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ジョジョ・ラビット観てきました
泣けたな〜
観に行ったのはTOHOシネマ海老名。
神奈川県海老名市の海老名駅前にあるビナウォークにあります。なんでビナウォークには真ん中に五重塔があるんだろ。
ネタバレするので、まだ観てない人はご注意を。
とってもコミカルなアドルフは主人公の少年ジョジョの妄想の中の人。いつだってジョジョの思考を助けてくれる。一緒に少年兵の訓練に参加する親友のヨーキーもとってもコミカル。
美人なジョジョの母もまたコミカルで、軍人にビンタし、息子のブーツの紐を結んでくれる。
母の靴が軽快な音を立てて踊り、恋をするとお腹の中に蝶が飛ぶようだと、踊ることは魂の解放なんだと教えてくれる。
ジョジョが家の中でユダヤ人の少女エルサを見つける。ジョジョの母には恐怖に負けそうなか弱い姿を見せるエルサだけど、彼女は勇敢で、秘密国家警察が家宅捜索に来ても堂々とジョジョの姉のふりをしてやり過ごす。
ジョジョのお腹には蝶が飛ぶ感覚がする。
秘密国家警察と同時に突然自宅にやってきた少年兵の指導官は、エルサがユダヤ人と知るも見逃してくれる。後々、ジョジョの母が処刑されたと知ったから家に来てくれたんだと分かる。
恋を知ったジョジョは街中で蝶みつけ、追いかけているうち、中に浮かぶ母の靴を見つけてしまう。今まで母が自分にしてくれたように靴の紐を結ぼうとしても、結べない。
帰ってエルサに怒りをぶつける。
エルサも事態を理解して途方に暮れる。
町中が砲撃される中、ジョジョは親友のヨーキーに彼女が出来たけど問題はユダヤ人だってことだと打ち明けると、ヨーキーはそんなこと大したことじゃないと言ってくれる。
街中に星条旗がはためいてしまう。
軍服を着たジョジョは少年兵の指導官と共に捕まってしまうも、指導官に軍服を引き剥がされ、コイツはユダヤ人だと唾を吐かれる。コミカルで優しい指導官はエルサもジョジョも助けてくれた。
ヨーキーはさっさと軍服を脱いで一休み。ジョジョに会うと「もうナチスはやってられない。これで彼女も外に出られるね。」と言う。
ジョジョは彼女が出ていってしまったら独りになると思ったのか、一度はエルサにドイツが勝ったと言う。
思い直したジョジョは、自分とエルサの白紙の脱出計画を読み上げて、エルサの靴の紐を結び、一緒に玄関をでる。
玄関前で面白くなさそうに肩を揺らしながら話をするエルサが際立つと、二人とも肩を揺らして踊り出す。
砲撃の最中、爆音と砂煙の中に佇むジョジョが画面の中でゆっくり動いたとき、いつ終わるか分からない戦争の中での生死と隣合わせの緊張の連続の生活では、歌や、踊りや、コミカルな空想がないと、生きていられないのかも知れない。
たかが歌や踊りや空想で、生き抜くこともできるのかも知れない。
街中に吊るされた母を見ても、唾を吐きかけてジョジョを逃した指導官が射殺されても泣けないのは、ジョジョとエルサがまだ戦争が終わったと実感してないから。
だから2人が肩を揺らして踊ると、泣けてしまったんじゃないかと思う。
それから、一見どんくさそうで、弱そうで、脇役なんだけど。
ヨーキーがいちばん自然に図太い、ほんとに大事な親友なんだなと思った。
TOHOシネマ海老名ではジョジョ・ラビットは2/6(木)まで。