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つれづれ…なるままに。217。
【学校図書館と子どもたちとの関係】
学校図書館で仕事をすると、大人の先生たちより、子どもたちとの会話が多いことになります。
子どもたちは無垢で残酷です。
純粋で単純な思考回路のため、間違った情報も、当たり前のように会話に入ります。
以前
「特攻隊の人たちって喜んで死んでいったんだよね~」
と、言われて
激怒しました!
そんなわけあるかっ!
と…私も戦争体験があるわけではないですし、本からの知識しかありませんが
喜んで死んでいく人はいない!
と、強く…かなり激昂して話しました。
『怒りに震える』とはこの時に感じました。
あやふやな知識をひけらかすタイプも要注意です。
「自分ちに大きいダイヤモンドを持ってる。先生のとこにはあるの?」
と、薄ら笑いしながら聞かれたことがあります。
こちらは、大人ですから
「小さいダイヤモンドはあります。でもそれは大きさより、相手からの想いがこもったものだから、大きいことより余程、大切なことです。で?そのダイヤモンドは君のなの?御両親のものでしょ?」
と…非常にウザい返事をしました。
二度と私には絡まなくなりましたけど。
私に絡むと、倍以上に言葉が返ってくる(そこは子どもでも容赦しないので)ことを経験すると、二度と絡まないか、とことん議論をするか、どちらかになります。
とことん議論をするタイプは地頭が良いと感じます。
負けず嫌い?でもありますが、何回も議論をふっかけてきます。
そのたびに、本を探し、参照しながらコチラも全力で答えます。ギブアップもあります。
正直に「宿題にさせてください」と頭を下げます。めったにありませんが、過去に経験しました。
学校図書館にいる大人は、親でもなく、評価をつける先生でもなく、子どもたちにとっては『ハードルの低いところにいる大人』だと思っているみたいです。
しかし、叱るときは叱るし、ほめるときはほめるし、わからないと言えば(勉強以外)教えることもあります。
最近めっきり見なくなった『近所の怖いオバチャン』的な存在です。
私は、それで良いと思っています。
適当に話をしても、適当に聞いてくれる大人の存在は、今の子どもたちには必要じゃないかな?と考える毎日です。