寿司 あら!ちょっと贅沢な時間ですね。

角田 そうなんです。超楽しい。普通に、うん。

寿司 まあね〜。でもそれができる…できないな〜、なかなかなぁ〜。やっぱ海沿いのところでとかお家とか、思うけど。

角田 海とか…だからあれですよ、散歩で歩いたりしてるわけですよ。

寿司 はぁ〜!もう、隠居っすね。

角田 でもね、隠居っていうか、逆に言うと仕事はどんどん増えてるんですよ。

寿司 仕事が、増えてる?

角田 うん。だから2020年の角田2大目のニュースで言うと、仕事が増えるんですよね。

寿司 えぇ?それ、なんでだと思います?

角田 コロナだからだと思います。

寿司 コロナでなんで仕事が増えるんですか?

角田 コロナだとつまり直接会えないことが多くなったじゃないですか。つまり新規の仕事って取りにくいんですよね。そうすると知り合いに頼むじゃないですか。だから僕みたいな比較的年齢が上の方のテレビマンとかの方が、以前仕事したところからちょっとそいういう案件があったときに角田さんやりませんか?みたいなのが来る。

寿司 でも前からやってたとは言え、角田さん今年からもうなんか、出役の仕事も増えたわけでしょ?

角田 いやでもね、そんな…、まぁね。ラジオね。今年コトブキさんから奪っちゃったやつね。

寿司 いや僕から奪ったわけじゃないですけどもね。市川さんリツイートしてくれてましたよ。いいねかな?なんか押してくれてましたよ。

角田 市川さん、この番組が今一番面白いって言ってくれてますから。

寿司 まあそうなると僕ももうちょい頑張らなきゃいけないなと思っちゃうんですけどね。誰かを思い浮かべると、ちょっと頑張んなきゃなって思っちゃう僕がいるから。で、頑張るとまたおかしな話になっちゃうんですけども。いやでも、そこは…前からでしょうけど今年は大きいと思うな。角田さんがラジオで喋るとかさ。

角田 なんかね。出ても出なくてもどっちでもいいやくらいになったんですね。なんかその感じがちょっとだけ僕の中では今年の重大ニュース。

寿司 その出てもいいよみたいな、出なくてもいいけどさ、みたいなその軽〜い感じが逆に増えてくみたいなね。がっついてると、、、

角田 そうそうそうそう。つまり、がっつかなくなったってこと。

寿司 そこですよね〜。

角田 なおかつね、基本来た仕事を断らないことにしたんですよ、やっぱり。そうすると先方が「角田さんにこんな仕事でいいんですか?」みたく言いながら持って来たりするんですよ。

寿司 できあがっちゃったね〜。

角田 それ、だからちょっとイイでしょう?今日もまさにそうで。明日初めて会うクライアントさんがいるんですえけど、もうこんな我々の会社の、こんな事業に角田さん、相談しちゃっていいんですか?みたいな。

寿司 えぇー?!

角田 だからむしろイイですみたいな。僕、バラエティプロデューサーなんで、なんでも面白くするのが僕の仕事なので、むしろイイです!みたいな。

寿司 何にも断らなくなりましたけど…僕27年間、基本断ってないんすけどねぇ。大体受けてますけどねぇ。ホントにNGとかスケジュール被りとかじゃなかったら、大体僕は受けてるけどね。でもコロナのね、やぱり4月5月6月辺りですか。むしろ僕の仕事もね、実は増えたんですよ、ちょっと。

角田 だからそうでしょう?ベテランだと増えるでしょう。

寿司 ベテランって言うか、ステイホームみたいなことで、お家で観られる映画を紹介とか。テレビとか雑誌とかちょっと呼ばれて「あれ?みんなちょっとコロナ大変って言ってるけど、仕事ちょっと多くなったな。」と思いましたが、それが終わってからは、もうね、普通っす。要はレギュラーだけで特別なやつはあんまり入ってこないみたいな。

角田 だから、あれじゃないですか?俳優になれって言ってるんじゃないですか?神様は。

寿司 俳優になれ(笑)

角田 なかなか、ほら、そのキャラクターが良くも悪くも目立つから。だからバイプレイヤーとして、なんかいい感じなんじゃないですか?大杉漣さんみたいな感じで。

寿司 いや、大杉漣さん、おこがましいですけど。まあでも今年、地上派でドラマ7本くらい出たってことは…。でももしかしたら、周りも言うけど…別に決まってませんけどね。

角田 Netflixとかに出て、なんか Kotobuki ! とか言われて、外国で有名になっちゃうとかあったり。

寿司 簡単に言うんじゃないよ!やっちゃえばいいじゃない、YOUやっちゃいなよ!じゃないんだよ!

角田 なんかね、僕そういう意味で言うと僕、役者やってみたいっすよ、なんか。

寿司 えぇ?!

角田 なんか役者やってみたいなーって、最近思って。だから重大ニュースの3つ目くらいです。

寿司 もう、ちょっと、この、意識がそっちになっちゃって……

角田 違う、違う、そう言うことじゃなくて。つまりプロデューサーって決める仕事じゃないですか。ディレクターとか、ディレクションするというか。ディレクションされたいんですよね。

寿司 はあ〜。じゃああれじゃない?ほら、ホリエモンさんのクリスマスミュージカルみたいな(笑)

角田 クリスマスキャロル。だからそれも、クリスマスキャロルに出ませんか?って言われたら喜んで出ますけど、プロデューサーだから自分でその企画を立てたりすると、突き詰めると、そのスタッフのお弁当は何個用意しなきゃいけないんだとか、そんなこと考えないといけないんですよ。それもう、考えるの嫌なんですよね。嫌だっていうか、考えますけど、仕事だから。

寿司 だって、この前プロデューサーもちょっと嫌だみたいな話ししてたじゃないですか。

角田 うん。ただね、それはそれで論文書き終わったから、当然学生は続けますけど、2021年の角田はちょっとプロデューサーを頑張ろうかなと。

寿司 むしろ?

角田 なんかね、違うんですよ。また色々発注が来てるんですよ。こんなのやりませんかとか。

寿司 いやぁ、ちょっと、もう、きついっすよ。角田さん、きついっす。そんだけ仕事が来る、仕事が来る、俺は、高田文夫先生に見えて来た!俺はすごい俺はすごいって。

角田 違う違う違う!すごいっていうか、仕事来るんですよ、断らないんですよって言っとくから、断らないからまた来るじゃないですか。これがパブですよ。

寿司 あー、僕も仕事断ってないんですけどねぇ。全然、なんか…

角田 (笑) それ2回目(笑) 同じこと言ってるけど。

寿司 だって同じこと言ったからだよ!あんたが今!!自分に甘くて人に厳しいね、相変わらずね。自分が同じこと言ったから同じこと言ったら「それ言ったから」って!あなたが言ったからでしょうが!!いや やばいやばいやばいやばい!喧々しちゃってる!また市川さんに怒られる!

角田 市川さんに怒られるよ(笑) こわーい!って。

寿司 コトブキさん、こわーい!って。

角田 眼鏡でやさしくしてるのにこわーい!って。

寿司 やだやだ!も〜!怖くないの。全然やさしいの。角田さんにつっこんでたの。

角田 あと、じゃあ…ごめんなさい、2020年の芸能界の話に行く前に。もう1個だけ。あの、2020年の映画を総括すると、映画パーソナリティ・コトブキツカサとしては、ベスト1はなんですか?

寿司 いやぁだ!まだそれ僕出してないんですよ!

角田 ベスト3くらいでもいいですよ。

寿司 僕、出してないの!ホントにまだ、明後日、今年公開してるやつを観なきゃいけないから、まだ締め切り…4、5本あるんですよ。

角田 じゃあ、分かった分かった、そういう本業に、、、

寿司 言ってくれたら言いますよ。これは?とか。

角田 違うの。僕も僕で水道橋博士のメルマガとかで毎年、角田陽一郎の映画書いてるんですけど。今年はもう諦めようかなと思って。全然観てないから。

寿司 あ〜、観られてないからねぇ。

角田 そう。観てないから。なんかね、言えないです。映画の連載とかやってる割には全然。映画の連載やってる方の映画は観てると言う意味で言うと、、、

寿司 よくよく考えたらですね、JFMをコトブキさんの代わりにって言うけど、僕は週間プレイボーイを僕の代わりにやってるって感覚ですからね。それは全然、大元違うと思いますよ?でも習慣プレイボーイで僕が連載を複数でやらせていただいてて、卒業です、終わりです、ああ残念です、その1ヶ月後か2ヶ月後から角田さんの連載が始まったんじゃないですかね。

角田 僕が始まった時に編集者に言われたのは「映画の連載がちょうど終わったんではじめましょう」って(笑) それコトブキさんのだったんだね、知らなかった。

寿司 (笑) 僕。僕だけじゃないですけど、僕は連載やってましたよ。僕は習慣プレイボーイずーっと買い続けてるんですよ、学生時代から。もう、本当に総合雑誌として僕は週プレでずっとだったから。でもあそこのコーナー、たま〜に飛ばしたくなりますもんね。

角田 あっはっはっはっはっは!

寿司 ぁぁ、いいんだよ…、あーなるほどね、高橋ヨシキさんは残ってるんだ…とか思いながら。まぁヨシキさんはすごい方ですから。ヨシキさん残ってね、なるほどこっち側に角田さんが映画監督とか俳優とかと、ニカーッ!なんて笑ってると、「チェッ!」って飛ばす。…もう一回戻りますけどね。この前の森山未來さんのやつも良かったですよ。

角田 「アンダードック」面白かった。

寿司 「アンダードッグ」前編後編長いですけどね。

角田 長いけど面白かったですね。「百円の恋」も好きですからね。

寿司 武さん。武さんの「百円の恋」もよかったですね。

角田 そうそう。僕「どついたるねん」そもそも好きなんですよ。赤井英和さんの。

寿司 「どついたるねん」?!「どついたるねん」って阪本順治!

