人の死のコンテンツ化
知床で観光船が沈没したニュースが流れた時、インターネットで騒がれたのがプロポーズ予定のカップルの話でした。
人間はみな平等なんだから、同じ事故で亡くなったときにそのカップルだけ取り上げられるのは少し違和感を感じます。
なんでカップルだけがこんなに矢面に立ったのかというと、やっぱりエピソード性というか、分かりやすく悲劇だったから話題性があったんだろうなぁと思います。
人間の死を消費するのに少し違和感を感じます。
YouTubeを少し漁ると、片親が死んだ学生が声を上げ、妻が死んだのをきっかけに動画をアップし、両親が死んだら思いを語り、人の死をコンテンツ化しているのに対してコメント欄に溢れかえる私も…の自分語り。
別に親しい人間が死んだら静かに弔えなんて微塵も思ってないし、語るのをやめさせたいわけでも無いです。
ただ、人が死んだときに無駄に持ち上げる行為キモいなぁと思ってます。
人間の死なんて、漫画のキャラじゃ無いんだからドラマティックである必要は無くって、どんなに陳腐な死に方もどんなに悲劇的な死に方も同じであって欲しいと願います。
じゃないと死ぬことに意味を見出してしまいそうです。
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