寿司特【コトブキツカサスペシャル】03”芸能界の天才”
豊津さんが仰ってた閉じてるものを開いて、開いたら資本主義のシステムに乗せることと、イシイジロウさんとの対談での世界観が確立すれば未来に受け継がれる話って、きっと同じことを仰ってるんだと思う。
天才が天才でいられる分領は1速、せいぜい2速まで。3速以降は天才が関わることで速度が伸びなくなる。2速で速度を上げてもアクセルを緩めた瞬間にブレーキがかかるもんね。
天才が万能だったなら神様になるし、天は二物を与えずということなら、天才とはどこか一点が優れてるってことになるし。その尖った一点を平等じゃ無いとか差別だとかで削り落とされるのは悲しいなと、色々思った第3回。最高に面白い。
収益メモ
1回目の1 [337円]+1回目の2 [370]+2回目 [264]=971÷2=485.5
映画パーソナリティのコトブキツカサとバラエティプロデューサー角田陽一郎が映画やテレビや芸能界にまつわるあんなことやこんなことをライブトークします!
第3回目のテーマは”芸能界の天才”
コトブキチャンネル(YouTube)
コトブキツカサのオールナイトニッポンi
Twitter インスタグラム
ナチュラルエイト
01.角田さんを呼び込み/収益発表
寿司 うーっし、それでは行きましょうか。皆さんこんばんは。映画パーソナリティ コトブキツカサです。というわけで、これはYouTube番組ですね。寿司特と書いてコトブキツカサスペシャルという配信番組というのかな。第3回目なんですけれども。
いつもはね、角田陽一郎さんワンショットからの僕はの入り込みという形でやってますが、今日は僕のワンショットからの、まもなく角田さんを呼び込みます!これ何故かというとね、今日のテーマですね。割と踏み込んだ映画界・芸能界のお話をしましょうよというコンセプトでお送りして、1回目が芸能界のバーターの話をして、前回、2回目が芸能界・映画界のギャラ。ギャンティのお話をして。で、今回が芸能界・映画界における天才の話をしようということになってるわけです。で、なぜ今回天才というテーマでお話しするかというと、角田さんの今日は宣伝です(笑) こちらありますね、見てください「天才になる方法」というのをね、角田陽一郎 改め ヨウイチロウ 改め 角田陽一郎さんが(笑) 出された本です。ゆうゆ 改め 岩井由紀子 改め ゆうゆ みたいなことなんですけれども(笑) こちらの本にちなんで天才についてちょっとお話ししようかなというふうに思っております。
というわけで早速お呼びしてみましょう!角田さん、お願いしまーす!
角田 どうもおはようございまーす。
寿司 はい!来ました!よろしくお願いいたしまーす。角田さん!(本を見えるように持って)
角田 あ!ありがとうございます!忙しいですか?
寿司 いや忙しい…忙しいって言っちゃうと、僕ほんと暇ですけど、金曜日だけ忙しいんですよ。
角田 あっはっはっはっはっは!
寿司 金曜日、だ け !
角田 なんでそんな忙しい夜に、こういう、そんなに見てないYouTubeやってるんですか?
寿司 えー、それは角田さんが金曜日がいいって言ったからです。言ったでしょ?あなたが。
角田 はっはっはっはっ!言いました、言いました。あ、そうそう、だからね、今1回目と2回目の話したじゃないですか。収益発表しますね、まず。1回目と2回目いくらだったか。
寿司 ギャラの話もね、テーマでありましたからね。恐れ入ります。
角田 まず、1回目放送。前回は337円だったんですけど、今日見てみたら707円になってました。つまり370円アップ!
寿司 あら!倍じゃ…
角田 だからそういう意味で言うと337円だったのが370円になったってことはちょっと増えてますよね。
寿司 まあ増えてるけど、今飲んでるレッドブル1本でもう(笑)
角田 ところがYouTubeっていうのは1本1本の売り上げもあるけど、今のは1本目の売り上げですから、今度は2本目ね。2本目がいくらだったかと言うと264円。
ってことはですね、1回目が337円だったのに2回目は264円に下がってるとも言えますね。言うても1回目は337円取ったのに2回目は264円に下がってる。
寿司 1回目ご祝儀相場みたいなのありますからね。
角田 100円分ぐらいね(笑)
寿司 100円分ぐらいは。ということは2回目の金額が、まあ、リアルっていう…ちょっと待ってよー!
角田 足すと、要するに今回の売り上げは634円ということですね。
寿司 なんか、乗っけからテンションが下がるんですけども。
角田 だから634円だから317円払いますけど。
寿司 いやいや、いいんです、その件に関しては。その件に関してはここでやらなくていいでしょう?
角田 317円払うんで(笑) えーっと、銀行振り込みでいいですか?
寿司 手渡しにしろ!それは。手数料の問題もあるでしょうが。
角田 手数料だけで300いくらとられちゃいいますからね。
寿司 またこういうこと言ってるとね、ちょっとね、またコトブキツカサさん怖いよ?なんて言われちゃうんでね。今日はね、マイルドな感じでお送りしたなっていうオープニング…
角田 だってさっき寝起きでしたもんね!
02.寝起きの理由/初SNS告知/天才になる方法その他自腹購入
寿司 寝起き!ちょっと今30分だけ仮眠取ったんです。いや、ちょっと倒れそうで。結局ね、今こんなこと言ってもなんですけど、大統領選あるじゃないですか。ずーっと2日くらいCNNJをずーっと見ながら原稿書いたりしつつ、予算委員会も始まってるわけですよ。
角田 うっふっふ、なんで、そんなジャーナリスト気分なの?
寿司 何故かと言うと、例えば…
角田 映画パーソナリティからジャーナリストに変わるの?
寿司 変わりはしないですけど、一応文化放送のラジオのレギュラーで、ちょっと政治を語ったりもしてるんですよ。コメンテーターという形かどうかわからないですけれども。
角田 広がってますね!うん!
寿司 その予算委員会の場合は基本的に衆参ありますけど、やっぱりワイドショーだとかニュース番組でフルでは放送されないじゃないですか。
角田 確かにね。
寿司 だって今回の大トロの部分の蓮舫さんと菅さんのあのシーンだって。
角田 なんか言い争いしてましたね。
寿司 ほっとんど放送れないから。一応その放送されてるNHKチェックしないとっていう流れが来た上で、木曜の夜そのまま寝ずっぱたの、金曜日は静岡で生放送やってるんですけど、リモート終わって静岡行ってきたんですよ。
角田 ああぁー!で、帰ってきんですか??
寿司 生放送やって、映画番組やって、
角田 有働さんの番組。あのバーターの番組でしょう?
寿司 バーターじゃないんだよだから(怒)
角田 あっはっはっはっはっ!気になった方は1回目をご覧になればね、わかります。
寿司 きっちりやってるのよ。それでラジオやって、1時間半くらいまえに帰ってきて、こりゃ死ぬぞと思って30分仮眠とって今という。
角田 そうそう、だからzoomのアカウント、URL送ったんだけどさ、全然既読にならないから。いや、忙しいのかなと思ってました。
寿司 10分前に入ったじゃないですか。
角田 はっはっはっ!入りましたね。
寿司 Instagramで初めて告知しましたよ〜、この番組の。あんま分かってないけどストーリーズで40人が一応見てくれてます。何人か来てますよ、なんかストーリーズでね。まあアーカイブもあるんでそちらもどうぞって言ってるから(笑)
角田 っはっはっはっは!
寿司 リアルタイム視聴かわかりませんけどね。Twitterでも告知しておりますよ。
角田 ありがとうございます。
寿司 本題行きますけど、その前にやっぱりね、こちらね。「天才になる方法」角田さんと知り合って長いですけれども、自腹で購入しましたよ。
角田 そう!僕送ったことないですもんね、コトブキさんにね。
寿司 もちろん要らないんですよ。そんなものは要らないんですけど。自分で買ってますけれども。
角田 だって読まないじゃん、買っても。
寿司 読んだわ!全部!
角田 え?「読書をプロデュース」読んだ?
寿司 読んでますよ!
角田 「運の技術」とか?
寿司 っもう、これ(イヤホン)外して行きたくないから…、全部あるわ!!
