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ICUC-124_2022.8.28【マテリアル社会の方が情報社会よりも楽しかったというノスタルジア】ICUC知的好奇心向上委員会

【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee !

角田陽一郎124「マテリアル社会の方が情報社会よりも楽しかったというノスタルジア」ICUC知的好奇心向上委員会

ネットで買物ができるようになって、便利にはなったのかもだけど、買物がむしろしづらくなっている気がするのです。欲しいものが見つからないというか、出会えないというか、そもそも無いというか。

角田陽一郎 オフィシャルサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

夏あるある

 おはようございまーす。角田陽一郎ともうしまーす。知的好奇心向上委員会、もう今日は何回目か覚えてないな。はっはっは!…よろしくお願い致します。えーと、今日はですね、8月28日、朝の…まだね、早いんですよ。ちょっとこう早い朝、ちょっと所用がありましてですね、出発しまして向かってるとこです。んっふっふっふ!どこに出発して、どこに向かってるかとかは別にまあ関係ないんですけど。まあ、その間にね、今日はちょっと色々用事があるので、じゃあちょっと移動中に、どうせ運転しながらくっちゃべってるから、くっちゃべってみようかなーなんて思いながら撮影にチャレンジしておりますと。
 これちなみに、なんかこう…ね、iPhoneを車のダッシュボードに取り付ける様な、なんて言うんですか?そういう取り付ける様な機械と言うか、売ってるじゃないですか。オートバックス的なところに行くと。で、それをダッシュボードに付けてね、撮影してるんですけど。これあの、”夏あるある”なんですけどね。ダッシュボードに粘着テープみたいなので貼り付けるパターンとか、ほら、あとはエアコンのところにカサッと挟むパターンとかね。そのiPhoneホルダーみたいなのとかって色んなパターンのがあると思うんですけど。僕あの、これアレなんですよ、ダッシュボードに貼り付けるパターンのやつなんですよね。で、これもう大分前に、2年前ぐらいかな?に。それもね、確かネットで選んで買ったんですよね、うん。で、ネットで選んで買って、で、貼り付けて。そしたら当初はなんか貼り付けるのがずんごい協力だから、1回貼り付けてちょっと曲がっててももう直せないじゃん!ぐらいな強力な感じで、え!?と思って。で、まあ貼り付けて2年ぐらい経ったんですけど。夏って張り付けてるところが熱を持って粘着が緩くなるんですかね?剥がれますよね。
 で、この前もコトブキツカサという人間とね、寿司特っていうのをドライブしながら撮影してたら、急にバリッて剥がれたりして(笑) ちょっとそうするとカメラが角度がガクンッてなったりするじゃないですか。で、何が言いたいかと言うと、今日もう今そういう感じで喋ってるから、もしかしたらガクッて急になったら、それは粘着テープが剥がれたんだと思って頂ければとは思います。
 で、これ、そんな別にiPhoneホルダーの話をずっとしててもしょうがないんですけど。これネットで買ったって言ったじゃないですか。で、ネットで買ったら、iPhoneがあって、ここにアームみたいなのがあって、すごい自由に動きますよとか言うから、なんて言うの?撮影…だからなんて言うんだろう?運転しながらの撮影とかにもすごい使いやすいのかなーとかね。あとはよく、ほら、僕らテレビだと車窓から映像みたいなやつとかの時にも使いやすいんじゃないかなーと思ってそれを買ったんですよね。
 ところが、これって買い物が難しいなーって話に繋がるんですけど。やっぱり通販で買うと物を見てないで買ってるから、やっぱりなんかくっ付けたあと、そんなに…微妙な角度が上手くないんですよね(笑) だからこうホルダーの底部からiPhoneまでのアームは、結構、比較的自由に動くんだけど、そのアームの先にiPhoneが付いてるココが、ここの角度がね、下向きに動いてくれないから…ちょっとしか動かないんですよ。だから、底部からのアームは自由に動くんですね。これは自由に動いて、ここまでアームを高く上げると本当は画面を垂直にしなきゃ正面にならないんだけど。これがね、アームの先は少ししか動かないから、結局アームを高く上げると画面が垂直になるまで下に動かないみたいなね。明らかに設計ミスとは言わないけど、こんなにアームを上げて他面を垂直にして撮ることとかを想定してないんだろうなーみたいな。うん…今の説明で伝わったかどうか分かんないんだけど。