角田 そう。阪本監督の。「アンダードッグ」観ててその感覚に襲われると言うか。よかったですけどね。

寿司 そうですね。這い上がるっていうかね。

角田 僕ね、今年の映画で僕的にNo.1は「ムヒカ」。

寿司 「ムヒカ」良かった?!大統領…どっちですか?ムヒカは2本ドキュメンタリーになったじゃないですか。

角田 1本目のは観てないけど2本目のフジテレビのディレクターさんが。

寿司 あ!なるほど。もうお亡くなりになっちゃったんですよね?

角田 え?誰がですか?

寿司 え?ムヒカ…ってね。

角田 ムヒカさん亡くなったの?亡くなってないでしょう?

寿司 ムヒカ亡くなって…、っまた僕、危ないですね、これはねぇ。ムヒカさん最近亡くなられたんじゃないですか?確か…

角田 えぇ〜?ホントに?

寿司 ホント、ホント…、これはねぇ、本当だと思いますよ、僕は…

角田 マジ結構ショックなんだけど。

寿司 これは本当にね、調べないといけません。こういう情報っていうのはね…

角田 生きてますよ。

寿司 ホントですか?

角田 うん。

寿司 僕の情報が正しかったら、ムヒカさん残念ながらじゃないんですか?

角田 いや、生きてますよ。

寿司 すいませんでした。本当に、失礼しました。

角田 (笑) 1935年生まれだけど。だから85歳ですけど、ご存命。

寿司 世界で一番貧しい大統領ね。良かったですか?あれ。

角田 良かったですよ。良かったし、若いと言っても30歳くらいの方なのかなぁ、テレビの方、ちょっと若いディレクターの過剰なまでに頑張ってる感じってすごいいいっすね。だからそれってなんか好きです。結局その監督に子供が生まれるんですけど、子供にムヒカさんの名前を取って付けちゃうんですよ。それぐらいね、取材してて感情移入していくみたいな。

寿司 あの、ムヒカさんが健康を理由に先日、大統領を引退されたんですね。

角田 大統領はもう辞めてるんですよ。上院議員も。

寿司 そう、上院議員を、、、

角田 ホントに情報適当ねぇ。

寿司 いやいや、今見たんですよ。上院議員を辞職したってのをなんとなくあれかなって。

角田 もしかしたらご病気なのかも知れないけど。85歳ですからね。

寿司 映画の話しちゃうと長くなっちゃうからね、またあれですけど。

角田 じゃあ、ほら、プロから。今年そんなに観てないから、プロが観てこれは観た方がいいですよーっていうのがあれば。

寿司 あのー、知ってるかなぁ…角田さん。鬼滅の刃っていうね。

角田 鬼滅の刃は漫画読んでからでいいかなーと思って、まだね。今日ね、まさに読み始めたんですけど。まだ1巻。

寿司 いいんですよ、それはね。鬼滅の刃が興行収入で1位とか、内容はもうみんな観てる人も多いし別にいいんですけど。やっぱり今のタイミングとかも全部ひっくるめて今だったんでしょうねと思いますけどね。300億円の興行収入ってのはとてつもないですから。この時期で。

角田 すごいですよね。上映館がたくさんあるとか、そういうの全部加味したとしても。だって漫画自体も超売れてるじゃないですか、この出版不況の中で。だからやっぱり心を捉えるものがあるんでしょうね。それすごいなと思います。

寿司 鬼滅とか他の作品もそうだけど、結局紹介する時に分析チックになっちゃうじゃないですか。なぜか?みたいな。要は鬼滅も僕ちょっと記事書きましたけど、その時には単純に面白いからなんて書けないわけですよ。分析を一応するからね。

角田 分析するとどうなんですか?

寿司 そうなるとやっぱりハイブリットのね、人気作品のハイブリットな部分を注入したとか、ハンターハンターとかジョジョとかいっぱいありますけども。もっと言うならばウォーキングデッドまでとか、ゾンビだとか色々な要素が含まれてるよねとか。成長物語って言うのは主人公の青春映画、成長を描いてて。炭治郎っていうのは例えば最初──これ編集者の方がインタビューで答えてるんですけど──、原作的には元々ああいうお話じゃなかったところ、要は炭治郎の役っていうのは端役というかサブキャラだったわけですよね。でもやっぱり登場人物一人だけに、全く力を持ってない人がいいんじゃないか?って言うところで、編集者の方が炭治郎がいいってなって。じゃあ炭治郎っていう考えてたサブキャラじゃないけれども、一応いるんですけどと言ったら、編集の方がそれがいい!ってなってとか。色々な要素が。

角田 それって、僕、そういうエピソードこそ面白いなと思って。つまり、生き物だってことですよね、作品が。だから生きているうちにどんどん変わっていくといか、突然変異していくというか。それって僕は作り手としてなんか、こうじゃなかったはずなのにみたいなのが、変化していくみたいなものが面白いなと思うんですよ。だからね、例えば作り手で言うと、これはまさに明日発売なんですけど。

寿司 あら!予約してますコレ。

角田 そうですか。最速で身につく日本史。

寿司 予約してます。一回も送ってくんないから、予約してますよ。

角田 コトブキさん読まないじゃん、送っても。

寿司 読んでるわ!前回のやつも読んでるでしょうが。

角田 でも日本史は読まないでしょ?絶対。

寿司 いや、読みますよ。世界史読んでますよ。

角田 読むなら坂本龍馬、じゃない、「竜馬がゆく」だって読むでしょう(笑)

寿司 いや、前提として最速で身につく世界史読んでますから(笑) まず、それ読者に対して失礼ですよホントに、作者が。

角田 すいません(笑) わかりました!

寿司 いや、どんでもございません。失礼しました。

角田 でね、何が言いたいかと言うと。これも構想5年っていうか。2016年くらいに書きませんか?って話が来て。2015年に世界史出してるから、5年間出せなかったわけですよ。だけど世界史の本もそうですけど全部、なんとかの話、なんとかの話ってなってるんですけど、最後は未来の話ってなってるんですよね。歴史の本なのに未来のことをやってる本なんて珍しいじゃないですか。で、未来の話を初めなに書こうかなーなんて思ってたわけですよ、5年前とかは。そしたら令和に変わるって話しになっちゃって。だから未来の話は令和のこと書けばいいじゃんと思って、去年とか原稿書いてた時にはまさに令和に変わる時にさ、あの時に原稿書いたんですよ。ところが、そうしたらまだ構成というか、9割くらいしか書けてなくて、残りの1割書けないでずるずる…僕が1年間くらい引っ張っちゃったんですよ。で、編集者が流石に今年中に出しましょうよって言ってくれて。売れるので出しましょうみたいなこと言ってくれて、書きますってなった時にコロナがあるわけじゃないですか。つまり、僕の中で言うと、さっきの炭治郎じゃないんですけど、コロナのことまで書かないとこの本は完成しなかったんだぞって言う意味で、今年に発売してるんじゃないかなと思うんですよ。

寿司 そういうことか。

角田 言ってることわかります?つまり、さっきの炭治郎の話みたいなのもそうで。その作品がそうなってるのには、そうなる理由があるっていうか。時期も含めて。だから時期がよくてたまたまヒットしたんだよね〜って言うのは実は逆で(笑) その時期にたまたまヒットするように、その作品が誕生したんだよっていうことを、作り手として僕は感じるんですよ。さんまのからくりテレビでご長寿早押しクイズが人気になった時もそうだし、金スマで金スマ波乱万丈が人気になった時もそうだし、自分の本とかも。そのタイミングに書かれたっていうことの方がむしろすげぇなって思う。

寿司 それは意味を見出すってことですか?

角田 見出すって言うか、意味がついてくる。自動的についてくる感覚が面白いんですよね。だから狙ってない。たぶん鬼滅の刃だってこんなにヒットするって映画会社だろうが、集英社だろうが、狙ってないわけじゃないですか。

寿司 ここまでとは思わなかったかも知れないですね。

角田 だれも思ってなかったと思うんです。当然ヒットしようと頑張るとは思いますよ?なのに、そうなっちゃうことがすごいなーなんて思うんですよね。だからこのYouTubeとかがそんなに観られてないてのは(笑) 今の話で言うと、そんなに神様がそれを要求してないんだと思うんですよね。なんかね、神様がオンデマンドしてないんですよ。

寿司 なるほどね〜。神様がオンデマンドしてない。

角田 で、鬼滅の刃は神様がオンデマンドしたからヒットしてるんですよ。なんかね、そんなことを思うんですよね。

寿司 まあ結果、一生オンデマンドされない人生かも知れませんけどね。

角田 あっはっはっは!そんな方もいらっしゃる。

寿司 いや多いですよ、ぶっちゃけ。

角田 ところが。そのオンデマンドって、鬼滅の刃なら300億の興行収入くらいのオンデマンド量ってことじゃないですか。でもホントにオンデマンドなんて、一人の女性がコトブキツカサをオンデマンドするなら、それはそれで十分だと思うんですよね。つまり、オンデマンドが300億円だろうが、一人の好きな人だろうが、そんなのオンデマンドとしては変わらないと思うんですよね。それがなんか僕がこの2020年に本当に感じたこと。今までは300億円ないとオンデマンド量として少ないなーだったんだけど、それが仮に100人、コトブキさんのYouTubeがね、でもその100人のオンデマンドは一応あったわけでしょ?そのうちの一人は有名監督だったわけじゃないですか。だからそれでいいんじゃねえの?っていう。

