仕事がしんどすぎて心のアンミカが泣いてる
弊社の仕事って200種類あんねん。
私の心のアンミカが語り始めたので、仕事がしんど過ぎて心がしおしお状態の愚痴日記です。
「え?仕事ってやり甲斐あって楽しいよね?」「私は好きを仕事にしてるから毎日充実してるよ!」とか言うキラキラ人間はどっか行ってくれ、はっ倒すぞ。
新卒でクソデカカンパニーに運良く入社して早20年になるが、この20年間の私は泣いて笑って泣いて泣いて泣いて基本的にずっと泣いてる。
ほんとマジでしんどい。難しい。忙しい。ここら辺全部勝手に太字になるくらい
しんどい。
弊社、規模的には日本有数のクソデカカンパニーで社員数は小さめの市レベル。デカい会社ということは部署も死ぬほど多いわけで、支店数だけでも数百あるし本部の部署も細分化されててもはやどこで誰がなんの仕事してるのか把握できない巨大企業である。
部署ごとにシステムもカラーも違うから、インターンシップなんかで他部署に行くともう別会社のような感覚である。えっ15時のおやつに部長がシュークリーム買ってきてくれるの…?今すぐここに異動させてくれません…?
デカい会社ならばさぞかし業務も効率化されて最先端のシャレオツなお仕事してるんでしょう?と思われがちだがこれがまた全くもってそんなことはなく、これも部署によって全然違う。
今流行りのAIを駆使して人間は高度な判断をやってますよ、な部署もあれば、藁半紙に計算式を書いて小数点第5位を四捨五入してる部署もある。
私はといえば、後者の最右翼、究極のアナログ仕事をやってる場所にいます。
システム対応から零れ落ちた、人の手でひとつひとつ解き明かさないといけないレベルの難儀な案件が行き着く最果ての地です。
業務内容を具体的に書くと会社がバレてしまうのでぼかして書くことしかできないのがもどかしいけど、端的に言うとクライアントに支払うお金の計算をしている。
基本的にはシステム判断で自動計算されるのだけど、システムちゃん(幼女)が「あのね、計算はいちおーできたけどココが不安なの!」「もーこんなややこしいのわかんないよー!」ってワガママこいた案件が、ぶりぶりと私達のもとに回ってくる。
勿論この種の計算は数ある業務のひとつでしかなくて、他にもなんやかんやとやってはいるのだけどこれがまぁ結局一番時間かかる。
・クライアントが持ってる商品のデータファイルを開いて隅々までガン見して計算する
・そのデータファイル1000項目くらいある
・勿論必要な項目だけピックして見るけど、その必要な項目がどれなのかを判断するためには当たり前だが相応の知識が要る
・パターンがほぼ∞なので定型のマニュアルが機能しない
またアンミカが出てきて申し訳ないが、商品って約120種類あんねん。その特性を全部理解しとかなあかんねん。無理やろ。
お金の計算をするにあたって基準日みたいなものがあって、この基準日を軸にデータを見ていくのだけど、平気で5年10年前に遡ったりする。
データは日々あらゆる部署で自由に更新されて書き換えられていく。しかし計算にあたって、基準日以降になされた計算結果に干渉する更新データはすべて巻き戻して無かったことにしなければいけないのだ。泣く。
私は膨大なデータ更新履歴をひとつずつ確認して、「これはOK、これはダメ」とジャッジして、担当部署に依頼して取り消してもらうのだ。
依頼はFAXだったりメールだったり何らかの痕跡を残しておく必要があり、文面もテンプレはあれど逐一カスタマイズが要る。
細かなお作法もこれまた山ほどあって、「ここにこのビラを貼る」「この商品のこういうケースのみこのシールを貼る」「右上のこのコードを青ペンで書いておく」「この依頼メールのコピーを取って黄色いクリアファイルに入れる」みたいなチマチマしたローカルルールがてんこ盛り。うるせぇ~~~好きにやらせろ~~~!
すべてのデータ整備を乗り越えてやっと計算できるぞ!という段階に来ると、次はレート表との格闘である。
レート表、昭和に手書きされた資料のコピーが綴られている棚に取りに行くんですけど、もうインデックスは破れてるし紙自体も黄変していて触ってるとめちゃくちゃ痒くなる。
数字が手書きなもんだから筆跡の癖と紙の破れでところどころ読めなくて「5…いや6か…?」みたいなことも起きる。大事な計算の根拠なのに何故データ化されていない…
おまけに計算シートはExcel化もされていないので、電卓片手に全部手計算。ここは…ここは本当に令和の会社なのか…?
小数点第4位で四捨五入すれば、点検した人が「にゃーさん、この商品のこのパターンは小数点第6位です!」って指摘してくるしもう1円くらい誤差出てもええやろ~~~!!!(ええことない)
正直、円単位全部切り上げて顧客有利で支払えばええやん、とずっと思ってる。
このようにあまりにも手作業すぎる業務をやらされている私だが、最低最悪なことに「ろくなマニュアルがない」のだ。
厳密に言えば概要を記したマニュアルはあるが、細かい手の動かし方までは書かれていない。
珍しい事例はそのままコピーがファイリングされているものの、基本は個々人が自分の手控えとしてコピーを取って書き込んだお手製マニュアル&口伝で知識を伝播していくという驚くべき古代の方法で事務が執られている。
うちの仕事は知識と記憶力勝負なので、過去にやった膨大な案件のあらゆるパターンを頭にインプットし、大事なことは全部お手製マニュアルを作って保管しておかないといけない。
ただ残念ながら私は記憶力がインコより悪いのだ。多分カピバラよりも悪い。一昨日やった案件のことをもう覚えていない。推しのことなら何年前のことでも覚えとるくせに。
そして周りの同僚がおしなべて優秀で、そのことに救われつつも劣等感がチクチク刺激される。
「こういうケースの進め方なんですけど、マニュアルとはココとココが違うので困ってるんです」とそうだんすれば、「それ、2年前の冬くらいに資料が回覧されませんでしたっけ?はいこれもし忘れてたらコピーどうぞ」と5秒で資料が手渡される。マジか…?2年前…?何故5秒で出てくる…?
毎日毎日遠慮なく書類トレイに置かれる案件はどれも至急で、ひたすら地道にひとつひとつ片付けてはいるけど未だに知らないことばかりで底が見えない。
なんせ忙しいから、ゆっくりマニュアルを作る余裕がない。「マニュアルにする」と付箋のついたクリアファイルはもうパンパンだし、そのうち忘れてしまってこれなんだっけ…?とこんな顔→( '-' )になる。
3年前、5年前と比べて私は成長してるんだろうか。仕事のスピードは多少上がったし電話対応なんかはもう慣れてきたけど、未だに見たことない(でも絶対過去にやった)(やるそばから全部忘れる)案件に苦しめられる日々。
お賃金が良けりゃ割り切って頑張れるのだけど、弊社は規模の割に薄給なんですよ。しかも時短なので月給も賞与も容赦なく1/7削られる。正直、幼児ふたり抱えて香水なんて買ってる場合じゃないんよアンダスタン?
香水と推しへの愛だけをエンジンにして頑張ってるけど、内心は焦りと劣等感と苛立ちでめちゃくちゃなのでここで愚痴ってすっきりした。
しかしこれ読まされてる人めちゃくちゃストレス溜まりそう。ごめんな!次は楽しいこと書くよ!バイバイ!!