角田さんの身振り手振りでご確認を!
文字に起こしでは言葉を補いましたので。
https://youtu.be/ZVZ6m5ShbiU?t=228

 つまり、そういう可動域がどこまでで、どうするか?みたなものって、見ないと分かんないですよね。うん。だからそういう事ってすごい難しい世界になってるなーと思いますね。

買い物が難しい

 ところが、そういう物をみんな通販とかで買うようになっちゃったからか知んないけどね、明らかにカーショップみたいなものって、もうお店が減ってるし。まあ元々カーナビはもうサードパーティーから付けるっていうより──、昔はそうだったでしょ?Pioneerとか、KENWOODとかね。そういうのを自分たちで付けるみたいなのがカーオディオの良かったのが、今は純正でどう付けるか?みたいにね、やったことによって。あれがもう無くなったのが一番なんか自動車ショップ、カーショップの衰退…。だって今もうタイヤ屋さんにしか残ってないくらいになっちゃってるじゃないですか。
 だからそうするとなんかね、僕なんか免許取った時とかって、免許取って、車を手に入れたりすると、カーショップに行ってね。なんかドリンクホルダー買おうとかね。そういうのとかを結構楽しみにしてたなーと思うし。僕一番最初に買った、自分の給料で買った車には良いカーオディオつけたいなーなんて思って、1回買った時にはむしろそんなにいいオーディオを付けておかないで。もうだから純正品だけにしといて。あとで結構高いやつを買ってダッシュボードに嵌め込む時にちゃんとデザインしてもらうみたいなことを1回チャレンジしたことありましたね。懐かしいな!忘れてた。なんかモニターがフュイーンって出てくるみたいな。うん。
 なんかそういうのとかをパンフレットとか見ながらコレにしよう、アレにしよう、みたいな考えてるの楽しかったなーなんて思うんだけど。今はそういうのってね、なんかネットで見たりしてやるから…うん。だから最近買ってる数台は全部ある意味純正品ですよね。
 で、一方でじゃあその純正品のカーオーディオの中の、例えばナビとかをちゃんと使ってるかって言うとね、今なんかむしろiPhoneとかを接続してそこからカープレイでしたっけ?iPhoneとかのね、なんか地図とか、Googleマップとかを車のモニター上に出してとかいう風に使ったりしてることの方が多いよなーなんて思って思ったりすると…ね?なんか買い物みたいなものが難しくなってるよなーってのは、なんて言うんだろう、どんどん買いにくくなってることが多いんじゃないかなーなんて僕はすごく思いますね。何か欲しいものが手に入るように思いながら手に入らなくなってるなー、ネット社会になってるなんて思ったりするわけです。
 で、それってね。例えば昔で言うと例えばオーディオなんて日本のメーカーが何社もあって。そういうところから選んで買う──やれ、ヤマハだ、Pioneerだ、みたいなね。Denonだとか、AKAIだとか、サンスイだとか、パナソニックだ、日立だ、ビクターだとか、そういうのがありましたけど。今はそういうのはほとんど無くなりましたもんね。で、一方でそういうカーステレオみたいなものとかが無くなった以上に家のオーディオセットみたいなものとかもね、なんか無くなっちゃって。つまり、だからスティーブ・ジョブズってすげぇなーって話かも知れないですよね。みんなiPhoneになっちゃってますもんね。で、iPhoneを…僕も自分のスタジオみたいなところにBOSEのスピーカーを持ってるんだけど、そこに無線LANでね…無線LANじゃないや、Bluetoothか。Bluetoothでね、iPhoneを繋いで、そこからSpotifyで聴くみたいな感じのが多かったりとか、YouTubeをかけたりとか。そんな様な感じになってますよね。
 だから何でもiPhoneで出来るなーなんて思ってると、なんかそれ以外の電化製品を買うワクワク感みたいなものってそもそも無くなってるなーなんて思うし。無くなってるから市場が縮小されて、そうするとショップとかにも無くなり始めて。そうすると、なんかこう、そんなに結果自分が欲しいものが買えないみたいな事が起こってるよなーなんて思いますね。