角田 ありがとうございます。
寿司 いや、とんでもない。これも、もちろん読ませてもらいました。
角田 でも「龍馬がゆく」読んでないでしょ?司馬遼太郎の。
寿司 読んでない(笑) 途中で。ちょっと長〜いからね。
角田 長いからね(笑) 8巻あるからね。
03.試写会/週間プレイボーイ/映画連載バトンタッチ/毎週配送/エロ本は大事
寿司 っていうか、今、映画を紹介する仕事をメインでやってますけども、正直このコロナ禍の状況もまだ続いてるわけですよ。すると映画会社、宣伝会社から試写会を開きますといって早く見させてもらうわけじゃないですか。でも、やっぱり興行収入が上がらないって点もあるでしょうし、コロナの密っていうのもあるけども、試写会開かない場合があるんですよね。
角田 そうですよね。最近開いてないですよね。送られてきますもんね。
寿司 そんな中サンプルDVDを送ってもらったりとか、PCのオンライン試写っていうのが増えてるじゃないですか。
角田 オンライン試写、僕好きですよ。いつでも見られるから。
寿司 でも大きな画面でね、見たいって気持ちが。
角田 やっぱり専門家ですからね。
寿司 まあまあまあ一応、ちょっとあったり。
角田 僕なんかほら、薄くしか観てないからね。コトブキさんとかすっごく熱く観てるじゃないですか。
寿司 ただね、僕の営業力より週間プレイボーイの影響力の方が強いから。っていうか角田さん、これおおやけに必ず言っておかなきゃいけませんけれどもね、こんな僕ね、週間プレイボーイの映画連載持ってたわけですよ。
角田 え?!それいつ終わったんでしたっけ?
寿司 僕が終わって角田さんですよ。
角田 なんかそう、僕の映画の連載の話、ずっと話してたんです、週プレとね。そしたらなかなかん始まらないなー、話なくなっちゃったのかなーと思ったら、急に2月ぐらいにやりましょうってなったんですよ。で、なった時に編集者が「ちょうど映画の連載が終わったんで」って言ってたんですよ。それコトブキさんのだったの?
寿司 僕だけじゃないですけどね。何人かがやってましたけども。僕が終わったんで。そりゃ始まるものもあれば終わるものもあるますよ。たまたまここでバトンタッチしたって気分でありますけれども…
角田 じゃあラジオのseasoningもさ、僕がコトブキさんのレギュラー奪っちゃったわけでしょ?僕、週プレも…
寿司 ちょっと待って!seasoningに関してはバトンタッチじゃない。
角田 バトンタッチじゃないの。僕の中ではコトブキ氏から2つ仕事を奪っちゃったと思っちゃった。
寿司 あれは自戒を込めて、あえて言うならばオーディションに落ちた。
角田 あっはっはっはっはっは!
寿司 ふっはっはっはっはっは!
角田 落ちるなぁ〜!プロだろう!
寿司 いやそれは角田さんの話はね、お上手だから。ただね、レギュラー番組だったら卒業なんて体のいい言い方もありますけども、例えばシリーズと番組自体は続く場合があるじゃないですか。なかなかね、見られないって言う気持ちってある。わかりますよね?この辺ね。
角田 見られない?あぁ、複雑な気持ち?
寿司 まあまあ、ちょっとこう遠のくみたいな。ただね、律儀ですよね〜、週間プレイボーイ。毎週送ってくれるんですよ。
角田 あはは!まだ?それあれですよ、すごい細かいこと言うと、送る部署って別の部署なんですよ。
寿司 あ!連絡ミスで…?
角田 連絡してないの。面倒くさいから。編集者がうるさいから。本当は解除しなきゃいけないんだけど、解除しなくていいやーってなってるから送り続けられて。結構傷に塩塗られる感じになりますよね、そういうのね。
寿司 まあ…傷、と言うわけじゃないですけど、毎週角田さんを想うっていう。
角田 あっはっはっは!
寿司 毎週週プレが届くから、ありがたいですよ。で、これを聞いて止めてもらいたくもない。僕、週間プレイボーイ歴ずーっと長いですから。総合誌と思っててね。
角田 僕も。カルチャー誌として面白いですもんね。
寿司 面白い。で、ずーっとね、増岡の岡田さんと以前ロケバスでどんな雑誌読む?って言ったけど、2人共通して横綱は週間プレイボーイだってなったんですよ。で、総合誌として色々な情報がとりあえず入ると。偏ってないと。
角田 僕、若い頃とか20代の頃なんかビデオボーイってエロ本あったじゃないですか。
寿司 あー、なんかありましたね。
角田 あれすごいカルチャー部門充実してましたよね。
寿司 執筆人がね。サブカルというか。
角田 そう。だから僕エロ本としての機能も充実しながら、満足しながら、カルチャーとしても読んでて面白かったから。
寿司 わかります、わかります。
角田 だからエロ本って大事なんですよね。そういうのね。
寿司 全ての文学がエロからね、発展するなんてね。
角田 学問ってエロいですからね。
寿司 ちょっと!…いきなり、し蓋し名言。ありがとうございます。今日は天才でしょ?
04.芸能界の天才/新幹線であった嫌な芸能人/芸能界の嫌なやつにしなかった理由
角田 さっそく今日のテーマを出しちゃいますけど。今日はこれですよ…(フリップを持って)いつもどうやって出せばいいのか分からない。こうか?芸能界の天才。
寿司 もうちょい引きでいけます?
角田 すいまっせん。
寿司 その辺な感じですね。芸能界の天才っていうお話しですよね。
角田 これさ、さっき”角田さんのこの本の宣伝だ”って言ったじゃないですか。
寿司 宣伝というか、まあね。一応ここからってことね。
角田 そうなんだけど。マジな話で言うと、今回宣伝っぽくみられるの嫌だからタイトル、テーマ変えようかと思ってLINEしたじゃないですか。で、芸能界の嫌な奴にしようと思ったんですよ。
寿司 あれでしょ?新幹線で有名お笑い芸人さんに隣に…
角田 お前どけ!コラ!ってやられた感じとかね(笑)
寿司 (笑) 芸能人のね、お笑いの。
角田 僕と同い年くらいの方ですけど。
寿司 なんだっけ?新幹線で隣に座ってチッて言われたんでしたっけ?
角田 違うの、どけって(顎で)やられたの。僕が通路側座ってて窓側の席が空いてたんですよ。その方がやってきて…。面識というか僕がテレビマンとか、そういうこと全然関係なく、一般人ですよ僕。その人は芸能人っぽい格好で芸能人っぽいグラサンして、顎でこうやってどけって。
寿司 あぁ〜、それはひどいね。
角田 ひどいでしょう?で、そのまま窓側に座るじゃないですか。で、その時思ったんですけど、なぜこの人はサングラスしてるんだろうと思ったんですよね。つまり、サングラスしてるっていうのは芸能人っていう自分の素性を隠したいからじゃないですか。
寿司 基本的にはそうでしょうね。
角田 なんだけど、あのサングラスで威張って歩いてると、どうみても芸能人に見えるんですよ。
寿司 だから逆にサングラスしてること=芸能だとか、顔を隠したいんじゃないかって思っちゃう。
角田 気づかれたいってことなんですよね?
寿司 コロナ前のマスクですよね。
角田 あ、そうそう!コロナ前のマスク。
寿司 風邪かも知れないけどマスクをしてるってことは顔を隠したいの?って逆に注目しちゃうみたいなね。
角田 そうそうそうそう。
寿司 っていう話だったでしょ?
角田 それでその方と仕事してなかったこともないんですよ。
寿司 あ!現場でお会いしたこともあると。
角田 だからそいういうことも気づかない、一般人に対しても失礼、芸能人ぶってる、なんなんだこの人は!で、周りに聞くとそんなに性格よくないなーみたいなこととかも色々聞くわけですよ。そうしたら去年いろんな事件起こったなーみたいなことが(笑)
寿司 やめましょ、やめましょ、やめましょ、その辺は。なんなの、ちょっとオブラートに包んでるわけでしょう?しかも今日天才がテーマだから、そんなに広げようと思ってないの。要は角田さんからまず芸能界の嫌なやつってテーマか?天才ってテーマか?ってLINE貰いましたよね?
角田 これ何を考えたか?っていうと、つまり魁男塾になるかならないかみたいな話だったんですよ。
寿司 ぉお?ちょっと興味深いな。どういうこと?
