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「ドムドムバーガー下さい」「ごめんなさい、モスバーガーでもいいですか?」

マクドナルド秋葉原昭和通店が今日の18時で閉店すると話題になっている。二軒となりのバーガーキングから泣かせるお別れコメントが出てると思いきや、そのコメントを縦読みすると勝利宣言してたり、マックのレシート持ってきたらコーヒー一杯無料のキャンペーン出してたりで、全然泣けないという二段構えの話題だった。

勝利宣言の話を知らずに泣ける話として聞いてた間に思ったこと

競合、ライバル。時には同業者として苦労を労う間柄でもある。学生の頃モスでバイトしたけど、子供がそれぞれ食べたいものが違うから持ち込んでもいいか?と確認下さるお母さんや、ミスドで飲茶が流行るとモスでもラーメン注文されたり、ドムドムバーガーを注文され仕方なくモスバーガーを提供させて頂いたりしたことを思い出した。

マックにKFCにミスドにドムドムがお客さんを介してモスにやってくる。きっと他店にもお客さんを介してモスがお邪魔してたろうと思う。同業者は一見ライバルだけど、縁の切れない遠い仲間で、同じ大変さを味わってるはず。だからお店を閉める時には、少し寂しく感じるんだろうな。

勝利宣言が隠されてると聞いたあとに思ったこと

ネットでは「さすが米国。正面切って拳で殴り合う姿勢がすごい」といった感じのコメントが多い印象だ。
勝利宣言文そのものはパンチが効いてる言い方だと思うけど、その殴り方にどうにも嫌味さを感じられないのは、堂々と店に掲げた垂幕や、勝利宣言を忍ばせる手間なように思う。
レシート持ってきたらコーヒー一杯無料というキャンペーンも商魂逞しいけど、一応思い出話の場を提供するという建前がある。

殴っていい間柄という言い方はおかしいかもしれないけど、最後まで正々堂々殴りあって清々しいという感覚に、アメリカらしさを感じる人は多いのかな。下町感もあるけどな。
私自身も活動していく上で、やってくれるじゃねぇかと笑いながら殴れる相手が、広く同業者同士で作れたら楽しそうだなと思う。

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