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「個人」から「チーム」が重視される現代で気をつけるべきこととは?【1】

おはようございます。
中野祐治です。

今回読んだ本の紹介です♪

チームレジリエンス
池田 めぐみ/安斎 勇樹 著



チームに降りかかる困難を乗り越えるには

早く行きたければ一人で行け。
遠くまで行きたければみんなで行け。

アル・ゴア元米副大統領の言葉です。

先が見えない現代で、これまでのような「個人プレイ」ではなく「チームで成果を出す」ことが、あらゆる職種で求められるようになってきています。

一つの「困難」が解決しないうちに、また次の「困難」があらわれる。まさにストレスフルな状態です。

本書の目的は、不確実性の中で次々にあらわれる「困難」を乗り越える強いチームをつくるための処方箋を提案することです。

※レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「復元力」「弾性」などを意味する言葉。



●「わからない」ということはストレス

現代のようには先が見えにくい時代をVUCA(ブーカ)の時代と呼ぶようになりました。

不確実性というものはストレスとなります。

「困難」はチームを脅かすストレスになりますが、「不確実性」は、そのストレスをさらに助長します。

人間は「わからなさ」だらけのストレスな状況さらされると、「自分が何をしたいかわからなくなる」という悩みが出てきます。

サンタクロースの例。

クリスマスにサンタがプレゼントをくれるとはっきりしていれば、「これが欲しい!」と答えを出すでしょう。

しかし、いつ来るかわからない。
本当に来るかもわからない。
お願いしたものが届くかもわからない。

こうなると、「自分が何が欲しいのか」を冷静に考えられなくなります。

このように、先が見えず、不安定な状況だとまわりの環境に大きく影響を受けるようになり、肝心の「自分たちは何がしたいのか」ということから目を背けるようになるのです。



●3つのステップでチームレジリエンスを発揮する

では、チームが困難に直面したら、どのようにすればいいのでしょうか。

チームレジリエンスの研究では、レジリエンスの高いチームは困難に直面したら次の3ステップを踏むと言われています。

①課題を定めて対処する
②困難から学ぶ
③被害を最小化する

この3つのステップは、すべて実行できるに越したことはありません。

しかし、すべてを完璧におこなえるチームは稀です。業界や職種によって3つの優先順位が異なるからです。

「守り」主体のチームでは「被害の最小化」が求められ、「攻め」主体のチームでは「対処」が求められるというように。



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【2】に続きます♪

下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)

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