角田 大した話じゃないです。つまり僕らとかレギュラー番組をずっとやってるとですね、ネタっていうのはインフレしていくわけですよ。だから魁男塾ってどんどん敵が強くなっていくじゃないですか。そうなったときに、この寿司特をやっぱりみんなに見てもらいたいから極めて際どいネタを言っていこうみたいな感じで1回目はバーターっていうね、コトブキさんの芸能ライフの中核であるバーターの話をしてもらったじゃないですか。
寿司 したことないですけどね、バーター。うちの事務所ないんでね。
角田 で、2回目はなんとコトブキさんのギャラが分かるというギャラっていう話。っていうか、かなり踏み込んでますよね?
寿司 まあ、僕も滅多に離さないテーマですからね。
角田 周りの人になんであんなに踏み込んでるんですか?って言われたらしいじゃない?
寿司 言われたし、見た人は面白いって言うけど。その存在が認知されれば、もしかしたらいくかもしれないから。
角田 そうそうそう。ってことは、その魁男塾を狙うとすると、3回目はさらに際どいネタにしないとダメなんですよ。
寿司 なるほどね。テーマとしてはね。
角田 その時に1個考えたのが、芸能界の圧力ってのは本当に本当にアレだけど、喋れるのかなってこともありつつ。まあちょっとギャラとかバーターとかと話が似ちゃうなと思った時に、コトブキさんが芸能界で色んな、たくさん嫌な人がいると思うんで、その人の話をするというパターンはどうかな?と思って、一応A案としてLINEに送ったんですよ。で、B案としては(天才になる方法という本が)出てるので天才論はどうかな?と思ったと。
寿司 一応これ月イチで続けていく予定じゃないですか。だからまたいつか話せばいいし。
角田 だし、そんなインフレ論で3回目で芸能界の嫌なやつとかやってしまうとですね、4回目以降続かないんですね。
寿司 いきなりそんなね、脂っこいやつばっかり話したらね、そりゃ息切れしますよ。
角田 ところが。それで僕が止めた理由は、じゃあどうするか?魁男塾目指すか?とか思ったんだけど、そもそも1回目も2回目も際どいことやってる割には観られてない(笑) だったらそこまで命かけて、コトブキツカサ芸能人生活を、芸能人生命を絶つぐらいまでのネタにする必要はないんじゃないかと。
寿司 そりゃそうですよ。
角田 ね?そうでしょ(笑)
寿司 なんのために…っていうか今日、静岡で生放送やって、映画番組やって、ラジオやって、30分仮眠して10分前に起きて話すことじゃないよ。で、結果ギャラが300円ってどういうことなんだよ!!どーなんてんだよ。角田さんとの信頼関係のみでやってるよ。
角田 っはっはっはっはっはっは!そうでしょう!これすごいよね?!
05.数は諸刃の/コトブキチャンネル/キャスティング/天才とIP
寿司 しかも、これオープニングトーク長いけど、ただ角田さんがね、せっかくだからコトブキツカサさん何かやりましょうよと、角田さんのYouTubeでやってるわけだけど。タイトルがコトブキツカサスペシャルじゃないですか。で、結局コトブキツカサのYouTubeっていう風に認知されてる場合もあるわけですよ。
角田 された方がいいですよ。
寿司 Twitter、Instagramで。それは諸刃で、結果そんなに回転数いってないというのは全く、コトブキそんなもんか?にもなる、なるわけですよ。背負っちゃってるわけ。看板を。
角田 だから本業に影響しますよね。どこに呼んでも、少なくとも映画の話しをする仕事が減る減らないは無いかも知れないけど、この人気のない眼鏡おっさん呼んでも意味ないよねって思われちゃいますよね。
寿司 ただ、そこ甘んじて受け入れてるのは、この本読めばわかりますけれども、結局数だけじゃないって話をしてるわけじゃない。(本を指差して)ありましたよね?
角田 うん!ありましたよ。
寿司 数だけじゃないと。だからね、僕はちなみにコトブキチャンネルってやつをやってるわけですよ。でもこれもコトブキチャンネルってタイトルついてるけど、実は僕のYouTubeじゃないんですよ。
角田 ほぉ!
寿司 知り合いの映画監督になりたいTVディレクターさんと一緒に話して、僕がアカデミー賞を、アメリカに行ってアメリカの映画事情を探るっていうことを撮ってて。それを撮りためてあって、完成が2028年予定。映像がものすごいあるから、”じゃあ週3でちょこちょこ流していこうよ”がコトブキチャンネルなんですよ。でも僕これはやりがい感じてて。実際に僕はアメリカに今まで4回行って、アカデミー賞を3回取材してる。来年はコロナでどうなるか分からないけど、でもこれは僕の経験にもなるし。あと、2028年に完成予定のドキュメンタリー映画の裏側を小出しに8年前から週3でちょこちょこ流していくっていう企画が面白いんじゃないかと。
ただ角田さん、平均80再生です。
角田 (笑) これより少ないじゃん!
寿司 少ない(笑) でね、考えて欲しいのは、僕はYouTubeそんなに詳しくないよ?ぶっちゃけ裏側だからハリウッド行って、トムクルーズの家とか行ってるんですよ?マイケルジャクソンの家とか。
角田 なんでそんなに少ないの?
寿司 行ってるんですよ。アカデミー芸術協会まで行ったりとか。あとレッドカーペット歩いたりしてるんですよ。で、映画好きにこれが知られれば、確かに興味深い話だと僕は思ってるんですね。だって、ハリウッドの路上で細田守監督とばったり出会うみたいなことあるんですよ!
角田 それすごいですね!
寿司 すごいでしょ!あと、オスカー取ったカズ・ヒロさん。辻一弘さん。メイクで取ったじゃないですか。会えて、お話しできて、それYahooニュースに載ってるんですよ。
角田 なんで80何回なの?!
寿司 いやだから僕も分かんないけど、たぶんオススメに出てこないらしいんすね。
角田 違うんじゃない?
寿司 な、な、なに?
角田 積極的に嫌われてるんじゃない?
寿司 ………逆に見るんじゃない?
角田 (笑)
寿司 あの、TKO木下さんのバットみたいな。
角田 あー!なるほどね!