買い物とコレクションのワクワク感

 だってもう──例えばね、ハードディスク…プレイヤーじゃなくて、何だ?録画機か。うん、だから昔はね、録画という考え方で行くとVHSテープで録画してて。それからDVDに録画する様になったりして。で、ハードディスクで録画できる様な機能があって。そうすると全録みたいなものが出たりとかしてて。ちょうどね、2000年代くらいの時とかはそれが東芝のやつとか超高機能で、いろんな事が出来ましたよね。そこのハードディスクで撮ったのをDVDに焼く機能も付いてたりとかね。うん、だけど…レグザでしたっけ?みたいなものとかが何かいつの間にか東芝さんもちょっと調子が悪くなっちゃったってのも、うん。まあ、今言った様な話があったから調子が悪くなったのか、単純に原発のアレで調子が悪くなっちゃったのか、みたいな事もあるかも知れないけど。なんかそんな感じで明らかにそういう電化製品ってね、買いたい機能が付いてるものがどんどん…劣化版みたいなものは今だに売ってるけども、高機能みたいなものとかはもう造られなくなってますよね。
 なんか、だから90年代、だから…どうかな?僕が20代の時ってちょうど90年代とかなんですけど。僕70年生まれなんですごい計算しやすいんですけど。1桁の時は70年代で、10代の時は80年代で、20代の時は90年代で、30代の時は2000年代で、40代の時は2010年代で、50代は2020年代でっていう風になってるっていう風には分かりやすいんだけど。
 30代の時とか90年代の時って20代のとき(笑) 分かりやすいと言いながら間違ってるぞ(笑) 20代の時の90年代とかは僕、一番ピークの時はVHSの録画機3台あって、3代自分のところに並べてましたよね。で、3台あって…、だから3個のテープを同時に回して録画できるぐらいにしとかないと、撮りたいテレビみたいなものがあったってことですよね。6チャンと、8チャンと、4チャン撮らなきゃみたいな。1チャンのNHK撮らなきゃみたいな。だからなんか前もどこかで喋ったかもしれないけど、なんか年末年始とかって本当にテレビガイドみたいなのを買って、ああ30日はこの番組録画して、31日はこの番組録画して、1日はこの番組とこの番組録画して…みたいにして。やば!2日の日はフジの古畑任三郎もあるし!とか。なんかそういう様な…だけどTBSのこのドラマも観たいしとか、フジテレビのバラエティも撮らなきゃみたいな事とかで何か迷ってたみたいな事とかすごくあると思うんですよね。
 それがね、いつの間にかテレビ自体に録画っていう機能が付いててね。ハードディスクで。それはそれで便利になったのかも知れないんだけども…。う~ん、何かこう、買い物、あるいはそれをコレクションすることのワクワク感ってのは無くなりましたよね。
 でもこれ、誰かと話した時に、でもそのワクワク感ってのは、もしかしたら皆んなスマホアプリでゲームしてて、なんかガチャみたいなものとかで、キャンペーンで新しいタイテム貰えて喜んでるみたいなことで言うと。そういう事で喜んでるみたいなことがあるとすると、喜びの種類が変わっただけで、喜んでるものはあるんじゃなないですか?で、角田さんがそういう事をやってないから、それで喜びを感じてないから喜びがなくなっただけじゃないですか?みたいなことを言われて。まあ、そうなのかなーなんてのも思ったりもしますね。うん。
 だからそれって、自分という個人がどういう事に喜びを感じるか?みたいなことなのかなーとも言えますよね。うん、あの、やっぱり僕なんか…だからやっぱり情報社会って言ってるのって、本当に情報社会がやってきたんでしょうね。僕なんかが──じゃあ、それこそ70年代、80年代、90年代ぐらいって、やっぱりマテリアルを持つことの…物質的なものをちゃんと吟味して、購入して。で、なんならその購入に失敗しても含めてね。それをやっぱり自分で持つということへの快感みたいな。そういうものってすごくあるんじゃないかなーと思いますね。