寿司 それでいいんじゃねえの?ってね、思ってるけど、言ってないですけどね。

角田 言っちゃうと負け惜しみみたく聞こえるからね。

寿司 言ったらね、結果終わり。終わりというか、今こういうご時世だからちょっと難しいんですよ。だからさっきもね、僕ちょっと気をつけて話したけど、結局テレビ…元々ね、テレビ出たいよ〜ラジオ持ちたいよ〜なんて思ってこの業界入ってきたわけですよ、簡単に言えば。テレビだとかバラエティとかでタレントやってる頃ですよ、”結局数字持ってんのか?”っていうのを突き付けられるんですよ。まあ、誰も数字持ってないんだけどね、僕に言わせれば。だけどやっぱりこいつを使ったら視聴率上がるのかな?とかさ。角田さんとかも例えば当時考えるわけじゃないですか。で、僕の持論として、批評として、要は僕の中では”芸能界は動物園説”を僕は唱えてるわけですよ。芸能界、テレビっていうのは動物園なんだと。華やかで、お客さんが並んでこいつを見てみたいっていう、やっぱ希少価値もあるし。そこを経て番組MCみたいな方々がもう飼育係なんですよ。捌いて上手くいい風にみせるとか。そういう風に思ったときに、「あれ?僕はお客さんが並んでくれる動物なのか?」って思った時に、やっぱりそこは足りてないからこそ、簡単に言ったら、なかなか難しいなと。で、数字を求めるってことをテレビ、今でももちろん視聴率大事だと僕は思ってるし、ラジオの聴視率も今まさにスペシャルウィークですけど、すごく大事だけれども、個人では難しいよって言ってて。結局、テレビ難しいって皆さんがYouTubeに行ったじゃないですか。もちろんテレビで数字取ってる人も行ってるけど、一時期は自分のやりたいことが出来ないって状況もあり、YouTube行ったじゃないですか。でもそこでの評価が基本的に登録者数と再生回数なんですよ。

角田 うん。結局数字ですよね。

寿司 話題になってるのは、コラボってのはゲストに出て、要は内容を良くするということも踏まえるけれども、当然数字を上げよう、要はテレビの視聴率って難しいよねっていうところからYouTube来て。で、結果YouTubeで…

角田 (笑) 結局同じことやってんだ、と。

寿司 そう。YouTubeになると、僕のハード論ソフト論で言うならば、ソフトであったタレントがハード側に立つじゃないですか。自分が発信するという意味で言うならば。となると、なおさら登録者数だとか再生数の数字ってものが突きつけられるじゃないですか。

角田 だってフジテレビやTBSみたいな、ブランドイメージがなくなりますもんね。

寿司 これは至極当たり前のこと言ってんですけど。そこで数字が!数字が!って言ってるのは、正直つまらない人生だなって思います。でも、僕が100万人の登録者数を持ってるコトブキチャンネルだったら、なおさら説得力があるけど、いかんせん393人のコトブキチャンネルだから、これもここでは言うけどTwitterやらインスタで言ったら、たぶん負け惜しみだろうとか、じゃあまずやってからそれを言えとか、そういう説にもなってくるから、ちょっと…口籠りますけどね。

角田 口籠ってるのをここでは言ってるのがイイっすね。

寿司 ここでは言いますけどね。だからさっき言った僕のというか、コトブキチャンネルというYouTubeでロサンゼルスの老舗雑誌から取材が来たってことは、僕嬉しいけど、本音で言うと、僕はそのディレクターさんがいるから、AD君もいるから、いや、あなたたちが認められてるの。僕は被写体だからってことを嬉しく思うんすよ。その人は本当に色々な日本のYouTube見たけど、企画が面白いということを言ってくれたから。

角田 だからそういうことでしょう?やっぱり雑誌の記者は面白いと思ったわけだからね。

寿司 まあ他でやってないでしょうからね。ドキュメンタリー映画を個別でちょこちょこ流していくなんてYouTubeをあんまり見たことないから、あ、こいつ面白いなと思ったと思うんですよね。それが引っ掛かればいい。

角田 それがどこかで、さっきのオンデマンドというか、神様のね。神様のオンデマンドがピシッとはまったりするとむしろどっちもイイですね。つまり中身もそういう風にやってるし、数字も取れるわけだからね。

寿司 どっちもイイから、どっち側かの人が、どっち側からのことをこう言うと、まあ、主張になっちゃうから、ちょっとぶつかったりも。僕はその辺に関してはなんにもないから。怒りとか。それはそれで1つありかなーとは思いますけどね。

角田 40分くらい喋っちゃいましたけど。

寿司 いや、これ、やっちゃったんすよ。だって2020年をっつって、角田さんギリギリで送ってくれたじゃないですか、今年の。

角田 ちょっと、だからそれやりましょうよ。せっかくだから。

寿司 やりましょう。やりましょう。ごめんなさい、喋っちゃって。

角田 2020年テレビニュースランキングって、どこかのサイトから見つけてきたんですけど。ちょっと1個ずつ。1位、藤井聡太。史上最年少で2冠&8段昇段。これホントに時間のランキングで1位になってるから、これは、藤井聡太さんが1位って…藤井聡さ、たん、さん…言えてないけど。

寿司 サンタさん言ってますね(笑) 藤井サンタさん。なんかプレゼントくれるのかって。

角田 (笑) 藤井さん、すごいっすね。日本の希望ですね。

寿司 なんか良いとこ全部詰まってますね。

角田 だってほら、2020年のニュースランキングって言って、もっと違うものが出ちゃうんだろうなってみんな想像しちゃうじゃないですか。ネガティブな。そんな中で1位何か?って言ったら藤井さんなんですよ。藤井さん超オンデマンドってことじゃないですか。

寿司 いや、ものすごいんですよ。やっぱり日本人って特に最年少って好きですもんね。なんか最年少でって、子供を愛でるみたいな、よしよしみたいな感覚になれるし。あとニュースランキングで文化・芸能だから、やっぱりある程度年を重ねた方々が多く主張されてると思うんですよね。そうすると将棋っていうクラシックなスポーツに対する…。でも、さっき阪本順治の話したけど、阪本監督自体が将棋映画撮ってますし。

角田 ああ、そうですよね。将棋の、なんだっけ、王将じゃなくて…

寿司 王手?

角田 王手か!

寿司 これ間違えちゃうとまた怪しいけどね。そこであれですよ、阪本順治監督の映画の助監督。助監督が豊田利晃監督。で、豊田利晃監督が関西の奨励会、将棋をやってて。そこで「泣き虫しょったんの奇跡」を。

角田 あれ観てないんですけど、なんかすごい良かったって言われました。

寿司 今、クイーンズ・ギャンビットってNetflixですげぇ話題じゃないですか、ドラマが。チェスね。

角田 観たんでしょ?

寿司 まあ全部観ましたけど。いや、ちょっと、観たんでしょって、観たでしょって言ってよ。観てなかったら変な返になる(笑)

角田 Twitterで返してたじゃない。チェスはルールわかんないけど。

寿司 そそそ。チェス、全然ルール分からないけど。すごく楽しめました。ただまあ、クイーンズ・ギャンビットって言うくらいだから、何?って調べて。そこは関係なけど。そしたらクイーンズ・ギャンビットっていうチェスの戦い方があるんですよ。それは僕は勝手に調べました。どういう試合?って。最後に戦う試合があるから。そこでクイーンズ・ギャンビットってのが色々生きてくるんだけど。すごい面白いなって思ったけれども…、将棋映画がやっぱ多いんですよ。今度AIと将棋さしの映画も吉沢亮さんでありますけど。で、「泣き虫しょったん」もあって。3月のライオン。で、僕が好きなのが「聖の青春」。

角田 あれも良い映画だって。

寿司 いやぁ、良かったですよ!村山聖っていうね、羽生さんとライバルだった。亡くなっちゃったっていう。村山聖の「聖の青春」とかも良かったけど。だから引っ張ってますよね。藤井さんの将棋がね。うん、将棋でこんな喋ると思わなかった、僕も。すいません。

角田 じゃあ2位。志村けんさん新型コロナ感染による肺炎で急死。

寿司 志村けんさんが亡くなったプラス新型コロナってのが、やっぱり合わさった上でのこのニュース。

角田 僕、志村さん亡くなったのがすんごいショックですね。

寿司 お仕事されたことあります?

角田 僕ね、直接お会いしたことは1回しかないですね。

寿司 でもおありになるんですね。

角田 インタビュー取りに行ったことがあるんです。やべっちの奥さん…名前なんでしたっけ。

寿司 青木さん。青木裕子。

角田 青木と一緒に行って、青木にインタビューさせるって感じで。それは金スマだったかなぁ、EXILEだったかなぁ、忘れちゃったんですけど。お笑いについてちょっと意見を求める感じだっから。志村さんは、ほら、TBSって「8時だョ!全員集合」やってたから、ドリフの方達は怖いってことを先輩方が言うから、ディレクターとかが聞くとすごい怒られるからと思って、僕も怒られたら嫌だなと思って、青木が確か新人だったんですよ。新人女子アナ連れていくとそんなに怒らないだろうっていう(笑) ちょっとこう、ディレクター的目線で、青木に「お前はぶっちゃけで色々聞いちゃえ!」みたいな感じでやったんですよ。

寿司 ちょっとバカなふりじゃないけどもね。

角田 そうそう。出来るしみたいな。そうしたらすごいよく答えてくださって。お笑い論。真面目な方なんだなって思った。

寿司 やっぱり貫き通した方でしょうね。お亡くなりになって2日後かなんかで、僕TBSラジオで収録しようとしてたんですよ。で、椅子座ってスタッフさんと喋ってたら、「そう言えばその席、志村けんさんがずっと収録した席なんですよ」って言われた時に背筋ピンッ!と伸びましたね。ここで水割りと…言っても良いと思いますけど、お酒を飲みながらラジオ収録してたらしいんですよ。たぶん上島さんとかがお酒とか作って。そこはもう志村さんの、そこって決まってた席らしいんですよ。そこに普通に座って喋ってるときに、逆にそれ収録前は言わないでもらった方が良かったっていう(笑) 緊張するから!席替わるわけにもいかないし。もちろん、僕も志村さん観てましたからね〜。はい、そして?

角田 で、3位。鬼滅の刃、空前の大フィーバーは、じゃあもう省略ね、さっき話したから。4位、嵐活動休止前ラストスパート。

寿司 あぁ〜、嵐。それこそNetflixで「ボヤージュ」っていう嵐のドキュメンタリー。僕、全部もう、最新まで観てるから。今ずーっとやってて、アラフェスがもう。Netflixのボヤージュの中でアラフェスになったから、じゃあもう終わっていくのかな〜っていう風に思いますけども。嵐とは?