寿司 登録者数…まあ、木下さん先輩だしね。登録者数そんなにいかないけど再生数は上がるってパターンでしょ?そいういう遊びになっちゃってるわけじゃない。僕の場合はどちらも低い。登録者数が390人。
っていうのがあるから、僕はこの天才になる方法を読んで思いましたよ。確かに数だけじゃないと。要はね、テレビの世界で視聴率を取れると思われているタレントがキャスティングされるじゃないですか。で、僕はそれまやかしだと思ってるしね。芸能人の方で数字取ると思ってないから。
角田 でもね、取るんじゃないですか?だから必要十分条件じゃないんですよ。確率論で、コトブキツカサより明石家さんまさんの方が確率は高いじゃないですか。だけど、さんまさんの番組で絶対取るとも限らないってことだと思うんです。
寿司 角田さんはプロだから、もちろんそういう計算なんだろうけど、これは大きな、偉そうなこと言うならば、深夜番組でさんまさんの30分の番組、誰か知らねぇコトブキツカサの番組、1%か2%の違いだと思いますよ、これ。
角田 うん。そうそう。マジな話ね。
寿司 マジな話で。ってことは、大勢で考えると、半沢直樹が例えば35%だとか、もちろん時間帯にはよりますよ。さんま師匠が自分自身の出演で数字っていうのは1、2%しか変わらないって本人が言ってるわけだから。で、それは現実としてあるじゃないですか。ただ、もっと言うならば、角田さんは専門家だけれども、その前の会議とかで結局キャスティング挙げるわけじゃないですか。そのときにどう考えても誰も知らないコトブキツカサより、そりゃフワちゃんだろうし、EXITなわけですよ。でもそんなこと十分わかってるわけ。結局、僕は映画パーソナリティだからテレビのバラエティど真ん中を目指してるわけではない。これは本当にリアルな話でね。ただそこに上がってくるような方々がいるじゃないですか。そこにほとんどの人が上がらないわけじゃないですか。で、コロナ禍だってみんなYouTube始めたでしょ。要はこれちょっと悪態つくかも知れないけれども、、、
角田 どうぞ、どうぞ、今日は嫌なやつの話だからね。
寿司 違う違う、天才の話だから。要は天才的なタレントさん。色々旬も含めて、テレビにキャスティングされるって言う中、そんな中そこは難しいやって人がYouTubeも含めて違った路線で露出してるわけじゃないですか。けど、そこでまた数字の話になってるんですよ。
角田 そうでしょうね。
寿司 結局。これはもう切っても切れないわけじゃない?それはちょっと僕のなかでね、ジレンマというか。もちろん数字が上がった方がいいんだけどね。
角田 これね、数字と天才の話で言うと、昨日イシイジロウさんってゲームデザイナーの方と配信やってたんですよ。その人の「IPのつくりかたとひろげかた」って本がめちゃくちゃ面白いんですけど。その本に書いてあってなるほどなと思ったんですけど、これは芸能人はどうかって話を今日はしたいんだけど。
例えば映画とか小説とかなんでもいいんだけど、ある作品がヒットするっていうのは書く、作るの天才性が必要なわけですよね。作って、天才性があってヒットするんだけど、それをパート2とか、つまりIP=知的財産として、グッズも売れるとか、長いスパンで売れるようにするためには、その天才性を消さなきゃいけないんですよね。つまり天才しか作れないと天才が死んじゃったらその作品…、つまりドラえもんって終わってないじゃないですか。F・不二雄さんが亡くなっても。サザエさんとか。実は作品のことを考えると途中から天才が関与しない方が作品が伸びていくんだって言う。
この話ってすげぇ面白いなと思ってて。例えば映画で言うと、昨日とかちょっとだけ後半話したのは、マトリックスでウォシャウスキー姉妹が天才だからあの作品ができたとして、次の4作目が公開したときに、さあIPとして成功するのか?あるいは過去の、1作目が一番面白いよねみたいな呪縛ってあるじゃないですか。のときに、全然違う人がそれを再解釈してやった方が伸びたのがスタートレックだったりとか。って言う話になって。
06.村上春樹/売れた経緯と装丁
寿司 角田さんの言うところの、普段ですよ?今日は言ってないですよ?本質論ってあるじゃないですか。
角田 (笑) 俺、今日はそれ言ってないよ。飲まないと言わないんでしょ。
寿司 今日は言ってないですが。ただね、僕はどちらかと言うと角田さんみたいなね、東大大学院在学中でしたっけ?論文お疲れ様です。
角田 修士論文書かなきゃいけないんですよ。もう、本当にね…
寿司 (笑) それを言っちゃダメですよ。で、そんな中で僕は平たく、ひらがなのお言葉になりますけれども、村上春樹で考えるんですよ。今考えましたよ。村上春樹が天才かどうかは置いておいて。でもね、村上春樹さんのインタビューでこの人すげぇ俯瞰的に見て分かってるのかな、すえげぇな!って思ったのがあって。結局、村上春樹さんってなんで売れたんですか?ってうと、角田さんも読んでるし僕も全部読んでるけど。
角田 大好きです。
寿司 初期三部作のね、風の歌を聴け、1973年のピンボール、羊をめぐる冒険、これ売れてないんですよ。
角田 あー、なるほどね。まあね。ノルウェーの森とかダンス・ダンス・ダンスにくらべればね。
寿司 で、ノルウェーの森が売れて、そこから売れたんですよ。
角田 今のね、大爆発ですもんね。それまではダブル村上みたいな感じだったけど、村上龍さんの方が売れてるイメージでしたもんね。
寿司 もっというとそのペンネームやめなさいと。村上龍と角川春樹からって言われて。本人がよく言ってるから。ね、村上龍さんんと仲が良かった頃ね、ニューヨークで対談してね、その後ちょとこう…ね。ノモンハンの件でね、村上龍が言うんだよね。
角田 ああ、ねじまき鳥クロニクルだ。
寿司 ねじまきでノモンハンの件があって、そこがちょっと長いときに村上龍さんが別の方と対談した時に、あそこに関してはってちょっとディスるんだよね。それは置いておいて。
でね。村上龍さんがなんでノルウェーの森売れたんですか?って聞いときに、そ、装丁?で、あってますよね?
角田 装丁であってます。あの緑と赤のやつね。
寿司 あの装丁ですって言ってますよ。
角田 あ〜、かっこいいなぁ。
寿司 で、初めて村上春樹さんが自己プロデュースしたらしいんですね。それまで初期三部作も含めた上でダンスもそうだけど、結局他の方に預けて。
角田 名前がぱっと出てこないけど、イラストレーターの方、抽象的な絵を描く方ですよね。
寿司 そうそうそう。で、その後に僕自分でやりますって言って、あの赤と緑になって、あれが目を引いたはずだと。なぜならば、村上春樹さんは自分の中で変えてないって思ってるからですよ。書きたいことは変わってるんですよ、変わってる。だってスケッチというか、僕は回転木馬のデッドヒートが大好きで。
角田 僕も好きですね。
寿司 あれはね〜、亡き王女のための。この前ちょっと書いたけど、まあまあそれは置いておいて。で、結局それだって言うわけ。要はノルウェーの森の装丁があの爆発的に売れたって本人が分析してるんですよ。それが正しいか分からない。でも僕は本当に一理あると思ってて。ってことはね、ノルウェーの森の装丁が今まで通り行ってたら、天才は天才として世に放たれなかったのか?っていう風にも思うんですよ。
07.ノルウェーの森と家具/天才になるきっかけ
角田 あの、ちょっとノルウェーの森の話していいですか?
寿司 はい、お願いします。
角田 ノルウェーの森って誤訳なの知ってます?
寿司 ああ、なんか。知ってます。なんか言ってましたね。
角田 これってノルウェージャンウッズなんですよね。で、ウッドってどう言う意味ですか?ってことなんですけど。
寿司 木!
角田 木。木じゃないですか。ところが日本語の木って英語に訳すと2つありません?ウッドとツリー。で、ノルウェージャンウッドってビートルズのノルウェージャンウッドから取ってるじゃないですか。ビートルズのノルウェージャンウッドの詩の原文を見るとですね、彼女の家に遊びに行ったと。彼女の家の部屋の中はノルウェージャンウッドで囲まれていたって書いてあるんですよ。つまりそのウッドって何かというと、家具って意味なんですよ。木工家具。
だからノルウェーの家具ってことだから、北欧家具って言ってるんですよ。だからノルウェージャンウッドを本当だったら北欧家具って訳した方が正しいんですよ。それをビートルズがノルウェージャンウッドを歌った時に東芝EMIの方がたぶんノルウェーの森って訳して発売したわけですよね。で、僕らがイメージする北欧のなんか針葉樹林のちょっと寂しいけども、暗い、なおかつ青い森みたいなものを想像するわけじゃないですか。っていうのをイマジネーションで村上春樹さんがノルウェーの森というベストセラーを作ったわけじゃないですか。
これってすげぇなーと思うんですよね。この時もし北欧家具…北欧家具とは言わなくても、ノルウェーの家具とか、北欧調の家具みたいな歌の歌詞になってたら、まあだからビートルズがうれたのか?みたいな問題もあるし、逆に言えばそれを村上さんを絶対に本の、作品のタイトルにしなかったと思うんですよね。で、作品のタイトルにしなかったとしたら、村上春樹のノルウェーの森は果たして売れたのか?そしたら今言ったようにあの三部作のまま行ってたとすると、ある一定のマニアックなファンはついてたと思うけど、世界文学者まで行ったのか?というね。
寿司 で、結局これも良し悪しはあるけれども、日本の文学賞はおそらく、野間新人賞だとか取ってるけど、大きなところはたぶん取れないわけですよ。だって村上春樹はそこの文壇を線引いてるわけだし、彼は芥川賞を取れないわけだから。取れないというか色々あるわけじゃないですか、そういう問題が。
というところも踏まえて考えると「きっかけ」ですよね。たぶんノルウェーの森は村上春樹さんが飛行機に乗ってる時にこれいいなと思って何個か出したけれども、結局そのままはよくないんじゃないかなーってことで、投げてたはずですよ、どうするか?って。それでノルウェーの森になったわけじゃないですか。それも結局ぶっちゃけ他人任せというか、タレントにとってこっちは書いたよ、バラエティやったよ、あと編集どうぞみたいな感じだと思うんですよ。
角田 うん。そうだよね。確かに。
寿司 だから編集どうぞなわけですよ、内容は置いておいてね。でもそこで装丁は俺がやるわと。要は芸人さんで芸名って後から付いてくるって言うじゃないですか。言うんだけど、僕はすっげぇ大事だと思ってるんですよ、実は。
角田 後から付いてくると大事じゃないってことじゃないってことでしょ?後から付いてくるんだけど大事ってことですよね。
寿司 そうそうそう!