志望校に受かったら

 僕は中学校の時、高校受験して、志望校受かったらオーディオセット買ってくれっていうのがすごいこう…親との約束で。で、一応志望校受かったからオーディオセット買ってもらったもんな。──ああ、中学になったら買ってくれって言ってて。当時アマチュア無線ってのがやってみたいなーと思ってて。確か中一の時にアマチュア無線技士のHAMってやつね、免許を取りに行きましたね。で、取ったら買ってくれるって言ってて。で、そうすると当時無線機なんて20万とか30万とかしたんじゃないかな?分かんないけど。高かったと思うんだけど。それを買ってくれるって言うからと思ったんだけど、ちょうどその頃パソコンが出始めてね。パソコン買ってくれって言って、パソコン買っちゃったんだよな。で、あれだ、MSXっていうのがね、ちょうど出てて。で、僕はPC…やっぱり88とか、98はまだ買おうと思ってなかったのかな?98とかそういうのを買うのかなーと思ってたけど、なんかやっぱりビジネスっぽいからそんなに、子供の中学校の僕には魅力を感じてない時にMSXってのが出て。これは分かりやすいんだよって買いてあったからMSX機を買ったんだよな。で、買ったら──でもその中でもね、確か俺…SANYOの買ったんじゃないか?SANYOが出してたんですよね、MSX機ね。うん、なんか普通のMSX機ってちょっと玩具っぽい、カセットでガチャッと入れてね、ゲームとか出来るやつだったんだけど。それがちょっとね、高級っぽいやつだったんですよ。そう。だからそれを買って、すごい最初嬉しかったんだけど、やってる内になんか故障したか何かで。で、それをこう…何の故障だか忘れちゃったけど、それを当時どこで買ったんだっけな?石丸電気だったかな?忘れちゃったけど。電気屋さんに持って行って、秋葉原…で買ったんだよね、確かね。で、秋葉原までまた行ってやってたら、何か返品になっちゃって。だから多分機種のミスだったんでしょうね。だからSANYOさんもMSXとか、だからそういうパソコンとか作った事ないからかも知れないけど、それで機種回収になっちゃって、代わりの機種をって言われて。で、代わりの機種で、でもその時にMSXだとちょっと物足りないなーなんて思って。で、あのSHARPのX1っていうね、パソコンを買ったんでしたね。うん。で、X1でゼビウスばっかりやってたなー。あと麻雀のソフトを買って。親父がよくその麻雀ソフトで麻雀やってたなー、うん。なんか懐かしいですね。それがちょうど中学校とかですね。
 だからそういう様な感じでパソコンを買って楽しむみたいなものってのも…、まあ、だからそれは僕が若かったから楽しかったんですかね。それともそういう様な物を手に入れることのワクワク感みたいなものが今の時代よりも確かにピュアだったのかなーなんて思いますね。
 で、ちなみに中学がそうでしょ?高校の時はオーディオセットでしょ?で、大学、志望校…まあ志望校というか東大ですけど、東大受かったら車買ってやるって言われて。で、車買ってもらったんだよな。当時バブルだったからなんかそんな、裕福でもないけど比較的イケイケな感じのやっぱり80年代だったんだなーと思いますよね。
 だからこれって、ね?僕よく言うんだけど。若い頃は良かったなーってのは本当に若い頃が良かったってことか?思い出が美化してるのか?それとも自分が若いからと言うよりその時の時代がやっぱり良かったのか?っていう意味で。昔は良かったなというのは3パターンありますよね。思い出補正か、やっぱり若い、今だったらもう老眼ですとかね、体力無いですみたいなことよりも、やっぱり若かったからっていうのがあるとか。それよりも本当に今の時代よりあの頃の日本社会は良かったのかなーとかね。まあそんな事を思ったりもしますよね。