角田 僕、嵐と仕事したことなくて。スマップ派だから。

寿司 うん?…うん。

角田 スタッフ的に言うと。

寿司 派閥とかあるんですか?

角田 ありますよ。なんか、そんな面白がってる顔してますけどね(笑)

寿司 いや、知らないから(笑)

角田 V6とも仕事したことあるし、TOKIOともありますけど。城島さんタメなんで。SMAPは当然ありますけど。だから嵐ないんですよ。なくて、でも嵐の東京ドームのライブとか超カッコいいとかって言うから、超カッコいいライブは観てみたいなーなんて思ってたんですけど。結局観てないから。大晦日のライブって配信するのかな。

寿司 配信するって言ってましたね。

角田 だから今年は僕、紅白じゃなくて嵐のライブ観ようかとちょっと思ってるくらい。観てみようかな。でね、嵐というかアイドルの話なっちゃうんでうすけど。僕全然興味ないんですよ、女子も男子もね。だからおニャン子クラブの世代だけど興味ないし、AKBとかと仕事する機会は何度もあったけど、全然興味ないんですよ。ハロプロ的な感じも。コトブキさん、アイドル好きじゃないですか。だから、、

寿司 ちょちょちょっと待って!

角田 なんのてらいもなく。普通に。

寿司 あの、じゃあ一つだけ言うならば。誰かが特別ファンとかじゃなく、その生態系ですね。生態系には超興味あります。

角田 僕、生態系が嫌いだったんです。むしろ個人個人はそんなに嫌いじゃないと言うか、可愛いし、かっこいいんだけど、芸能界的な構造ってのが現れてるのがアイドルじゃないですか。女子も男子もね。

寿司 少なからず縮図ですね。

角田 男子は一つの会社が牛耳ってるような状態みたいなことだし。女子は女子でそういう風にのし上がってくかみたいなところとかの構造とかが。だから商品なのか人間なのかみたいなところの切磋琢磨というか、軋轢みたいなものが一番ウケるのがアイドルだから病んじゃったりとか。すごい大変だろうなってのが業界にいるだけにやっぱり嫌いだったんです。ところが、今年、BTSのPV観たらカッコいいなーっ!って(笑) すーごいカッコいいですね!

寿司 すーごいカッコいい!

角田 「ダイナマイト」、アメリカのテレビでやった遊園地で踊ってるやつ。あれホントにカッコいいね。よく考えるとすげぇカッコいいって、一発撮りみたいにやってるからなんですけどね。僕一発撮り好きなんですね。セカオワの一発撮りみたいなのも好きだったりするんで。

寿司 うんうん(笑)

角田 だから一発撮りが好きなだけなのかも。僕自分の映画監督やったやつも一発撮りみたいなので撮ったから。長回しみたいなやつね。まあいいんですけど。BTSすげぇカッコよくて。こんなおっさんの僕が、なんら韓流とか全然興味ないし、むしろアイドルという存在とかが嫌いなのに、カッコいいなーと思っちゃうんだったら、こりゃあ世界の若者、女子も男子しもハマるわな!って思ったっていうのが。

寿司 だから今、角田さんが仰ってた前提の上でのアイドルが芸能界の縮図みたいなお話と、BTSはカッコいいというのはちょっと違うじゃないですか。

角田 でね。いや、違う…あ、ごめん。話していい?

寿司 どうぞ!どうぞ!

角田 違うかなーなんて思いながら、でもBTSカッコいいなーなんて思いながら、タイトルみたら「ダイナマイト」って書いてあって。「ダイナマイトって言えばSMAPだろう!」って思ったんですよ。じゃあSMAPのってどんなんだったっけ?色々仕事したことあるのに、カッコよかったのかな?なんて思って色々観てたら、一番かっこいい時代の「BANG!BANG!バカンス!」のライブ映像みたいなのがあったんです。…超ー!カッコいい!ですね!!

寿司 カッコいいですよね!

角田 あのね、もうね、キムタクが歌うと風がフワーッてなって、長髪がフワーッてなって、なにこれ、なんで風はその瞬間に流れるの?みたいな。カッコ良すぎて。吾郎ちゃんとか今と全然変わってないんですよ。十何年くらい前なのに。「BANG!BANG!バカンス!」ってクドカンさん作詞の曲だけど、つまりコメディ感とカッコ良さが半端なく丁度いいじゃないですか。すげぇカッコいいなと思った時に、これ惚れるわ、みんなと思っちゃったんですね。つまり何かというと、BTSカッコいいなと、SMAPカッコいいなって、僕の中でちょっとわかったというか。アイドルのかっこ良さみたいな。それってアイドルの本人のキャパシティとかクオリティとかみたいなことじゃなく、さっき言った神様のオンデマンド感というか、その時代に輝けって言われてる人しか持ってない輝き。もうその瞬間輝いてるのって圧倒的にピカッとなってるというか。そういうのを大部分の人は持ってないんだけど、アイドルという人たちは持ってるんですね。だから神セブンって言われた頃のAKBもそうかも知らんしとか、勢いのある時のモー娘。とかも。今もそうかも知れないけどね。そういうようなものって、その瞬間に時代が要請しているような輝きみたいなものを持ってるんだなっていう。それは仮に歌が下手だとか、ダンスが下手だとか上手いとか、そんなのもうどうでもいいというか、超越しちゃうんだなーってことを知ったというのが。

寿司 むしろ今それを再確認したってことなんですね。

角田 逆にいうと、2020年まで気づきませんでした。むしろバリバリにアイドルと仕事してた時とかは全然気づいてなかった。全く。

寿司 さっき僕が言った芸能界の縮図みたいなところを背負わされてるという、そこでちょっと嫌いって角田さんが仰ったじゃないですか。

角田 つまり色眼鏡を付けてたんだなってことの反省みたいなものを今回感じるというか。

寿司 まあね、その時その時ですけど。そこで儚いみたいなことを僕は特に面白がるじゃなく、興味深く見ていたから、アイドル単体というかそのシステムというかね、そこを裏返したアイドルもあるかもしれないけど、それで韓国の話になるならば、僕は韓国は今まで27、28回行ってるんですよ。

角田 薬とかやりに行ってるんですか?

寿司 薬とかやりに?薬を抜きにね。うるさいよっ。やったことないわそんなの。韓国そんなイメージそんな無いわ。それほど強くないわ。

角田 違うの(笑) 今ランキング見てたらそういうランキング多いなーなんて。

寿司 やめて下さい。それで、僕色々見て、ブラックピンク好きですけど。だって僕いま原稿書きながらずーっとモニターで韓国PV観てますからね。だからプラックピンク観て下さい。すっげぇなーって思う。それは色々あるんですけど、要はどういう成り立ちで、どういうシステムでと調べていくと、それは少なからず大いなる闇はありますよ、韓国芸能界だって。

角田 あのね、このランキングに入ってたらその時に言えばいいなーと思ってたんだけど、入ってないから言っちゃうとね。筒美京平さんが亡くなられたじゃないですか。筒美京平さんて作曲家で一番売れてる人なんですよ。1位 筒美京平、2位 小室哲哉、3位 つんく、らしいんです。だから小室哲とかつんくよりすげぇんだなというのは、すげぇなと思いながら、亡くなられたから改めて1997年に出てる筒美京平さんのベストアルバムみたいなのあるんですよ。それを97年のときに買ってるんですよね。それを20年ぶりくらいに出してきて、筒美京平さんの今までの、8枚組なんですけど、聞いてみるとですね。尾崎紀世彦さんのまた逢う日までとかもすごいんだけど、自分が小学校、中学校くらいのキョンキョンだ、マッチだ、トシちゃんだ、松本伊代さんだ、本田美奈子さんだ、みたいなのが流れてくるわけですよ。メモリーだ、哀愁デートだ。あの時の時代、全部、筒美さんなんですよ!だから、マッチもそうだわ、トシちゃんもそうだわ、キョンキョンもそうだわ、早見優さんもそうだわ、だからみ〜んなそうなの!なのにマッチの曲はマッチの曲だし、トシちゃんの曲はトシちゃんじゃないですか。これすごい。なおかつ、そんなこと知らなかったわけじゃないですか。ところが、そういうのを小学校、中学校で聞いてたときに、ベスト10とか見てて芸能界、テレビ、みたいなのがあるんだけど、中学くらいになって自分が大人になってくると、そこの偽物感みたいなものを感じるんですね。

寿司 偽物感…?

角田 なんか芸能界が無理くり売ってる感じみたいな。それって多分みんな感じてると思うんだけど。そうじゃなくて本当のロックンロールはなんだ?みたいな。そういうテレビに出てるバンドは実は本物じゃないよとかっていう風な感じになり、僕で言うと、中学時代に尾崎豊、高校時代にブルーハーツみたな。大学時代になってフリッパーズ・ギターだ、やれ渋谷系だ、岡村靖幸だんだに行くわけですよ。つまり、そんなにテレビに出てないけど本物だみたいな方が好きになるみたいな感じで来てたわけじゃないですか。だからメインカルチャーにあるミュージシャンって、だからさっきのアイドルとかもそうだし、タレントさんとかのミュージシャンって、本物じゃないなーなんて勝手に思ってたわけですよ。で、今年、筒美京平さん亡くなったんで筒美さんのアルバム聞いてみたわけですよ。稲垣潤一さんの「ドラマティック・レイン」とかね。

寿司 あの話ね〜!湯川れい子さんとの話、インタビューで読んだら素晴らしかったですけどね。経緯がね。それは秋元康さんに繋がるんだけど。湯川れい子さんが、本人が言ってるんですよ、要はレコード会社に首を切られた日っていうね。ロサンゼルスで休暇取ってたらわざわざレコード会社の方が来て、実はって言って、作詞を秋元康に変えられるっていうね。

角田 そうなんですね!