角田 それが今のノルウェーの森みたいな話だよね。
08.イメージを覆す/やり続ける天才/天才は人間性が大事/又吉さんの火花/天賦の才より人間性
寿司 そう。だから村上春樹は僕は大好きだし、もう天才だと…天才でいいでしょうね、どこの基準かわからないけど。でもその村上春樹だって偶然、偶発的なものと、あとイメージ大事なんですよね。で、僕はこの3年間でイメージを覆そうと思ってるんですよ。
角田 おお!すごい!どういうイメージからどういうイメージへ?バーター俳優、バイタータレントから?
寿司 もうバーターからバイトから、バイトってなんだ結局?!
角田 (笑) いやいやいやいや、前のイメージをどういう風に変えるのかなと思ったときに、前のイメージが悪いのかと思ったから、バーターと…
寿司 いいけど、バーター噛んでバイトに戻っちゃまずいでしょう今!ずーっとバイトやってきたんだから。なぁにを言ってるんですか。
こういうのも良くない!角田さんの噛んだところをちょっと拾ってバーターからバイト、ちょっと面白ぇな、みたいな。こういうのもいいんだよ、ここではいいんだけれども。
角田 今の話ってさ、バイトってさ、英語で噛むって意味だから、三重の(笑) 噛んだって意味でもバイトだから(笑)
寿司 さんま師匠ならそれ要らん!ってなるやるでしょ。
角田 それ余計って言われる。ちょっと知がありすぎるから。いやマジマジ。そういうの要らないって言うんですよ。
寿司 あっはっはっはっはっは!あなた頭いいから。でも角田さんと話しててやっぱり言葉、ここ(天才になる方法)にも書いてありましたけれども、語学の勉強してると。英語の授業は取ってないのね?
角田 英語の授業は去年やってました。去年やって、久しぶりに原文を毎週何十ページも訳すみたいなのをやって、そしたら結構できて読めるようになったんですよ。ああやっぱり読むの大事だなと思ったと言うのが去年で、今年はだから英語じゃない違う言語やってるんですよ。
寿司 でもね、地頭みたいな話になると角田さんはちょっと嫌がるかも知れない。まあ天才論だから。でも村上春樹の件でいうならば、僕その話、村上春樹の話するつもりなかったけど、たまたまできたから。結局そこで天才だとしても偶発的に生まれるってなると、結局実力あるやつは必ず残るって言うけども、その書き続けるとか、ネタをやり続けるとか…、別に結論じゃないですよ、結論じゃないけれども努力みたいなものを続けられる人が天才になるんですよね。
角田 ってことはさ、僕も本に書いたんだけど。その努力って精神論みたいな努力みたいな話ばっかりになるんだけど、実はその努力って今の話で言うと、じゃあ村上春樹さんの例で言うと、編集者の人とかが今度の本を売りたいと僕も私も思うんですと思わせるような人じゃないとだめじゃないですか。それってその作品が良いのは前提ですよ?だけど、この人のためなら頑張ろうって思わせる人間性みたいなのは結構必要じゃないですか。
寿司 いやホント。大元の大事な部分ってあるじゃないですか。
角田 うん。大事な部分も、うん。
寿司 だから又吉くんの火花の話し聞いたけど。その前に劇場を書き始めてるんだけど、世に放たれたの火花じゃないですか。
角田 うん。その方が先ですもんね。
寿司 最所、火花の方を断ったっていうか無理だって言う話をしてたけれども、粘り強く編集の方が何年もかけて口説いてくれて、じゃあやりましょうかって言って又吉くんは書いたじゃないですか。でも、ここは僕の想像です。YouTubeで公だから。もう原型止まってないレベルのたぶん赤入ってると思いますよ。
角田 ああ。でもそうじゃないですか?だってやっぱり最初だから、やっぱり編集者としては。なおかつ今の又吉さんの評価みたいなものがあるかないか分からないわけだとすると、やっぱりずっとプロをやってる方がここ直した方がいいとか、それはやってるでしょうね。それでもしかしたら悪くなってる部分もあるかも知れないけどね。
寿司 やってると思います。もちろんね。ただ最初に賞を取るって言う前提のプロジェクトだから。で、それは又吉くんのイメージだと思うから、僕は自分自身のブランディングというか、自分のイメージ、オフィシャルに対するアピールとするならば、又吉くんは天才だと思います。で、一時期これは本人が言ってました、周りも言ってるんですよ、だって一時期又吉くんはギャルが好きって言って、吉祥寺ギャルと歩いてたみたいなのネタになってたくらいですから。でも今のイメージは全く違うじゃないですか。
角田 文学青年というか。
寿司 ね。っていうか、僕も一緒にお仕事させてもらったことあるけれども、やっぱり服装も金田一耕助みたいな。
角田 太宰治的なね。
寿司 で、そのヒストリーがあるじゃないですか。たまたまね、住んだところが太宰の住んだところだとか。悪い意味じゃないですよ、超良い意味だけど、そのイメージみたいなものがあった上で又吉くんが作られて、さっき角田さんが仰った「じゃあ又吉くんに書いてもらおう」、でも本人断る、恋愛じゃないけれども逃げられた方がみたいなことがあり、みんなの機運が高まって、パブリックイメージもあると。絶対賞を取らせよう!ってことで、芥川賞って異例中の異例じゃないですか。っていうか奇跡ですよ、僕の中では。本は面白かったですよ。でもそのキャリアも含めて奇跡ですよ。っていう天才が生まれたんですよね。これってすごいなーっていう風には思いますけどね。
角田 今の話を整理すると、天才っていうのはその人の天才性みたいな話ばっかりになるんだけど、実は周りをどう巻き込むか?みたいなことを無自覚か自覚してるかは置いておいて、そいういう配慮ができる人じゃないと結局ダメなんだろうなーと、思ったりもするわけですよ。
寿司 神輿の上に立つ人間って言い方もできるかも知れないし、たぶん解釈として天才を天賦の才っていう風に捉えちゃうと見誤ると思うんですよね。その人がもともと…天賦の才ってなるじゃない。だから、僕ね、今日ね、日本放送からここ来る間に今日は角田さんと天才の話するなーと思って、天才誰かなってぼんやり考えたんですよ。でもね、どんどん消去されていくのね。
角田 あ!そうでしょう!
寿司 僕の中で。うん。
09.僕の思う天才はいない/天賦の才と努力の天才/時をかける少女/時かけのエンディング
角田 僕ね、結局だから今日、誰を天才だと思います?って話をするんだろうなーと僕も思ってたんだけど、僕もしそれをコトブキツカサに聞かれたら、僕いま天才だと思う人、いないっす。
寿司 今?
角田 うん。なう。例えば昔は宮崎駿さんとか天才だなーとか思ってたし。別にミックジャガーとかだって天才だなーとか思ってたけど、今思ってないわけじゃないけど、天才ってなんなのかなーっていうところが分かんなくなっちゃったっていうか。
寿司 レイヤーがあって、当然そこの線引きがあるじゃないですか。だから村上春樹の話するつもりなかったけど、じゃあそこに線引きましょうなら僕の中では村上春樹は天才なんですよ。そこに線を引くならばね。だからどこに線を引くかなんだけれども。僕はね、例えばイチローとかね、同い年、天才だよなー。でもちょっとまてよ?あとは長嶋茂雄。まあスポーツ選手わかりやすいけどね。藤井聡太、とか、天才だよなーと思って僕のレイヤーからするとカットしちゃうんですよ。
角田 天才に入らないんですね?
寿司 理由があるんですよ。これなぜか?これ僕個人の考えね。天才はね、天賦の才ってテーマでいくとね、努力が見えちゃった段階でちょっと僕の中で違ったジャンルになるんですよ、違った道に。努力の天才なんですよ。だからイチローが363日バッティングセンター通ったとか、藤井聡太さんがもう死ぬほど負けず嫌いだから練習したとか、長嶋茂雄さんに至っては王貞治より練習したとか、知識があるじゃないですか。
角田 聞きますよね、伝説が。
寿司 そうするとその一本道の先には努力を続けらる天才ってのがいるんですよ。だから今日角田さんに振られた天才とは?ってなると、今僕が思っている天賦の才能とは違ったジャンルの天才だから、僕の中でカットしていくってことなんですよね。
角田 映画界で言うと監督でも俳優でも、天才と思う人は誰ですか?