ディスクマンをカーホルダーに

 うん、だからやっぱり20世紀って、やっぱりそういうマテリアルの、物の時代だったのが、やっぱり情報社会って呼ばれるようになってね、情報革命ってのが…だから僕の情報革命って明らかにWindows95な気がするんですよね。インターネットが出来てっていうのがそうだけど、それが個人に行ってっていうのがやっぱりWindows95な気がするんだよなー。だから95年、96年、ぐらいがやっぱり、うん、情報社会の始まりな気がしますよね。
 で、そこから10年ぐらい経って2005年…2007年か何かなんだよな確か。iPhoneが出たのはもうちょっと前かも知れないけど、そのiPhoneをみんなが持つようになった感じ。3とか4とか。うん。それがやっぱり2000年、2010年ぐらいになってもう確実に音楽はサブスクで聴いてとかね。今言った様にあらゆることがスマホになり。その一方でマテリアルなものを買うのがすごい難しい…、難しいと言うか窮屈になってきた。本もそうでしょ?音楽もそうでしょ?うん、で、さっき言った電化製品とかもそうだし。うん、もう20分近く喋ってるけど、そもそも話したのはこの撮影しているカメラをダッシュボードに留めてるiPhoneホルダーについて(笑)…の、話だったんだけども、うん。そういうものが買いにくくなった。
 そういうものが買いにくくなったって話と、それが夏になると粘着テープでバリバリと剥がれてこのカメラが角度がずれてしまうって話、実はリンクしてないな。んっふっふ!だって夏になって粘着テープがバリバリと剥がれるっていうのはマテリアルな時代、90年代にもあったからとは思いますけどね。
 でもあの頃ね、本当に最初に買った、90年代に買った時はまだ学生だったんだけど。ディスクマン。だからウォークマンが、SONYがね、カセットテープで出したのがウォークマンで。CDだとディスクマンで。そのディスクマンを、円盤みたいなやつをいつも持ち歩いてたけども。そのカーホルダーみたいな、SONYが純正で出してて。そうするとね、ちょうどギアチェンジのとこら辺からヒュゥッっとアームみたいなものを出して皿みたいなのを乗っけると、ちょうど膝の上ぐらいなところにね、ちょうどディスクマンを置ける感じがあって。これなんかすげーかっこいいなと思って、それでやってましたね。で、それでアーム付けといて。で、ディスクマンをその上に乗っけてカチャッて嵌めて。で、ディスクマンから出したのに3.5ミリの音声のプラグをパサッと差して。それ、どうやって飛ばしてたっけな?FM電波で飛ばしてカーステレオにいくパターンもあったけど、カセットテープのガチャッと入れてやってたなー確か。うん、カセットテープに変換するやつありましたよね。それを入れて音楽聴いてたな。で、大学時代とかね、なんか友達とそれこそ1週間ぐらいスキーでまわった…友達って言ってもね、考具を一緒に書いた加藤君ですけどね。考具を一緒に書いたんじゃないや、考具を書いた加藤君で”あんちょこ辞典”っていう本を一緒に書いた加藤昌治君と大学時代に、なんかね、1週間、10日間ぐらいスキー場行ってたんだよな。で、スキー場行ってたってのも2日間あるスキー場行ったら違うスキー場に行ってって、こうスキー場サーカスみたいなのをしてた時にね。こうCDとかを何枚も──、だから何枚も持っていかないと聞けないんですよね。でも何枚も持っていくと言ったって、1つのCDケースみたいなのって15…20枚入ったっけ?15枚とかみたいなやつあるじゃないですか。でもあれ1枚に10曲入ってたとして15枚持って行ったとしても150曲しかないわけですもんね。でもそれを旅だからと思って、そのCDケースを、なんかボックスみたいなケースを3つ4つ持ってってた気がするな。うん。って事は5~600曲それでも持ってって動いてたんだなーなんて思うと、ね。思いますけど。