寿司 でも湯川れい子さんは、そりゃもうすごいから。この前 SPEAKEASY で話してましたけど。

音楽評論家・湯川れい子と秋元康は因縁の仲? 稲垣潤一「ドラマティック・レイン」を介した知られざるエピソード(TOKYO FM+)

角田 それ、オザケンさんが筒美京平さんの強い気持ち・強い愛って、あの1曲で何千万ってかけてるんですって。この前オザケンさんが書いてましたけど、文章に。

寿司 何千万っていうのは、製作費で?

角田 製作費で。バブルだったんですんごい高いワイン飲みながら、二人で話しながら、何日間も、曲とか決まってないのにスタジオずっと押さえて。だからあの1曲だけで何千万も使ったって。

寿司 許されたんでしょうね。

角田 でね、それはいいんですけど。そういう風に聞いてたら、沖田浩之さん「E気持ち」とかね。別に全然いい曲じゃないじゃないですか、逆に言えば。だからいい曲じゃないんですよ!松本伊代さんの「テレビの国からキラキラ」とかね、いい曲じゃないんですよ。「原宿キッス」とかね。

寿司 あぁ!あった、あった!歌謡びんびんハウスで聞いたわ〜!

角田 あとCCBとかね。

寿司 口挟むわけじゃないけども。筒美さんの中でCCBは特別だって言ってましたね。

角田 ご兄弟がプロデューサーだったんですって。

寿司 なるほどね〜。

角田 で、新ためて聞いてみると、全然名曲じゃないのに、もう全部1番は確実に覚えてるし、テッテッテッテッテレレ♪って聞くだけでもう「Romanticは止まらない」だって分かっちゃうし。

寿司 いやぁ!もう一番、もうビンビン来ますよ!

角田 ピロリーン♪ってのが鳴ると「ブルージーンズメモリー」だとか、「スニーカーぶる〜す」だとかすぐ分かるしとか。もうね、ヤバいくらいすごいんですよ!とすると、それを僕は小学校とか中学校とかで聞いてた時に、偽物だって思って、本物だと思ってたロックンロールみたいなのを聞いてたんだけど、今この歳で聞くと全然本物ですよ。だからBTSだ、SMAPだを本物と思ったのと、ちょっと僕の中ではすごい同じで。それって2020年に気付かされたことの僕の中での一番、トップだなと思います。だから今まで芸能界とかテレビにずっぽし居たときには、なんか偽物だなと思いながら、本当はこういうのじゃない、こういうアイドルとかの曲じゃない、ロックンロールな番組やりてぇのになぁみたいなことで「オトナの!」とかやってたんだけど。

寿司 でも僕が今ね、角田さんの話を聞いてて思ったのは2つの側面があって。要はこの業界に入ってきて、角田さんがテレビとかを作り出してからのアイドル文化に対する造られた造形美みたいな風に感じたとともに、その前から角田さんは思ってたって言うじゃないですか。

角田 だから、そうなのよ。それって僕は高校時代にムーンライダーズってバンドが好きになっちゃってとか、ちょっとサブカルというか、メインじゃないサブの方に興味があって。それは今でもあるのよ、ムーンライダーズ好きだし。何が言いたいかっていうと、誤解を招くとあれだからちゃんと言っておくと。という方がすごくないって言ってるわけじゃなくて。当然すごいんだけど。テレビの中でキラキラしてた人もそれ以上にすごいってことが、テレビの中にいたから分かんなかったんですよ。

寿司 あぁー、なるほどねぇ。どっちもすごいけれどもね。

角田 どっちもすごいんだけど、少なくともテレビの方のキラキラしてたのは、なんか芸能界の圧力なのか…分かんないですよ、そういうようなよく言われてるような仕組みでどうせのし上がってるだけだろう?と。大したことないだろうと思って、やっぱりなんとなく中にいた自分でも思ってたというか。ところが、やっぱちゃうんですよ。圧倒的だよSMAPは!とか。

寿司 なんかね、僕の感覚で言うと。色々情報収集したり、僕も底辺ながら芸能にいるじゃないですか。そうすると、例えばランキングだとか、この番組に事務所でプッシュしてゲスト出演とか、歌番組だったらとか、まあ色々ありますよ。レコ大とか、今度嵐でるでしょう?

角田 バーターとかね。

寿司 バーター…、は、うちはないけど。

角田 嵐のレコ大ね(笑) でも嵐のレコ大が決まったってさ、なんかTBSのニュースでやってましたもんね。ニュースでやってて、この嵐がなんとか賞を贈られますってニュースでやってるんだけど、この模様は30日にはレコ大で観れますからねって番宣に入ってて(笑) 色々また僕の裏側にいるときの感情が沸々と。ニュースなのか番宣なのかみたいな。

寿司 両方あるでしょうけどね。

角田 なんだけど!という風に何年か前の僕ならそういう風に思ってたんだけど。今はいやいや!嵐には賞あげるべきだよ!って思ってるの。シンプルに。こんだけ貢献してきたんだから賞をあげるべきだし、最後に、30日にレコード大賞でスペシャルメドレーとか観てみたいですもん。

寿司 観たいですよね。だから、なんか僕も色々事情をちょこっと知ったりだとか、さっき話が途中だったけれども、この番組でこういうゲストがとか。歌番組だったらこう言う人、もっと言うなら紅白とかも色々あるのかも知れませんね。もっと言うと、当たり前のようにJ枠とか言われてたじゃないですか、ワイドショーで。

角田 アミューズ枠とかね。

寿司 とかね。当たり前のように言われちゃってて。許諾するこちら側からすると、ジャニーズだったら4組が出るのねとか。でもこれ本来関係ないじゃないですか。実際関係ないし。だけどそういう風に思ってて、なるほどな、プロダクション云々って言われて、例えば渡辺プロのMCの方の番組に渡辺プロのタレントさんが出演する、全然あるよねって思ってたけど。別に悪い意味じゃなくてね、そういうもんじゃんって思ってたけど。これって突き詰めていくと、その事務所に入ることも難しかったりとか、そのグループに入ることが難しいから、ずーっと戦って来た中でのそこなんですよね。

角田 さっきの話で言うと、神様からオンデマンドされてるからその事務所にいるし、神様からオンデマンドされてるから紅白出てるんですよね。だから大泉洋さんが司会なんですよ。

寿司 そこだねぇ〜。

角田 そうなのよ!これね、分からなかったね!俺、本当に今年分かったこと。うん。だから、コロナのおかげかも知れないし、親父が亡くなったからかも知れないし、東京出たからかも知れないし、コトブキさんがドラマたくさん出たからかも知れないけど。

寿司 関係ないでしょ。最後の全く関係ないでしょ。

角田 うふふ!眼鏡が大きいからかも知れないけど。

寿司 いや眼鏡が大きいから何かが分かったっておかしいでしょ。

角田 なんだけど(笑) 僕ね、マジで!これは本当に僕の人生の中で気づいたことは大きい。あのね、つまり、良いものも悪いものも意味があると言うか。良いも悪いも、良いとか悪いとか言ってるのはその人のその瞬間の、その人のその気持ちでしかなくて、その悪いと思ってる、その人がそう思ってるものだって、後でよく考えたら良いんだなって。松本伊代さんの「テレビの国からキラキラ」すごいですよ、今聞くと。途中で喋る部分とかあるんですけど。「私って、キラキラ?」
みたいな(笑) もう意味が分からない!それで乗り切っちゃうのか?!みたいな。作詞が糸井重里さんなんですよね。だからね、当時は全然、なんだこの曲はって思ってたけど。すごい。それってこの前話した…、市川さんがね、その話一番面白かったって言ってた。

寿司 なになに?!

角田 大林宣彦監督と原田知世さんの話がすごい面白かったですって市川さん言ってましたよ。あれの、大林さんとか角川春樹さんが原田知世さんを恋してしまったあの気持ちみたいなのって、だから角川春樹のオンデマンドだったわけでしょ。原田知世さんの。だからそのオンデマンドされちゃうものと言うのは、されると言う熱量だけで、もう良いとか悪いとかの次元じゃないんですね。

寿司 これが、その前提があって。”今”だった映画じゃないですか。一つ付け加えると、これホント余計なこと言うかも知れないけども、その角川春樹がもしかしたら人生で最後かも知れないっていう「みをつくし料理帖」に薬師丸ひろ子が出て、渡辺典子が出て、原田知世が出ないっていうところを、勝手に行間を感じ取ってるだけなんですよ。

角田 なんかあれは、という意味で言うと出て欲しいけど。

寿司 けど、そこは違う。

角田 つまり出ない。あるいは出れない、あるいは出たくない。分かんないですよ。なんか知らないけど出ない。オファーしてないかも知れないしね。

寿司 分かんない。最初の段階で「時かけ」のリブート的なものってのに原田さんは出なかったりもしたから。色々あって。それはもちろんあの時のある種のトラウマ。トラウマなんて簡単に言っちゃうことは出来ないけども、でもあの時に自分が感じたものを含めた上で、それに囚われたくないっていう思い。「半沢直樹」あれだけ期間が空いたのは、もしかしたら色が付きたくなかったかも知れないし。堺さんが。

角田 そうそう。だから様々な…、ほんと面白いですね。良いも悪いも面白いというか。

寿司 それを色々話していくと、想像も含めた上でね、ちょっとした事実なんてのを知ってるじゃないですか。ちょっとした事実よ、だから全部じゃないけども、本当はこうだっただろうみたいな。と言うところで色々立体的になっていくんですよね。角田さんのアイドルの件は、入ってからは分かるけど、その前からそういう風に見てたんだっていうのが面白かったですけどね。

角田 なんかね、おニャンコとかにちやほやしてる同級生とかって、なんかガキだなと思ってたの。

寿司 精神年齢的に上だったんじゃないですか?

角田 16才とか17才とかのときとかに、そんなの聞かねぇよ。俺はエピックソニー聴くよみたいな。

寿司 あっはっはっは!岡村ちゃんとか?

