【岩淵水門から】隅田川歩いてみた【東京湾まで】
9月23日、秋分の日の振替休日。
天気は良くて暑くはない、散歩するには絶好の気候だったので、機が熟すとはまさにこれぞと思い立ち、岩淵水門から東京湾まで隅田川沿いをひたすら歩いてきた。
生まれが大阪の人間にとっては正直なところ隅田川に思い入れがあるわけではないけれど、神田川と並んで都心を流れる川といえばこの2つなのではないだろうか。
しらんけど。
志茂駅〜岩淵水門周辺
志茂とかいう東京メトロで知名度低い駅ランキングをやればトップ?ワースト?3に入るであろう、本当にどこやねんここっていう駅で下車し、岩淵水門へ。
全然知らなかったけど水門近くには知水資料館という面白そうな施設もあった。もうちょっと早く起きていればここにも行きたかったな。より今回の散歩が楽しかったかもしれない。反省。
まずは赤い旧水門がお出迎えをしてくれた。
青い空とのコントラストがカッコいい。
そして奥に見えるのが2代目、現役の岩淵水門である。
近くで見ると初代よりもかなり大きく、俺が都心の治水を担っているんだというプライドのようなものすら感じる。
そしてこの水門から下流側が隅田川、というわけで15時30分に隅田川ウォーキングを開始した。遅い時間なのは都心部の橋は夜景で見たかったから。
スタート前に水門周辺の景色も供養しておこう。
釣り人がとても多かった。
それではいよいよ散歩スタート。
岩淵水門〜尾竹橋
隅田川には人が歩ける橋は全部で28本架かっている(wiki)らしいので、それを全部写真に取るというのを証拠というかなんというか、テーマとしながら歩くことにした。
上記の隅田川の標識あたりで荒川と分かれていき、しばらく堤防裏の通路を歩いた後、川沿いのテラスを歩いていたが、こういうテラスを歩けない場所も特に上流部に多くスムーズに歩けなかった。
そうこうしているうちに30分ほどで最初の橋、新神谷橋。
続いて比較的すぐに2つ目の新田橋。
上流側はなんか手前の水道橋だか歩道橋だかが工事中でわかりにくかったから下流側からも撮影した。ここで左岸側から右岸側へ。
続いて3つ目の新豊橋。
この辺りはテラスを4つ目の豊島橋まで歩けたので楽だった。
豊島橋をわたり右岸から左岸へ。
このあたりは川沿いドンピシャを歩けなかったのでやむなくショートカット。
首都高の橋が2層構造でなんかかっこよかった。
豊島橋を通過したのが大体16時半で水門からは1時間程度。
水道局の下水処理場?横を歩き再び隅田川に合流したらあらかわ遊園が対岸に見えた。
あらかわ遊園を横目に、と言いたいがこのあたりは堤防裏を歩いていたので実際には目にはできない、歩いているとわりとすぐに5つ目の小台橋。
ここをわたり再び右岸側へ。
小台橋からは10分程度で6つ目の尾久橋。
このあたり全然土地勘がない場所なんだけど、尾久ってこの辺りなんだなあとか思いながら歩いていた。
ここでは日暮里・舎人ライナーも隅田川を越えている。
そして30分程度歩いて7つ目の尾竹橋通過がだいたい17時半で水門から2時間経過。
尾竹橋〜すみだリバーウォーク
尾竹橋からは堤防の工事化なんかしてるんかしらんけど一部迂回が必要だった。
この先で京成本線をくぐり、7つ目の尾竹橋から30分ほどで8つ目の千住大橋に到着。
千住大橋のすぐ近くで常磐線、TX、日比谷線をそれぞれくぐり、9つ目の千住汐入大橋につく頃にはだいぶ空も暗くなっていい感じになってきた。
千住汐入大橋から10番目の水神大橋まではすぐについてここからは橋とともにスカイツリーも視界に入るような位置になってきた。
この辺りからはわりとテラス沿いを歩けていた気がする。
とはいえちょくちょく工事していたり川の合流があったりでずっと歩けたわけではないけれど。
11番目の白鬚橋。詳しくないけどこのあたりの橋からは震災復興で力を入れて作った橋だった気がする。
この辺りからはもうすっかり夜景でライトアップされた橋や高層ビル、マンション、そしてスカイツリーがとても美しい。これが見たかった。
北海道や沖縄、そうじゃなくても地方に行かないと見れないような大自然の景気も好きだけど、こういう大都会じゃないと見れない景色というのも同じくらいにもっと評価されるべきだと思う。
12番目の歩行者専用の桜橋。
13番目の言問橋。この辺りは本当に景色がきれいだと写真パシャパシャして歩いていたので時間あんまり見ておらず、歩いていてとても気持ちよく楽しかったゾーン。言問橋くらいでちょうどスカイツリーが真横に見えた。
14番目の東武伊勢崎線併設のすみだリバーウォークについたところで時計は19時。岩淵水門スタートから3時間半。
スペーシアXが鉄橋をのろのろと通過していて、そういう時間かと時計を久しぶりに見た記憶がある。