 今このiPhoneにはね、4万曲ぐらい入ってるじゃんと思って。うん、で、その4万曲ぐらい入ってるなーってのはもう自慢する意味もなく。Spotifyで繋げばずーっと聴けるわけだだよね。もっと、遥かに、多数の曲をね。うん。
 でもそれって、そういう風になってしまった事が、当時は…これ面白いなーと思うんだけど、当時はそういう様なアクセスが大量になったらすごいなーっていう事をなんか望んでた気がしますよね。うん。今だったらカセット、CD1枚10曲しかないじゃんみたいな。でもこの旅行でこのCD聴きたい、あのCDも聴きたい、でもこればっか持っていくとこんなになっちゃうから、このCDは置いていこうみたいな事とかって。当時は、今だったらすごい楽しいなーと思うんだけど。うん、それってその前で言えば、CDの前で言えばマイベスト・テープを自分でカセットで作ってね。1回こうダビングしてね。それがアナログレコードとかからとかダビングしてとか、ラジオで、録ったものなのか、友達から借りたものなのか、分かんないけどね。そういう物をカセットに、マイベスト・テープみたいなのを作ってね、それをなんかね、好きな子にあげるとか、あげないみたいな事とかって、僕はやったことないけど。なんかそんな事がネタになるような時代でしたもんね。
 で、そういう時になんかたくさん曲があったらいいよなーって当時は思ってたんだろうなとは思いますよね。で、当時思ってたんだけど、思ってたんだけど。いざ実際そういう時代に今到来してると、…うん、やっぱりなんか発売日にそういう数少ないものを買うみたいなものが楽しかったんだなーって思うし。という市場があるからショップがあって、そのショップにそういうマテリアルを置くためにマテリアルの開発をするメーカーが、やっぱりユーザーがどういう物が欲しいかってことで、うん…結構高機能だけど高いものもあれば、安くて、だから機能が絞られているものみたいなものもあるわけですよね。だからその中でのチョイスみたいなものって、うーん、なんか今Amazonで物を買うってなると、すごい…うん、まあ難しいというか衰退、衰退だと僕は思っちゃうかなぁ…うん。

街の小さな本屋さん

 これ言いましたっけ?ICUCで。あの、本屋さんってね、どんどん減ってて、それはすごい悲しい事なわけですよ。まあ自分は比較的読書好きな人間ですし。うん、で、一方でね、Amazonとかでは、まあ本を買ったりしてるしてるわけですよね。ってかむしろAmazonで買ってることの方が多くなっちゃってますよね。それって本好きな僕ですら本屋さんに行ってないってことじゃないですか。うん、で、そう思った時に、例えば田舎に小さい本屋さんとかが今だに残って…もうどんどん、どんどん無くなってると思うけど、まあ都会もそうだけど。赤坂なんてなくなちゃってね、うん。本屋さんが。でも本屋さんがある方がいいなーと思うんだけど、そういう本屋さん行くと僕がじゃあ一応著者の本を何冊も出してますけど、発売して何ヶ月かは置いてありますよね。ところが無くなっちゃうんですよね。ベストセラーはずーっと平積みであったりもするけど、僕なんかぐらいだと最初は平積みだけど、まあ平積みして頂いてるのはすごい嬉しいんだけど、それも無くなっちゃったりするし。だから地方の方の方に行くとそもそも僕の本なんか置いてないわけですよね。そうするとね、著者としては一方でね、だってどうせ僕の本置いてくれない本屋さんあってもいいのかよ?ってちょっと思っちゃったりもするわけですよ。いや、それは僕の本というのはメタファーで言ってますけど。こんなベストセラーしか置いてないんだったら、もっと面白い本を置いてある本屋さんじゃなきゃ置いてても…無くなっちゃってもしょうがないじゃんって、ちょっと思っちゃったりする自分もあるんですよね。
 うん、だからそういう本屋さん、街にある本屋さんあったほうがいいじゃん!って思うんだけど、じゃあ実際街にある小さい本屋さんに行くと自分の欲しい本なんかどうせ売ってないじゃんと思うから、結局行かないんですよね。で、それって本屋さんがまだ大量にあったそれこそ90年代とかでもそういう小さい本屋さんはやっぱり時間潰しではちょっと行ったかも知れないけど、なんか買おうと思った時はむしろ80年代とかもそうだけど、自分の街にある小さい本屋さんじゃなくて、ちょっと繁華街とか、それこそ渋谷だ、新宿だ…新宿だと紀伊國屋書店だしとか…みたいな感じで、結構やっぱり大きい本屋さんにわざわざ買いに行ってた気がするなー。
 だから東京に初めて出てきた時もね、下北沢にあった河合塾の寮に出てきた時も、何か参考書を買おうと思ったら…あの、ね?下北沢にも駅前に本屋さんがあって、そこはそこで、そんなに大きくないけど結構サブカルチャーな本が置いてあって、なかなかいい本屋だったんだなーと思うけど、やっぱり参考書とかは少ないからね。新宿まで行って小田急にあった三省堂書店があったんだよな、小田急の上に。そこ結構大きかったんだけど。そこ行ったりとか、それこそ紀伊國屋に行ったりとかね。うん。という風にやっぱり大きいところに当時から行ってましたもんね。その大きいところが今で言うとAmazon的な役割だったんでしょうね。
 そうすると話が見えて来ますね。つまり普通の街にある小さい本屋さんというのはそもそも品揃えが少ないから、マテリアルの時代でも行かなかったんですよね、僕はね。…僕はね。あった方がいいなと思いながらも行かなかったですよね。で、大きい本屋さんに行ってた。ところが、大きい本屋さんのたくさんあるみたいなものってのはAmazonがやって下さっちゃってると、もうAmazonでいいじゃんってなると、大きい本屋さんも行かない。つまり小さい本屋も、大きい本屋も行かないってのが今の僕の…。こんだけ、こんだけと言ってもそんなに読んでないけど、こんだけ本好きだって言ってる読書を比較的している人間ですら行かないことのジレンマっていうね。
 うん…これってね、すごい色んな情報に音楽がたくさんあるサブスク、Spotifyとかにアクセス出来るから便利だとか。全部スマホでやれるからもうそういう高級が東芝のハードディスクレコーダーはいらないや、みたいな話とか。カーオーディオをわざわざ買うことの方が新車を買う時の頼みだったから、カーショップに行ってドリンクホルダーを買うのも楽しいや、みたいなね。そういう楽しみみたいなものが結果、情報社会になってしまって奪われてしまってる。う~ん、っていう感じがやっぱり僕は否めないなーなんて思ったりもします。
 はい。今日はこんな話をしようかなー、しないかなー、なんて思いながらも。結局iPhoneホルダーがバリバリバリッて剥がれないで済んだのが良かったでございます。ではまた来週よろしくお願いします。8月が終わります。