角田 岡村ちゃんとか。佐野元春さん聴くよとか。なんかそっちが本物だよって。今でも本物だと思ってますけど。だから、本物は色々あるってことですよ!

寿司 ってか、届いた段階でなんらかの形で本物なんですよね。届いてるから。

角田 うん。そうだし、なんかね、ということもあるんだけど、僕もうちょっと神様みたいなことを考えちゃいます。その2020年にコロナが起こってしまったこと、志村けんさんが亡くなっちゃったこととかも、それはそれですごい悲しいことだし、残念なことなんだけど。なんか意味があるのかなーみたいなことを思っちゃうと言うか。なんかそんなことをね、感じます。このYouTubeがそんなに観られてないこととかも含めて。

寿司 いいんですよ、必ずそれ入れなくたって。ないでしょ、この番組がどうのこうのなんて。

角田 あの、どうします?10分くらい延長してますけど。あとランキング見て、この話したいみたいなのないですか?

寿司 いや(笑) 別にこれがしたい!ってのは1個もないです。

角田 悲しいのはそんなに話したくないじゃないですか。テラハの話とかはあれだし、三浦春馬さんとかは。山口達也さん酒気帯びとか、伊勢谷さんとか。あとランキングそうなっちゃいますもんね。竹内結子さん悲しかったな〜。

寿司 うん。竹内さんね〜。岡江久美子さんね、それこそTBSではなまるマーケットにゲスト出演した時に、岡江さんはパキパキしてましたね!すごく竹を割った性格というか。空きで僕の出演時間がちょっと短くなりそうだったんじゃなかったかな。そのとき「それいいじゃない。もう別にコトブキさんの。」みたいな風で時間もらった気がしますね。好きな映画も聞きましたよ、岡江さんにもね。あの時は本当に助かったなーとか思いましたけどねー。

角田 あとはあれですね。TOKIO長瀬智也 退所とか、中居正広ジャニーズ事務所退所とか。これ、なんて言うんでしょうね、事務所退所って元々そんなにニュースになってなかったですよね?

寿司 ひっそりとでしたね。

角田 事務所退所がニュースになっちゃうんだなってのが、なかなかすごいなと思っちゃうな。誰かパッと忘れちゃいましたけど、ベテラン俳優さんとかも事務所退所みたいなのニュースになってたの知ってましたか?

寿司 えぇ、なんか、いらっしゃいますよね。

角田 昔で言うと、その人がどの事務所かなんて知らなかったじゃないですか。

寿司 知らなかった。分かんないですよ、一般的には特に分かんない。

角田 一般的には。それは今や事務所みたいなものがフューチャリングされるような時代になったんですね。

寿司 なったんでしょうね〜。辞めた、退所するという段階で色々なものが無くなるんですかね?報道も含めて。僕もよく分かんないですけど。

角田 それこそ事務所ってジャニーズとかはね、よく言われてたけど。それ以外のやつはそんなに話にあがんなかった。強いて言うなら吉本ぐらいですよね。あとはそんなにだったのに。なんかそういうのがすごい出るようになったんだなーって思うなって言うのが。

寿司 特に、それはジャニーズだからじゃないですか?多いのが。他の事務所からもあるけど、そこは一応芸能ニュースになってもサラッと流れません?

角田 これあれなんですか?ジャニーズ色々辞めちゃったりとか、不祥事みいたいなのもあったりとかするじゃないですか。これは何でなんですか?

寿司 辞めてくのが何でかってことですか?

角田 コトブキツカサさん的にはどういうコメント残すのかなーと思って。

寿司 21時13分。なんでこの時間に俺、結構きわどいこと言わなきゃいけないんですか。あなたの方が知ってるでしょうが。

角田 あっはっはっは!いや、これって、どう思います?なんかどんどん辞められていくじゃないですか。それは辞めたかったんですかねぇ。どうなんですか?

寿司 ちょっと、嫌だな〜、当たり障りのないことを言うの。

角田 いや、違う違う、一般論でジャニーズを例にしてだけど。本当のことはお互い知らないじゃないですか。

寿司 そうそう。だから当たり障りのないことをコメントしようとしてる僕がいま嫌だったんですよ。

角田 あ、じゃあ、もっと深い話して下さい。

寿司 深いかどうかは…。本当のところは分からないけれども。

角田 つまり、何かを辞めるってことは何なんだろうなーって、ちょっと思うわけですよ。

寿司 TBS辞めたじゃないですか、角田さん。

角田 そう。だから何で辞めたのかなと思うと。一方ではムカつくから辞めたみたいなのがないと言われたら嘘ですよね。でもムカつくから辞めただけでは辞められないよなーって思うんですよね。つまり辞めた方が自分の人生にとって茨の道かも知れないけど薔薇色の道なんじゃないか?みたいな。

寿司 今の状況よりいい状況に行くために辞めるじゃないですか。それはお金なのかやりがいなのか分からないけど。それは今のところの方が絶対的に良かったら辞めないですもんね。お金だけじゃなくてですよ。やりがいとかやれる規模とか。人間関係も。

角田 だから環境というより自分のモチベーションみたいなものを考えると、その場にいない方がいいよなって思うことが多いかなーなんて思ったりすると、僕としては結論から言うとTBS辞めたのはその気持ちが多い気がしますね。このままサラリーマンとして居るのか、サラリーマンじゃない方がいいのかってところが結構、判断のひとつだったと思うと…

寿司 なんかTBSが再就職制度みたいなのが出来たとか言ったじゃないですか。久保田さんが戻ったりとか。もし今TBSの偉い人から角田戻ってこい!って言われたらどうします?

角田 …戻らないですよね。

寿司 戻らないでしょうね(笑) 今ができちゃってんですもんね。

角田 そうじゃなくて。僕、本当に思ったんですけど、一昨日くらいに昼間っから今日は海に行ってお弁当食べようと思って、自分でおにぎり作って、お惣菜を近くのスーパーで買って。近くのスーパーで小鰯の唐揚げみたいな。地元の海岸で取れたっていうやつなんですよ。それを持って海に行って食べてたんですよ。寒いんだけど気持ちいいんですよ。海がキラキラしてて、富士山も見えて。で、それを思った時に、これサラリーマンだったらやれてないんだよなと思っちゃったんですよ。今TBSの17階で席にいて、スタッフルームにいてとか、何やってるか分かんないけど居るわけですよね。だったらそうじゃなくて絶対的にいいなって思っちゃいました。その海を見て。だからそれだけでも辞めた価値はあるなというか。状況が良くなってるか悪くなってるかみたいなことは、そんなに関係ないんだなってことが。さっきの「テレビの国からキラキラ」はヤバいってのとちょっと似てて。つまり良いか悪いかなんてことを考えるとTBSにいる方がいいんだと思うんですよ、色んなことが。ただ、そんなことじゃねぇんだよっていうことが、なんか海を見てると思いますね。

寿司 なるほどねぇ〜。自信もあるし、今の環境の方が良いってことなんですね。

角田 自信なんか全然ないですよ。

寿司 自信が、ない?

角田 うん。

寿司 じゃあ、ないのによく辞めれますね?

角田 逆にいうと自信がないから東大受かるんですよね。

寿司 自信がないから東大受かる…?

角田 自信がないから勉強するんですよ。自信がないから授業が終わった後に分からないところ質問しに行くんですよ。ところがみんな質問しに行かないじゃないですか。分かんないこと分かんないままにしとくじゃないですか。僕それ、すごい分かんなかった。だから授業終わると分かんないところあると聞きたくて聞きたくてしょうがなくて。みんな聞きに行かないでごまかしたり、忘れちゃってんですよね。なんでそれで済むんだろう?って、僕は学生時代ほんとに思ってたんですよ。

寿司 一番嫌なのは、それは高校のとき僕が経験したんですけども。古典の授業でね、単純にとんねるずが僕は大好きで、ラジオで葉書読まれたりしてたから、「やぶさかでない」っていうCDが出た時に「やぶさかでないって、語源ってなんだろう?」って思ったんですよ。今みたいにググれないから、辞書調べればかも知れないけども、これはなんとなく単純に古典の先生に聞こうと思ったんですよ。分かるだろうと思って。で、授業終わりに「先生、やぶさかでないっていう言葉の本来の意味と語源ってなんですかね?」って聞いたんですよ。語源って言ったか分かんないけど。でも、「やぶ」の「さか」で「ない」って否定しちゃってるから、面白いなと思って。そしたらね、古典の先生が即答できなかったんすよ。で、「いいです、いいです、そんな深い意味ないんで!」って言ったら、その2時間後、給食の時間にわざわざ来て、「おい、佐野。」と。「さっきのやぶさかでないで即答できなかったけどな、こうで、こうで、こういう意味で、こういう語源だ」って言われて、「ああ!そうなんですか!ありがとうございます」って言った後ですよ。この後に、クラスメイト、別にいじめられてるわけでもないし、いじめっ子でもないけども、「点数稼ぎしたな」ってツッコミが入ったんですよ。

角田 うわぁ、それ寒いね。それってあれだね、コロナで医療関係の人の子供さんがいじめられるみたいなのと一緒ね。

寿司 で、そいつらは、貶めてやろうじゃなくて、単純に「お前なんだよ〜!点数稼ぎして(笑)」みたいな。

角田 うん、わかる、わかる。その空気あるよね。

寿司 そう。で、僕はそこでは「はぁ?」で行ける立場だったんですよ。「え?単純に知りたかっただけだけど。」って、別に行けたんですよ。でもその時に、今娘が11才、小学校6年生ですけど、その環境を作ることが嫌だなって思ってます。環境ね。頭がいい学校とか私立とかミッションスクールとか云々色々あるけど、その環境に置かれると、たぶん手あげなくなるし、角田さんみたいに強ければ…まあ状況でね、先生今の何ですか?って聞けるんだけど。ノート取ってても、僕進学クラスだったんですけど、どんどんドロップアウトしていくんですよ。で、大学行こうと思ってるやつって少数になるんですよ。そうすすと授業中にノート取るじゃないですか、そのノート取ってることが、「お前なにやってんの〜?」みたいな。そういう風な風潮でやるっていうことがすごく嫌だった。結局僕は一浪して大学受かるんだけど。その時の感じがすごい、なんで俺がそんな感じにならなきゃいけねぇの?でも弱いから、まあねっていう俺もいるし、みたいな。あれを味合わせるのは嫌だな、可哀想だなと思ったりしますけどね。

