【日々の暮らし#5】新しいと古いの共存。
ピカピカの新築の家を買った。
子供たちや、自分たちの仕事のことも考えて、近いうちに拠点を作りたいよねと夫婦で話していたものの、これといったきっかけもなく約3年。いまの、団地スタイルの賃貸3ldkに住み続けた。
駅までのアクセスも買い物の便も良し。部屋の広さも子供たちがまだ小さいこともあって十分。上の子が保育園に通い出してからは、同じ年のお友達もできたりして、なおさらこの場所から離れにくくなってきた。そんなタイミングで、家族で買い物に出かけたショッピングモールで、ふらっと足を止めた新築建売戸建のモデルルームのご案内ブース。
ここから私たちのマイホーム作りは始まった。(夫のスニーカーを買いに来ただけだったのに。笑)
その日を皮切りに、都内のさまざまなHMの情報を収集。購入することとなった物件に出会ったのは、その数週間後だったかな。夫婦でたくさん考えてたくさん話し合って、ここならいいよね、と思える。我が家、子供たちの実家と呼べる物件。勢いよく契約まで進んで、いよいよ数日後に引き渡しを迎える次第に。(ここまでの家購入あれこれは、また時間を作って更新します)
私たちは引き渡しから引っ越しまで、少し時間があるものの、小さい子供たちもいるので、荷物の整理は少しずつやれる時に進めてきました。
まず驚いたのが、物の多さ。結婚してすぐ住み始めた今の家。お互いの私物と二人で新たに揃えたもので構成された我が家は、流行りのシンプルライフ寄り…だと自負していたものの、いざ荷造りを始めると使ってないもの、これからも使わないであろうもの、なんかがどんどん出てくる。袋詰めされた不用品を夫と眺めて、「こんなに要らないものがあったなんて。私たちもっとミニマムに過ごせたんじゃない?」とブツブツ。その通り。
そして、次にそのゴミの大半がプラスチックであるということ。100均やディスカウントショップで買ったはんぱなサイズのプラスチックのケース。新居の収納サイズには合わないから、さようなら。あまり使わなかったプラスチックのタッパーは劣化により変色していて、さようなら。さようならさようなら。が止まりませんでした。
壮絶な仕分けを終え、安さに揺らいでその場しのぎのものを買うのは、もうやめにしよう。そう感じました。
さて、そういうこともあり、新しい我が家。ピカピカの収納棚、食器棚、洗面台etcなど、たくさんのものをしまうスペースがあるのですが、新たにプラスチックのケースをズラリと並べて、こまかーく分類して、整然と収納する!なんてことはしない(性格的にもできないけど)つもりでいます。要は、少し根が張っても極力長く使える、長く使おう、そう思えるものたちを少しずつ揃えていって、家と共に経年の変化を楽しんでいけたら、と思っています。
たしかに、お手頃かつ便利なものは、忙しい私たち現代人には欠かせないものであることも確かなんだけど。自分たちの暮らしを立ち止まって見直した時、感じたこの感覚を大切にしていきたい。
そういうわけで、新築の我が家に入る家具家電は、長年寄り添った家電や家具、あとは必要最低限の日用品、衣類(←これは別腹ゾーン)となりそうです。
新しいと古いが入り混ざった暮らしを、これから大切にしながら暮らしていきます。
2022.6.22