文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 車内の貼り付けグッズはどれも糊が緩む。落ちない汚れ、シールの跡なんかもドライヤーで温めるとよく落ちるなんて年末辺りによく聞くので、やっぱり熱に弱いんだろう。木工ボンドなどは洗濯物と一緒で夏の方が早く乾くんだけどな。
 車載スマホホルダーで検索してみたけど、エアコンの吹き出し口に挟もの、ダッシュボードに貼り付けるもの、インパネに挟むもの、フロントガラス吸着型、みんなそれぞれ一長一短だ。そもそも車種にもよるのだし。ドリンクホルダーなんていつから標準で付いてたか覚えてないけど、そろそろ端末ホルダーも標準になるのかも知れない。

 東芝のハードディスク録画機は超高機能で。そう言えばコトブキさんが買い替える時に電気屋さんにそんなこと言われたとか話してたな。お引越しされてからは、新しい冷蔵庫がおはようって言ってくれるのがちょっと嬉しいと。分かるなそれ。
 高機能って、本屋さんでいえば大型でどんな専門分野の本も取り扱いと担当店員さんがいるとか、逆に専門的な本屋さんか。いつだったか神保町の古本屋さんを紹介している何かを読んだんだけど、専門性の高い古本屋さんがたくさんあった。例えばイタリアに関するものとか、何店舗もあるそうだ。そのうち散歩しいに行ってみたい。今、専門性は蒐集性と合わさって街の片隅に生息している気がしてきた。赤坂の本屋さんで「読みたいことを、書けばいい。」と、目に留まった「面白い!のつくり方」を買ったな、蔦屋のイベントの前日に。
 20年ほど前までの高機能って、何でもあるってことだったのかな。大容量で録画も再生もダビングも音質も画質も。だから逆に専門家はもっと違う、使い勝手は悪いけど専門性に叶うものを使ってて。何でもある高機能とは、専門性の一般化?廉価?したものの総合、一般のうちの最高峰、だったのかな。