角田 キモいね。ほんとにキモいね。なんかね、それは本当にキモいですね。でもそんなツッコミ溢れてるもんね、社会にね。さっきのコロナの話もそうだし、う〜ん。それ、そうじゃなくても面白く突っ込めるのにね。

寿司 本当に難しい。今日もね、試写、映画観て…それ、3月に後悔される映画なんですよ。別に言ってもいいけど「騙し絵の牙」っていう映画、たまたまちょっといち早く今日観たんですよ。別になんの仕事も関係ないけど。で、観て面白かったんですよね。でね、角田さんもTwitter相互フォローさせてもらってるけど、観た映画全部つぶやくわけじゃないんですよ。今日はたまたま寿司特まで1時間空いたから、自宅のソファでつぶやく。でもね、昔あったのが、嫌だなと思ったのが。単純に公開前の映画を観てそれを紹介する仕事じゃないですか。Twitterでもう深くやらなくなってるんですよ、1本の映画を。それは紹介する場面があるからってこともあるけど、単純に「いち早く観た自慢すんなよ」みたいなのがあったんですよ。で、あぁなるほどなと。僕はそれが当たり前になっちゃってるから、それはちょっと違うのかなと思ったら、ある映画を紹介する人が早めに紹介する人が…、要は戦いをやってた人がいたんですよ。どっちが先に観た!みたいな。詳しく言うと、マスコミ試写があるけど、その前には内覧試写があって、その前には0号試写とか、要は段階があるじゃないですか。だから0号試写観た人が一番早いんですよ、関係者だけだから。でも呼ばれたりするじゃないですか。それを呟くんですよ。でもその後に内覧試写、マスコミ試写、一般試写があるみたいなときに、早く観ました!って、観たから偉いわけじゃないじゃないですか。で、そこにそう観られちゃ嫌だなと思って僕は退いたところがあるんですよ。そいう戦いはいいや、みたいな。見られ方、見え方って、全部可視化されるから、結果ダメージを受けちゃう人は…、僕も厳しいです。

角田 受けますよね〜。そういうので傷つくのってなんか本当に無意味なような気がするんだよな。傷つくならもうちょっとマシなことで傷ついた方が。本当になんの意味もないよね。

寿司 映画紹介する仕事も難しいところはありますよ、いっぱい。この前も全然内容言ってない、僕は言ってないつもりだけど。「天外者」をちょっとツイートしたら。良かったんですよ「天外者」。内容触れずに良かったなと思ったら、あれ三浦春馬さんが出演されてるからファンの方も多くて、僕のTwitterなんか全然凪状態なのにちょこっと上がったわけですよ、いいねみたいなやつが。僕はそれ目指してないけど。バーって上がったら、やっぱりDMとかでネタバレしないでくださいってのが来たわけですよ。

角田 (笑) 解説するとファンなんですよね。タチが悪いですよね。嫌いだから文句言ってるならまだギリギリなんだけど、好きだから文句言ってるんですよね。

寿司 そう。しかも、これは自分のラジオ、オールナイトニッポンでも話したんだけど、僕に対しても強めじゃないんですよ。「いきなり申し訳ございませんが、ネタバレは止めてもらってもいいですか?」ってなった時に、僕は単純にね、主人公が海を見て泣いてるって話を書いたんだけど、それがどういうシュチュエーションで、誰がとか、なんにもないわけですよ。これがネタバレってなったら…と思って、僕は返そうかなと思ったけど、返さなかったんですよ。やっぱりそれは論争になっちゃうと悪いし、向こうはすごい丁寧だったから。まあ自分のラジオでは話したんですけどね。でも、それがね、僕が1個思うのは、その彼女がね、公式以外の情報は入れたくないんですよって書いてあったんですよ。そうするとね、僕はね、悪い僕が出てきちゃうから。作品至上主義だったら公式の予告だって監督の言ってるコメントだって、演者がちょっと現場の話とか、全部ネタバレになっちゃうよ?って思っちゃうんですよ。でも、作品至上主義でなく、制作だとか監督が結構…、角田さん分かるでしょう?週プレとかやったら。結構、それ言っちゃっていいの?とかあるじゃん。それとかは監督だからその子は許すんだ、みたいな。変にもやもや〜ってしちゃうんすよ。だって作品を全く知りたくなかったら、誰が出てるとか、どの時代とか、もっといならどんな話とかもよく分かんないわけだから。線引きどこか?ってことだけど。っていう、要は可視化されるってのはそういうことだから。

角田 つまりその人がコトブキツカサのTwitterとかにアクセスしなきゃいいだけですもんね。

寿司 しなきゃいいけど…、 止めてくださいって言いたいんじゃないですか?

角田 それって、僕は本当は言ってもいいんだと思うんですよね。やっぱり遮断する方は遮断するということを覚えるしかないと思うんですよね。だから個人攻撃とかならまた話は別ですけどね。

寿司 でも悪意がないんだよなぁ〜。

角田 あの、なんか、もう延長してますけど。せっかくだから話すとして。僕ね、本当はね、あれなんですよ、最後のトピックですけど。今回のテーマ何にしようかなと思って、ほら、よく観ていただいてる方から「マネージャー」みたいな。

寿司 ああー!あったあった!あのね、僕、返信した。

角田 だからマネージャーって来てたでしょ。だからマネージャーにしようかなとかも迷ったんだけど、僕ね、本当に2020年の芸能界をする前に、コトブキさんとぜひ話したいテーマを決めてたの。それ一応なにかというと、「謝罪」。

寿司 ??、あ ざ い ?

角田 し ゃ ざ い

寿司 謝罪ね!

角田 うん。今日のテーマは今年の最後の寿司特で話すテーマは謝罪、謝罪会見でもいいんだけど、謝罪ってテーマで話したら面白いなーと思ったんですよね。

寿司 いやぁ、びっくりした!昨日ね、ZOOM会議でね、僕はEX大衆っていう雑誌で連載してるんですけど。昨日、ZOOM取材でやって、多分来月号の僕のコトブキツカサの肩書き論っていうテーマが「謝罪」!

角田 おお!!すごい!俺すごいね。

寿司 昨日の夜、ライターと編集者とみんなで打ち合わせZOOMでやった時に、何がいいい?って言って謝罪の話を1時間ずーっとしてました。もちろん「謝罪の王様」とか、映画とかも含めてなんだけども、謝罪ってなんだろう?みたいな。

角田 このランキングみると5位にアンジャッシュ渡部不倫騒動で活動自粛ってのが書いてあるから。だからほら、元芸人でもあるね…。あれ?アンジャッシュさんって先輩?後輩?

寿司 年齢1個上です、アンジャッシュさんの方が。

角田 じゃあ一応後輩なんですね、コトブキさんの方が。

寿司 同じようなもんですけど、僕は児嶋さん渡部さんって呼んでますね。

角田 なるほど。なので、最後に謝罪ってテーマでコトブキさんからするどい話を聞いて今年は終わるのかなっていうのが。

寿司 いやいや。散々、軽酔いして…、これを観ているリスナー、ここまで観ているリスナーって言うか、視聴者の方は分かんないかも知れないけど、可愛いもんだけど、これを実際飲みしてると、後半わかったでしょうね、コトブキさんの発言対して「違う!そうじゃない。違うの違うの」っていうのが多くなってきたのを。気づいただろうね。あれがね、実際に本当に飲んでると3倍5倍で降ってくるから、結局こっちがダンマリになるっていうね。なに言っても角田さんが「そうじゃなくて、」「違うんだよ、違うんだよ、」「じゃなくて、じゃなくて、」すっげぇ増えるんで。

角田 (笑) 今カメラ動いたよ、うふふふ。

寿司 イヤホンがビーンってなったら動いちゃって。いいから。そういう小さい、小っちゃいとこ言うねぇ〜いろいろねぇ〜。

角田 (笑) あの謝罪会見はどう思うの?っていうのとかを。

寿司 EX大衆の宣伝じゃないけれども、実意は肩書き論って肩書きだから、これ言っちゃっていいかなぁ…、

角田 言っちゃっていいですよ。だってEX大衆の宣伝になるじゃないですか。

寿司 買って欲しいなってことなんだけど。来月のテーマは「謝罪のプロという肩書き」って話なんですよ。謝罪のプロっていう人たちがワイドショーに出てきたじゃないですか。例えば渡部さんだったら肩パッド抜いた方がいいとか。

角田 (笑) 言ってましたね!こういう風に謝った方がいいとか。なんならすぐ反論するとか。

寿司 あと「本当に本当に」って言うと本当じゃないとか。フォーマルな席っていう意味で言うと、黒スーツはフォーマルな席だから謝罪ではNGとか。謝罪のプロがバーっと言ってるわけですよ。僕はそのとき言ってるののは、要は肩書き論、色々な肩書きの話をしてるから、だから肩書きっていうのは時代とともに作られるって話をしたんですよ。要はマナー講師なんですよ。

角田 マ マ コ ウ シ ?

寿司 マ ナ ー こ う し 。何だけれども、例えばこれZOOMでしょ?ZOOMマナーってすげー今出てるの知ってます?