寿司 例えば僕が大好きなスタンリー・キューブリックがいるじゃないですか。
角田 はい。天才?キューブリック。
寿司 う〜ん…、映画関係も考えたんですよ。でも…
角田 難しいでしょ。ね、プロだからね。
寿司 いやいやプロって、あれだけど。僕が好き、要はあなたの好きな映画3本挙げてくださいっていうときに、個人的趣向で良いじゃないですか。時をかける少女でいいわけですよ僕は。それは人がつまらないと言ったって僕の経験だからって言えるじゃないですか。アイズワイドシャットが好きだからキューブリックの遺作、、、
角田 その話は大林監督の”時かけ”でしょ?
寿司 もちろん。1983年の。
角田 ということは、今の話で言うと大林宣彦監督は天才だとは思わないということですよね。
寿司 そうなると、総合体で今のこの角川の話で言うんだったらば、唯一、…偉そうよ?偉そうだけど、口はばったいですが、角川春樹なんですよ。
角田 天才はね。
寿司 天才が。
角田 たぶんそれは=狂気ってことでしょ?
寿司 スピリチュアルも含めて。総合的に。
角田 もしかしたらちょっとした犯罪性も含めてでしょ?
寿司 まあ…本人が神様だから(笑) 神社もあるくらいで。そうすると、今のこのロジックでいくと、僕の中でのまっすぐな道で行くと、角川春樹は天才なんですね。まずね。そうするとその天才が、ちょっと僕”時かけ”の記事もたまたま先週かなんかに連載で書いたんですけど、やっぱり原田知世をオーディションで、原田知世はオーディション落ちてるんですよね。
角田 なんかそうらしいですよね。
寿司 っていうのがあるじゃないですか。まあ渡辺典子がグランプリだから。で、角川三人娘になるんだけど。とにかく原田知世がいいってことで急遽特別賞を作って。真田広之さんの相方、ヒロインを見つけようとしたんだけど。
で、その記事には実はあんまり書かなかったんだけど、ちょっと生々しかったから。本気で角川春樹は原田知世と結婚したかったんですよ。本気で好きになっちゃったんですよ、本気で。で、その後に角川事務所に入るんだけど、薬師丸さんもそうだけどね、入るんだけれども。
僕の推定って言い方します、要は芸能界を辞めさせたかったんですよね、角川春樹は。要は僕の好きな知世をこの芸能界に置きたくないって言って、ただ、僕の想像も入ってます、あえていうならば。要は時をかける少女で原田知世主役で彼女を引退させようとしたんですよね。これはもう大林宣彦も言ってるんですよ、亡くなってしまいましたけど。でじゃあ何かというと結婚したかったと。でも周りに反対されてさすがに。ってか本人の希望もあるしね。ってか言えないし。
角田 なおかつ何歳さだよって話ですからね。
寿司 14とかですからね、確か。15かな?(原田さんの当時の年齢)
角田 ちょっと犯罪チックですもんね。
寿司 でも神様ですから、角川さんは。で、思ったけど当然年齢層があるからってことで、推定も含めるって何回も言いますけど、角川さん、たぶん自分の息子と結婚させたかったんですよ。それは本人も言ってるんですよ。俺はもう無理だからって。僕は時をかける少女の色々文献も読んだし、大林さんとも話したことがあるけれども、大林さんの話をテレビでしたこともあるけれども、結局その後、大林さんも原田知世のことが当然好きになり、結局、時をかける少女ってものすごいロボットみたいな動きじゃないですか。
角田 セリフがちょっと明治時代っぽいですもんね。明治・大正みたいな。「なんとかってよ」みたいなね。
寿司 原田知世さんてあの演技、下手くそじゃないですか。はっきり言いますと。
角田 うん。まあそうですよね。アイドルの一発目みたいな演技をわざとやってますよね。
寿司 棒読みじゃないですか。表情がないじゃないですか。リアクションがないじゃないですか。
角田 つんっとした感じね。
寿司 そう。で、原田知世さん演技あの頃は下手だったよねっていうんだけど、実は、原田知世さんは撮影に入って大林宣彦監督のところに行って、私このままでいいんですかね?と、この演技が全然納得いかないんですけどって大林さんに言ってるんですよ。すると大林さんは「知世、それでいいんだよ。」要約すると、お前は人形だからって意味ですね。
角田 だってあの映画の一番すげえのってエンディングですもんね。
寿司 まさに!角田さん、そこ!あそこで人形が、、
角田 あれが一番エロいですもんね。
寿司 人形が人間になるんですよ、あの砂浜で。だから結局ね、時をかける少女がテレビで放映されるとあのエンディングをカットしちゃうじゃないですか。
角田 カットしちゃうんですよね。時間とかでね。エンドロールだからね、テレビマン馬鹿だよね。
寿司 いや、角田さん。実は違うんですよ。
角田 違うの?
寿司 実は違うんですよ。
角田 なになになになに?!
寿司 あれ元々、大林宣彦がカットさせてるんですよ。
角田 ーーっっ(驚)!! そうなんだ!
寿司 そうなんです。あれ、大林宣彦があの時をかける少女のあのエンディングの生身の原田知世はカットしろって。
角田 見せたくないんだ!
寿司 見せたくないんですよ!
角田 うわあー!すげぇ話!
寿司 だってあれは角川春樹と大林宣彦の、、、
角田 俺たちのものなの!
寿司 あと原田知世へのラブレターなんですよ。で、あれは原田知世を芸能界引退させて、後々おばあちゃんになってから私この一本があったんだよって記録を残したいと。だからあれ僕あえてこの前の連載で映画ボードっていうね、連載を毎週やってて書いたんだけど、その映画のウィスプ、映画の豆知識を書いてるんだけど、時をかける少女は角川映画じゃないっていうウィスプ。
角田 ああー、なるほどね。角川春樹…の、映画でもないのか。
寿司 でも角川春樹映画なんですよ。
角田 だから角川春樹のラブレターというか。自分のプライベートビデオみたいな。
寿司 そう。個人的な。だから1億5千万の製作費全部角川春樹のポケットマネーなんですよ。
角田 らしいですよね!
寿司 で、制作も角川春樹事務所なんですよ。要は角川映画の一応1番のシンボリックな”時かけ”が実は角川映画じゃなかったなんて話をしてるんですね。ごめんなさい、長くなっちゃったけど、結局、大林監督も大好き。筒井康隆さんの原作ありきの”時かけ”。当然分かってる。映画は総合芸術。でも、誰が天才ってなったら…角川春樹じゃんじゃなねぇかなっていう。その話で言うと。全員天才だけど、僕も筒井さん読んだりロートレック荘とか大好きだけど、ただその中でのカットカット。だって100人挙げたら100人挙がるんだから。カットカットカットで10人挙げるってなったときにランキングには角川春樹が入るっていう。それが天才かなっていう思いですけどね。
10.天才とは好きか嫌いか/天才的行為/結局人を評価してることについて/特化した部分が摩耗されていく
角田 やー、この天才論面白いっすね。面白い。
寿司 でも角田さんがいないっていうのは、結局そこに線を引いちゃってるからね。
角田 いや、いないっていうのはね、いろんな意味があるんだけど。まず、今の話で言うと結局好きか嫌いかしかないんじゃないかな?って思っちゃったんですよ。あらゆるものが。で、自分がイチローのことを好きだって思ってれば、やっぱりイチローは天才だなと思うんじゃないかなと思うと言う意味で、村上春樹も好きだし、大林宣彦監督も好きだし、ホドロフスキーも好きだし、岡村靖幸も好きだしとか考えていくと、そう言う人たちは天才だなーとは思うんですよ。ところが、というのが若い頃は思ってたんですけど、なんて言うんだろ、天才的な行為をすることが本当に天才なのかなってちょっと思っちゃってるんですよね、今。
寿司 天才的行為?