 高機能なものは造られなくなってる。で、思い出したのは、私が開業届を出しちゃった~と浮かれていた時に、一番最初にあったのが七五三の髪飾りのオーダーだった。一番気がかりだったのは、お客さんが事前にネットでつまみ細工の髪飾りを見ていたこと。みていたからこそ最初に予算を伝えてくれたってこともあるけども、似た様な形で色が選べてお安いのだ。どうも着物の仕立てと同じ様に、つまみ細工等々もベトナムあたりに発注しているそうだ。私が同じ物を作ると値段は3倍ほど高くなってしまう。その代わり、もっと浮世絵にあるようなものをとか、もっと豪勢にとか、そういった対応は出来る。つまり私は作れるだけの技術をしっかり持たないといけないんだと思う。ついそれを脅迫的に思い詰める癖があるので、その辺がちょっと大変だけども。

 大量消費に拍車をかけ不況スパイラルを作ったのが100均だと聞いた事があるけど、やっぱり人はマテリアルが好きだ。私はこれは本能的なものだと思う。マテリアル、物質、人だって物質なわけだから。人が魂だけの情報だったら、マテリアルを欲さないんじゃないかな。

 今みんなが喜ぶものはアプリで、ガチャで、そういうもので。それって情報の様で、マテリアルのような、曖昧なものな感じがする。今マテリアル最高峰はスマホで、若い子は車よりスマホが欲しいと言うそうだ。
 江戸時代は前期~後期で、娯楽のものといえば将棋の様に盤と駒の形だとか、独楽などの工芸的なものだとか、浮世絵みたいに紙に描いたものとか、今ほど差がないと思う。私の子供の頃は携帯電話もなかったし、ガラケーなんてあんなに流行ってたのに、MDみたいに短命だった気がする。(2020年時点でまたMDプレーヤー製造会社が1件残ってた!)工芸みたいに自分で故障部分を取り除いたり、不足部品を補うことが出来ないことも短命というか、流れに逆らえない感じがちょっと寂しい。
 令和に生まれた子は、それはそれで老年期には機械の操作についていけないみたいなことを言ったりするだろうか?

 中学の時、音楽の先生が自分の高校受験の体験を話してくれた。前日は眠れないことに焦るかも知れないけど、目を閉じていれば眠れなくてもいいんだとか。先生は当時、志望校に受かったら欲しいTシャツを買ってもらうことになっていたらしい。生徒たちはそんなご褒美にならなそうなTシャツでいいの?!と笑ったけど、先生はそんなもんでも頑張れるならなんだっていいんだよ、と。
 今だったら、Tシャツなんて合否が分かるころにはもう販売してないんじゃないか?と思う。Tシャツのシーズンかどうかより、今は同じTシャツなんて再販されない。毎年どんどん次のデザインに変わっていってしまうから。
 高校の時に部活の顧問の先生が言っていたのは、昔はもっとちゃんとヒット曲ってものがあったと。今だってヒット曲はあるけど、1年歌い続けられるヒット曲はない。流行りの曲は覚えたと思ったらもう次の曲に変わってしまう。平積みと似ている。

 PC88とか98とか、父が機械大好きで家中にあったから、おそらく分からないままに全部触った事があったろうなと思う。画面をタッチすると反応するペンもあって、それでよく横スクロールの飛行機のゲームをやった。ブラウン管でガラスの画面で、ペンで軽く叩くとコンッコンッといい音がしたのだ。
 その父が生前、家電店のLaoxは店内の案内等を一切しない分、商品が安いんだと嬉しそうに話していた事があった。当時、自宅から一番近くにあったLaoxは屋根裏も店舗として使ってた様で、階段が手を付いて登れるほど急だった覚えがある。ドンキのごちゃごちゃなんて可愛いレベルのごちゃごちゃだった。
 大きい本屋が今のAmazon的な役割だった、確かにそうだなと思う。違う事といえば、案内が出来る店員がいないこと。欲しい本は自分で探さなければならない。私はAmazonでずらずら出てくるおすすめから次の本を見つるのが好きで、よく眺めている。

 マイベスト・テープ、角田さんは本当に好きな子にあげてないのかな??私はもらった事があったけど、あれ引いたなー(笑) 濱田マリさんのモダンチョキチョキズで、当時流行ってた”自転車に乗って”が入ってたのも覚えてる。あとはうろ覚えだけど、曲の好き嫌いというより、他人の好き嫌いを話で聞くだけならまだしも、受け取る行為には相当の覚悟がいるのかも知れない。

20年、30年前の思い出がいっぱいあった。
歳とったんだなーと実感せざるを得ない。

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