角田 偉い人から先に退場しろとかでしょ。アホくさいねぇ。

寿司 タクシーだったらここに座った方がいいとか、あるじゃないですか。それは時代のものだから。昔、タクシーなかったわけだから。そう言った時代に物ができてきてるなってときに、謝罪っていうプロが出たってことがまず前提であるけれど、でも謝罪なんかしなくていいっていう極端な意見があるじゃないですか。渡部さん別に謝罪しなくていいんですよ、当然ね。別にしなきゃいけないってわけじゃないんですよ。それはレポーターの方々も認めてるわけじゃないですか。でもこれがちょっと複雑なのは、あのレポーターの方達が「ガキの使いじゃないんですから」みたいなことも、ちょっと笑いとって批判されたりとか、ちょっと強めに物事を聞かれて、しかも大体みんな、ここで言うのもなんだけど、ある特定の番組、放送局に対して渡部さんが考えてるってことを分かった上で、その放送局の番組のレポーターもなんでですか?って行くわけじゃないですか。

角田 あれ、ガキ使のスタッフ、被害者ですよね。なにが被害者かって言うと、だって噂でしかないかも知れないし、出たか出ないかも全然言ってないわけで。それがレポーターなのか馬鹿なのかそういうメディアなのかに突っ込まれてしまって、結果、現場で編集しなおさないといけないとか、しなきゃいけないんですよね。松本人志さんに怒られるかも知れないしとか。

寿司 収録してたならば…おそらくしてるでしょうという想像ですよ、よく分かんないけど。でもしてたならば、行き着くところはもしかしたらその放送局のその番組がなんで渡部さんを呼んだんだ?っていうバッシングになってくると…

角田 あれ、なんで呼んじゃ行けないんでしたっけ?倫理的に悪いことをしたから?

寿司 それはスポンサーの意向なんじゃないですか?大きく言えば。

角田 スポンサーの意向って、スポンサーそんなこと言うかなぁ。

寿司 だからそれはあらかじめ言われる前に。

角田 僕思うんだけど、ということを予想するから、スポンサーさん、でもこういう人でると話題にはなるから数字は行きますよってことで、スポンサー的なことをOKにしてると思いますよ。スポンサーの意向だからって言ってるのは、むしろ業界の逃げの1個の理由なだけで。本当の理由じゃない気がするんですよね。

寿司 もしそうだとするならば、渡部さんがそれを守った…一応、守ったのかも知れないですよ。自分が悪者になるわけで、それを言うことによって、回り回って放送局の方に、もしかしたらこう、悪口とかが行かないように堰き止めたって考え方もできますよ。

角田 あれ、なんなんでしょうね。なんかすごく分からないのは、じゃあやっぱり謝罪会見しなきゃ良かったんですかねぇ。

寿司 しなきゃ良かったんですよ。

角田 それか早めにすれば良かったんですよね。

寿司 どっちかなんですよね。

角田 なんかトータルどうでもいいのになーなんて思うんですよね。つまりさ、それで渡部さんの仕事が無くなっちゃったなら、無くなっちゃっていいじゃんというか。無くなったら無くなったでよくないけど。なんて言うんだろ、それをこうすべきだ!ああすべきだ!って言ってるのが気持ち悪いんだよなーなんて思っちゃうんですよね。それがギリギリ犯罪なのかどうかも分からないじゃないですか。だから僕ね、脱税とかの方が問題だなって思うんですよ。いつも思うんだけど。つまり納税って国民の義務だから。だって憲法に書いてあるわけだから。国民の義務をやってないんだから、それにどんな理由があってもそれが一番重いと思うんですよね。なのにそんなことで謝罪してることよりも、なんか罪が大きいのがよく分かんないんですよね。

寿司 そうですねぇ。そういう風に思ってる人が、思わされてるのか。

角田 思ってる人が多いのかと言いながら、あの会見は行き過ぎだったみたいな意見もあるじゃないですか。というのもまた意見になるじゃないですか。だから、なんなんでしょうね、意見って。

寿司 そこで、あのレポーターたちも悪役買ってるところも実はあって。

角田 あるけど、でも逆に言えばそういうことやってるあの人たちにお給料、レーゾンデートルというか存在意義もあるわけでしょう?渡部さんに味方のレポーターばっかだったら、そのレポーターたちは仕事なくなっちゃうんでしょ、だって。

寿司 あと渡部さんも損しますよね。

角田 でも今も損してるんでしょ?

寿司 いやいや、強く言われた方がまだ得しますよ。あの会見を渡部さんが自分で開いたならば。あそこをさんざんやられて、汗かいて、下手すりゃ泣くくらいなとこの方が、悪役があのレポーターになって、渡部さん可哀想っていうのがちょっと出た時の方が復活は早いし。ナイナイの矢部さんと一緒じゃないですか?岡村さんのオールナイトニッポンと。

角田 その謝罪って言ってるのは、ちょっと岡村さんの件もそうだなと思ったりもするわけですよ。

寿司 矢部さんは結構厳しめに言って。矢部さんが悪役をやった。けど岡村さんが助かるみたいなね。

角田 そんなのトータルどうでもいいのになっていう風に、なったらいいのにな、って思うんですけどね。ならないんですかね。

寿司 うぅ〜ん、ならないというか…、興味あるんじゃないですか?そういうこともね。

角田 誰が?

寿司 視聴者が。でも、これは別に視聴者のせいにするわけじゃなく、前提として…、この業界ってこともあるかも知れないけど、渡部さんの生配信があるっていったら僕はリアルで観ましたから、全部。もっと言うなら、僕は吉本の謝罪会見、あのすっげぇ長いやつ。あれもトータルで全部見ましたから。渡部さんの今回の会見も全部見ました。ってことは僕自信も、まあこの業界ってこともあるけど、興味はあったわけですよね。

角田 でもね、興味があるのかってときに。あるんだと思いますよ。だって会社員ってみんな会社の人事ばっか話してますもんね。人事って興味あるんですよね。そもそもね。だから、というのは下らない、止めろと言ってる奴に限って、自分の会社の部長はなんだとか、誰と誰は不倫してるとか言ってる感じするじゃないですか。結果、人事に興味あるって、別に枕草子だって徒然草だってそんなこと書いてるあるし、中国の古典見たってそんなこと書いてあるわけだから。まあみんなそうだと言えばそうなんですけどね。

寿司 下世話っていうのが好きな人が、僕も少なからずあるし、みんなあるけれど。

角田 ちょっとだけ嫌なのは、別にガキ使、そんなに年末のやつを楽しみにしてるわけじゃないです、僕は。個人的に。紅白の方が好いだから。だけどだけど、それが製作者は大変だろうなってところに、全然関係なく飛び火してるじゃないですか、被害が。それってなんか、たまんねぇだろうなぁみたいな。

寿司 前提として、渡部さんが出たことを誰かがリークしてるわけじゃないですか。たぶん箝口令が敷かれてる中。そうすると番組としては結構大変ですよね。要はそれはそんな問題じゃなかったとしても、大物が出るとか分かんないけど、たぶんそれは告知で漏らしたというのはかなり穿った見方でしょ?おそらく。でも渡部さんが収録してってときに、まったく言わないって形を松本さんたちは取ると思いますよ。そういう方だと僕は思いますけどね。それを要はクリスティアーノ・ロナウドが体育会TVに?!みたいなコマーシャルがないってことですよ、渡部さんに関しては。だから漏れたってことは本当に漏れたと思うけれども、そうすると番組とかやってて本当のシークレットゲストみたなのがバレちゃうみたいなもんじゃないですか。

角田 それが現場で寝ないで収録の前日用意してたADさんとかがかわいそうだなって思うんです。

寿司 それは本当に可哀想だなと思います。

角田 全然関係ないじゃないですか。それが作り手として、それって伊勢谷友介さんが逮捕されちゃったから伊勢谷さんの映画が公開延期みたいな話と似てるんだけど。作り手側は関係ないじゃないかというか。少なくともそれを表現させた上で視聴率が悪いとか興行収入の成績が悪いとかならそれはそれで作り手側の責任なんだけど。まったく関係ないサブ情報みたいなものでその作品自体が影響しちゃうのって、なんか悲しいなって思う。

寿司 まあでも、そんなもんって言い方ないけど、なんかそういうことなんでしょうね。

角田 そんなもんなんですよ、バラエティ番組はって言われちゃったら、そんなもんなんですけど。そんなもんなんだけど、そういうようなものでもいいと言うか、そういうものだと割り切っちゃえばそれはそれでいいのかも知れないけど。だって、世間を煽りたいからその人をゲストにキャスティングしてるというのは製作者ですからね。ってことは、そういうのを利用しようとしたら、結果的に自分のところに火の粉が来ちゃったみたなことかも。

寿司 まぁ、そういうことですからねぇ。しかも向こうは選んでくれたと言うか、両方ともそこでは合ってるんだけどもね、でも実際のところなかなか難しいところですけれども。そんな感じですか?

角田 そんな感じですよ。もう、すごい、今日1時間40分も喋っちゃいましたよ。

寿司 それは角田さんが乗っちゃってくれたから。

角田 すいません、酔っ払っちゃったからね〜。

寿司 酔っ払っちゃってるからねって(笑)

角田 あの、あれですか。今年はいい感じでしたか?(笑)

寿司 今年は、今年はだめです(笑)

角田 だめです、もうね。さっさと2020年終わった方がいいですね。

寿司 終わって、来年から色々やっていきたいななんて思いますけどね。

角田 来年、100倍くらいにしましょうよ。視聴数ね。ゆうても。

寿司 それはちょっと、角田さん。ちょっとホントに、知恵を借りて。

角田 いや、僕は知恵出さないですよ。

寿司 なんで出さねぇんだよ!

角田 出役だから(笑)

寿司 いやらしい!!両方とも出役で誰もいねぇんだよスタッフ。ついに、酔っ払って出たね、1時間40分で。俺は出役だからっていう(笑) とんでもない発言出ましたね、一回も言ったこと人生で。俺は出役だからって。

角田 ライブ配信止めますよ〜(笑) ということで、また来年やりますということで。

寿司 また来年やるんですね。いつやるんですかこれは?

角田 それはライブ配信止めてからに。

寿司 はい、わかりました。ありがとうございます!

角田 お疲れさまでした!良いお年をお迎えください!

寿司 ありがとうございました〜!

角田 じゃあ切りま〜す。…まだ手を振っててください。

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