角田 なんかそんなことやってないんだけど、普段普通に生きているだけで、生きてる人の方が天才なんじゃないかなとちょっと思ってるんですよ。
何が言いたいかって言うと、みんなね、作品に対して面白い・つまらないとか、評価するじゃないですか。で、やれ東大だ頭がいいとか、みんな評価しすぎなんだと思うんですよね。でね、僕思ったのが、昨日ちょうどニュースやってたときに、上智大学がミスコンとミスターコンテストを止めたんですって。で、止めて、ソフィアンズ・コンテストみたくなって、男女を区別しないで1番を決めるってやってるんですって。で、その1番は何で決めるかって言うと、SNS発信力とか、その人の日々の活動みたいなことで総合的に評価して1位を決めるってやってるんですよ。
それって今のミスコンとかミスターコンテストみたいな、そういうのがジェンダー的にあれだし、なんとなくそういう美貌だけあればいいのかっていうのがあるので、もっと人間的な深さをコンテストにしてるみたいなことを語ってたんですよ。で、素晴らしいですね今の若者は色々考えててみたいにニュースも言ってるんですけど…。
僕それって、なんて言うんだろ、何が言いたいかって言うと、結局人をじゃあ選ばなきゃいいんじゃないの?って思っちゃうんですよね、そんだけヒューマニティに溢れてるなら。そいういうSDGsとかたくさん考えてますみたいな人はトップになって、そういうのを考えてない人はトップになれないのかって考えると、つまりその人の思考の方でランキングを決めるようになっていくわけですよね。そっちの方が顔だけで選んでるより差別なんじゃないかなと僕思うようになっちゃって。
すーげぇ気持ち悪いんですよね。みんな素晴らしいからコンテスト止めようよって言われたならまだちょっとだけ分かるんですよ。ただそんなこと言いながら、会社だったら就職試験やってるし、大学だったらまさに試験やってるわけで、結果人を選別してるじゃないですか。だからみんな人を選別してる世の中で、極論すればこのショーは顔だけで選んでますみたいなショーがあった方が多様性じゃないかと思ったんですよね。
寿司 ボディビル・コンテストですよね。
角田 そう。逆に言えばその上智大学の新しいコンテストって、今までやってたECCスピーチコンテストと一緒じゃないですか。
寿司 そうなるでしょうね。
角田 それもうやってたじゃん!ってことだと思うんですよ。そういう考え方をどう発信すれば賞を取れるかみたいなことって今までやってたわけだから、むしろそうじゃない、顔だけでとかスタイルだけで選んでるみたいなものもあるから、自分はスピーチは苦手だし、もしかしたら頭もそんなに良くねぇんだけど、俺は私は美貌だけでいくって人も生まれるし、さらに言えば俺は筋肉バカだけどスポーツだけでいけますとか。
だからなんか天才性を、これだけ天才天才って世の中で言ってる割には、じゃあ美貌だけ超輝いてる天才とかを排除しとか、どんどん天才を潰すような社会になってるんじゃないかなと。すーごい気持ち悪い。総合的に一番いい人が、性格も良くて勉強も出来て顔も良くてみたいな人が一番ですみたいな。結果人間の差別化というか。
寿司 特化するという部分がなんか磨耗されていくと言うか、丸くなっていくじゃないですか。今の話で言うとこれも推測ですよ?当事者の話聞いてないから。
角田 推測ですよ、僕だってニュースみただけだから。
寿司 ジェンダー問題がうるせぇじゃんかと。で、ミス〇〇みたいなやつすげー言われてるし、色々ぶっちゃけエージェントとの絡みでややこしいことがあるわけじゃないですか?タレント的な事務所とかを含めた上で。若干闇がありますよ。そういうのがわかった上で配置しようだけど、結局、例えば映画祭でもね、ベネツィアだっけ?小さな映画賞も含めて男優賞と女優賞というのは無しにしようという区別、これものすごい危険で。僕個人的には。
角田 すごい危険ですよね。
寿司 これものすごい危険なんです。
角田 だったらこの女優さんをセクシーに撮ろうってやってる行為だってダメだになりません?これ。
寿司 なるし、あと前提で言うと、完全に50:50にしてねってことにもなるんですよ、出演が。だって明らかに男性の方が多いわけですから。
角田 ただね、これをおっさん、男2人が話してるとお前らは強い側にいるからそう言う風に言うんだ、どれだけ苦しんで来たと思ってるんだ女性はみたく言われちゃうんだと思うんですよね。で、僕いつもこう言う話をするときには言ってるんだけど、という女性の意見には全力でそう思うって。だから全力でそう思うからこそ多様性をどう残すのか?みたいな感じだと僕は思ってて。
ただこれがすごい錯綜してるというか、結局それぞれの権利を主張し続けると多様性って実は消えていくんじゃないかみたいな。それぞれがそんなに権利を主張しないって社会が多様性を担保できるんだと思うんですね。
芸術論に話を戻すと、ジェンダー論は誤解されるから、そう言う意味で危険だから作品論でいくと、すごい作品ができた、だから天才。超売れたから天才。とかって、なんか結果を残したことが天才みたく言われちゃうじゃないですか。なんかそれがちょっとだけコンテスト1位になってるのかという、ミスコン・ミスターコンテストの気持ち悪さと僕の中ではもう一緒で。そんなことよりただ僕はこの映画が好き・嫌いじゃダメなんだっけ?っていう。
だからこの人が美男子なのか不男なのかは置いておいて、俺はこいつが好き、俺はこいつが嫌い、どっちでもない、の集合体でしかそもそもないのに、それを明石家さんまさんまさんだったら視聴率取れそうだから企画が通るとか。先入観なのか固定観念なのか、なんかそういうもので判断するというのの一つに天才だからみたいなのを使ってるのが超気持ち悪い。だからこの本書いたんですよ。そんな天才なんていねぇよ!っていうか。
11.27クラブ/今度年齢の話もしよう
寿司 天才は作られるって話もさっきあったけど。今思ったのが、例えば27クラブってあるじゃないですか。27クラブは日本だけじゃなく世界の共通語なんですよね。簡単に言えば27歳で亡くなってしまったミュージシャンの話。カート・コバーン、ジャニス・ジョップリン、エイミー・ワインハウス、大好きですけれども、それ以外にもたくさんいますよ。
角田 ジミヘンもそうでしたっけ?
寿司 ジミヘンもそう。27歳で亡くなった。これ実は色々ちょっとあるんだけど、でも27歳のくくりにしてるわけじゃないですか。
角田 今度年齢の話しましょか。それ面白いよね。
寿司 あ、覚えといてください。それでね、その時に名声得てるんだけども、カート・コバーンがそのあと生き続けてミック・ジャガーの年齢までなったときに、天才でい続けるか?っていう。やっぱり思いますよ。
角田 尾崎豊問題ですよね。
寿司 そう、ジェームス・ディーンもそうよ。って、まあまあ色々あるわけじゃないですか。でもそれは僕はその楽しみというか、その天才だったよねっていう楽しむ、言い方悪いですけど楽しむと言うか、あの人天才だもんねーっていう風に飲み屋でミスターはって言ってるのは楽しみでいいと思うんですよ。主張するのはいいとして、その主張がぶつかり合った時に相手、要はイチローと長嶋茂雄はどっちがすげぇって言って、お互いこっちが天才だ、こっちが天才だって言って、いやミスターの方が天才だろ!イチローなんて!…って、始まった時に戦争が起きるんですよ。それが今SNSで起こってる。
角田 うんうん、そうですよね。どっちの神様が強いみたいな、どっちが優れてるみたいな話ですもんね。
寿司 そうそう、どっちの神様がって。どっちもすげぇと。けど本人が望んでないのに持ち上げてる人たちがやり合っちゃうみたいな。
角田 百歩譲って持ち上げてる人は自由だからいいんだけど、それをビジネスに利用するじゃないですか。テレビも含めて。そこがなんか気持ち悪いなーとか思うんですよね。
寿司 危ない。怖い。ここ2日くらいほとんど寝ずにCNNJ見てますけど、大統領選でね。やっぱり民主党と共和党で起こってるわけじゃないですか。まあ政治の話をするつもりないですけど。まあでもそういうところで天才って。
もう1時間弱?これもういっぱい、いっぱいあるんですよ、天才。だって固有名詞あげてませんから。そんな中で何人かいますからね。
角田 そうそう、だから天才論また次回、天才論2でもいいですよ。
12.天才論2/天才になる方法は無いって本/土屋敏男のシャイの話/SNSでの宣伝
寿司 それやった方がいいですよ。だって固有名詞出してませんもん。僕が一番最初にこの人天才だなと思うショービジネスの世界の人はこの人とか。
角田 そうそう、そういうの話したいですよね。
寿司 芸能の世界に入ってこの人凄かったとか。あとたまたまタイムリーで先々週かなんか自分のラジオで話したバラエティの女王の天才とか。いっぱいいるじゃないですか。その話を角田さんにも聞きたかったんですよね。
角田 僕はいないと思いますけどね。テレビ界にいはね(笑) だから天才ディレクターとか天才プロデューサーとか、、、
寿司 誰も(笑) いない?いやだからどこに線…あなた天才になる方法って本だしてるんだから!