すみだリバーウォークはポケGOが浅草で公式ルートを発表したときに2往復した記憶があるね。
すみだリバーウォーク〜永代橋
このあたりは橋の間隔が短いのでサクサクと。
15番目の吾妻橋は金のうんこといっしょに。
16番目、駒形橋。
17番目、厩橋。
18番目、蔵前橋。
この辺りは川沿いをランニングしている人や外国人もとても多かった。そりゃこんなところ走るのは気持ちいいだろうし、自分が観光客なら絶対に写真撮りたいから納得。
蔵前橋で4時間ほど。正直疲れが出始めていて、ここでやらかした。神田川の合流部が行き止まりなことを忘れていてそのまま進んだ結果これである。
事前にGoogle Mapは見ていたからここは行けないことはわかっていたのに完全にやらかした。写真撮りながらポケGOしてたせいなのは内緒。
そこそこ後戻りして総武線を反復横とびしつつ柳橋で神田川を超え、19番目の両国橋。そのうち神田川も歩こうと思っている。
これはwikiの橋梁一覧だと自動車専用ということでカウントに含めなかったけどあまりに都会的で美しかったので両国大橋(両国ジャンクション)も撮影したから供養。
橋は上流から数えていよいよ20番目の新大橋。
21番目の清洲橋。この橋が個人的には一番刺さるビジュアルだった。
22番目隅田川大橋。一般道と首都高9号を合わせて1つの橋らしい。
23番目の永代橋。ここで20時半、岩淵水門から5時間。いよいよ疲労も隠せなくなってきたが、銀座方面や月島方面のたっかいビルやマンションのきれいな夜景はその疲労を打ち消すくらいに輝いていた。
永代橋〜豊海埠頭
ところで永代橋って時間によってセンターラインが変わるみたいな変態仕様なんだろうか。
みたいなことを渡るときに気になって撮った写真だった気がする。
24番目中央大橋。永代橋から中央大橋までの間で隅田川が分流していて、本流と晴海運河までの分流となっているらしく、分流の方に相生橋という橋が架かっているのだけど、本流のほうの中央大橋を渡る。ずっと途中から右岸を進んでいたのもこのため。
中央大橋から撮った永代橋がこの記事の見出し画像でもある。
ここからは左岸側を歩いて、月島の住むには高そうなマンションの裏手の川縁をひたすら歩く。時間は21時に差し掛かろうかという時間で釣り人がはたまに見かけたけど歩いたりランニングしている人はだいぶ少なくなった。
25番目の佃大橋。
26番目の勝鬨橋を撮る頃には東京タワーもビルの間から姿を覗かせていた。
そしていよいよ27番目、隅田川の最下流部に架かる橋、築地大橋。築地ってこの辺りなんやなという感想はいかにもよそ者感。
この橋から下流部はいかにも業者用の区画というか、倉庫とかが立ち並んでいて一般人が進んでいいものか迷ったけど、特に立入禁止とかは書いてなかったし埠頭の方まで進むことに。
埠頭の先端のほうは流石に関係者以外立入禁止みたいな看板があったので、ギリギリその手前をゴールとした。奥にはレインボーブリッジが見える。隣にはなんか船も泊まっていた。隅田川の河口の景色はこうなっているらしい。水門から5時間50分かけて、21時20分に隅田川を完歩した。
この時点で30キロ歩いていたことがポケGOのトレーナー画面で表示されていた。だがさっき飛ばした相生橋がまだ残っているので月島方面へ歩みを戻す。ここが一番しんどかったかもしれない。
上流へ2キロほど遡り、28番目の橋(上流から数えたらこれが24番目で以降は1つずつずれる)相生橋をしっかりと目に焼き付けて、これでいよいよちゃんと隅田川全部歩いたといってもいいだろう。
感想
疲れはしたけど、都心部に入る頃に暗くなるような時間で始めたのがほんとうにちょうどよく、白鬚橋あたりからは景色に目を奪われ続けていたので楽しかった。
写真は写真の良さがあるけど、肉眼で見た景色も本当に美しくてこの企画やって良かったなあと心から思ったし、今でも思っている。
岩淵水門からやれとは言わないけど、白鬚橋から永代橋くらいまでの散歩はめちゃくちゃいい景色がずっと続くので夜の散歩を本当にオススメしたい。
注意するべき点としては、公衆トイレの場所を把握しておいたほうがいい。途中全然なくて隅田川に直接放流したい欲求と戦っていた時間が長かった。あと、多分昼間に歩いてもあんまり楽しくないと思う。というのは、テラスだとか言っているけれどコンクリで固めた護岸なだけで、いい感じの川縁を歩いている感じは全くしなかった。
文中にも書いたけど、第2回は神田川でも同様のことを企んでいる。やったらまたnoteにするかも。しないかも。
珍しく長い記事になったけど、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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