角田 違う!だから天才になる方法ってのは、天才になる方法はないって本ですから。
寿司 …ぃゃ、肩書に偽り有りだなオイ。
角田 そうだよ。これ本当にそう言う意味で言うと、このタイトルだけがタイトル違うもん。天才になる方法なんかない。ただ僕が天才だなと思う人に会ってみたら、みんな謙虚な人が多かったって言う。だから俺天才とかあの人天才だねって言ってる人は天才じゃねぇよっていう(笑)
寿司 すごいロジックだけどね、それはね。
角田 すごいロジックですよ。だから天才論について、始めは出版社の人は角田さんが付き合ってる天才たちがここがこんな天才だみたいな自己啓発書みたいなのを書いてもしかったと思いますよ?でもその自己啓発書を読んでる段階で天使じゃないじゃないですか(笑)
寿司 天才憧れですね。
角田 天才憧れじゃないですか。だからなんかそういうところが、ビジネスにしちゃってる、まあだからそれで生きて、じゃあ、という風にやるから本も売れるとか、テレビが出来るとか。今日、天才登場とか東大王とか、そういうのはそういうことじゃないですか。だからそう言うのがあるから生きていけるっていうのがわかった上でなんだけど、なんかそうじゃないんだけど、みんなんがそれぞれ好きなものを見てたり作ってると、なんか楽しいよねっていう風になる社会になりたな、みたいな。
寿司 でも結構行き切ってるから、これ読んでて色々な思いありますよ。でも今、角田さんが話したらちょっとなんか要約してね、直接的にじゃないかも知れないけども、ちょっと引いたアピールみたいな章、あったじゃないですか。要は謙遜するというか、自分の成果やSNSの告知も含めて。
角田 はいはい、土屋敏男さんのことを書いたやつね。
寿司 そうそう。で、ものすごい僕はそこは共感させて頂いてたんですけども、これは本当に微妙なところで。例えば本を出しましたって時に、これは水道橋博士の言葉なんですけども、要は本を出した時にこれを絶対売りたいわけじゃないですか。でもその控えめな告知って考えた場合、がんがん自分のSNSで告知するのはちょっと行き過ぎなのかもしれないっていうジレンマがあると思うんですよ。
そんなときにエゴサして、他人が評価してくれてる話をありがとうも付けずの単純なリツイートをしていく行為があるじゃないですか。それに対してちょっと引っかかる自分が数年前いたんですよ。要は俺すごいじゃん!な気もするから。
で、そこにありがとうって入れるといいんですよ、引用リツイートというか。それはありがとうって言ってるわけだから、エゴサして。読んでくれた人に。でもそれを単純にリツイートしてくってことは、俺すげぇ!って向こうで言ってるぜ!って言ってる気がした。
でも、博士の話を聞いて、コトブキ君、やっぱり本っていうのは自分の子供だと。誰もこれを例えば編集とかが宣伝も含めてしてくれないんだったら、誰が責任取るんだと。やっぱりこれを多くの人に届けたいっていう意味だって言われた時に全てではないけれども若干…。
角田 気持ちは分かる、溜飲が下がったというか。意味はわかる。
寿司 意味はわかる。どっちかとは言えないんだけれども、番組の告知とかSNSの告知とかやってますよ。ここはぶっちゃけて話すけれども、やっぱり消息不明ならないよっていう思いもあります。要はこんな連載やってます、こんなテレビ出ますってやつは。でも番組では1回って決めてるんですよ。自分の中で。
角田 なるほどね。
寿司 自分ルールだからね、勝手にね。あとリツイート1回。でも2回したいときある。その時は必ずコメントつけるとか、自分の中でルールを決めてるんですよ。角田さんは違うって言うかも知れないけど僕の中での一歩引いた告知みたいなことなんですよね。
角田 それがこの本に書いたまさに土屋さんがやっては目立ちゃいいのかみたいな話というのは…これだ、シャイであっちゃいけないのか?この時代ではという。シャイであってはいけいない時代こそシャイの重みを考えるって書いてますけど。シャイなんだけどその人の作品がじわじわ広がっていくみたいなことをやった方が、なんか僕は世界が楽しくなると思ってるんですよね。
寿司 まあねー。この角田さんとのお話が共感されるものかどうかは分からないけれども。
角田 そんな人数のかたは見てないから、そんなに共感されてないんじゃないですか(笑)
寿司 (笑) それはマスに向かってね、例えば発信していくとやっぱり、これは持たざるものが意見しているから重箱の隅をつつかれるんだけど。
角田 お前ら○人しか見てないのになんでそんなこと言ってるんだよと言う批判が来るのは分かってるんですけどね。
寿司 結局エクスキューズじゃないか?って話になるのは当然。
角田 まあエクスキューズだと思います。だから僕そのエクスキューズをする人間をだからダサいと言ってる方がダサくて、そんな人気可愛いじゃんってちょっと思ってるんですよ。だから僕なんか最近この人ってダメだよね、いやだからこそダメなところが可愛いんじゃねぇの?ってちょっと思ってて。だからよく日本ってこういう社会じゃないですか〜って文句とか言うんだけど、うん、でもみんな頑張ってるんじゃない?日々、みたいなことでいいんじゃねぇかなってすごい思ってて。その人がたまたま見た映画がいいってことをたまたま呟いてて、そんな発信力ないけどそれをたまたま僕が見て、その人がそれだけいい映画だと思ったんだったらじゃあ僕も観ようと思うその集まりでしかないんじゃないかなと思うんですよね、この社会って。
13.話したいから話す
寿司 なるほどねー。いやー天才論は深いですよ。
角田 はい。こんな感じでそろそろ終わりにしますか。
寿司 いっぱいいましたけどもね。じゃあまた次回に天才のこと、、、
角田 次回はなんの話を…年齢か!年齢か天才論2話すかは、じゃあ僕の本の売り上げによります(笑) 結局今の話を全く無力化する話ね。
寿司 でももしかすると、これも別に考える必要ないけれども、見てくれてる人は角田さんのさんまさんとかSMAP時代の中居さんとかとお仕事されてきたわけだから、天才的MC論みたいな。
角田 あー、それでもいい。今日本当は中居さんの話もしたかったんですよね。僕やっぱりSMAPって天才だと思ってるから、そういう意味ではね。
寿司 あるじゃないですか。だからその話とか、僕は僕なりに出会った人とか見た人の話とかが本当は本題だったけれども、結果1時間僕が、ごめんなさいね、話しすぎちゃってね。
角田 でも、じゃあ、天才論2をやるならSMAPとかの話をしましょう。
寿司 やっぱり興味はあると思うし。
角田 それでそんなに見る人増えなかったらもうどっちでも一緒だよ(笑)
寿司 いやいや、違う違う。それは単純に話したいから。僕ほとんど関係ないから。じゃなかったらコトブキチャンネルのYouTube、380人で続けないでしょ(笑)
角田 まあ確かに(笑)
寿司 それは置いておくこと、単純に無料で映像が置いておける箱なんだもん。でもそこで視聴率をがくがくやる、再生数、、、
角田 いやいや、コトブキさんやめましょう。僕ね、ご飯食べに行きたいんだよね(笑)
寿司 なんなんすかそれ…
角田 っはっはっはっは!ほら店閉まっちゃうじゃん、最近10時とかで。ラストオーダー9;30とかでしょ。
寿司 行きます?俺も行きますよ。
角田 いやいや、コトブキさんとはまた今度ね。ギャラ分払うから。300円ね。
寿司 またよろしくお願いします!
角田 ってことでライブ配信止めますので。どうも皆さんありがとうございました!
寿司 ありがとうございました!