売るためにはいいものをあつかうことであり、いいものとは「売れているもの」のこと!
こんばんは。
中野祐治です。
今回読んだ本の紹介です♪
売るための努力ほど、無駄なものはない!
曽我浩行 著
●はじめに
コロナ禍を期に多くの企業がEC事業に参入し、競争はますます激化しています。
「今までのノウハウが通用しなくなってきた」
「期待したほど売れない」
と嘆く企業が増えています。
いっぽうで順調に売り上げや利益を伸ばしている企業もあります。
その差はどこから生じているかといえば、「マーケティング」にあります。
消費者はどんな商品のどこに不満を抱いてるのか。
不満のレベルはどれくらいで、何%くらいのユーザーが不満を感じているのか。
それをリサーチして商品開発していけば、値引きしなくても商品は自動的に増えていくのです。
●いいものだけが売れる時代になった
競争がますます激化しているEC市場ですが、勝機がないわけではありません。
中国セラーや個人商店が扱う商品は、まだまだ品質が悪いのが多いし、顧客サポートも手薄です。
そうした部分の「不満」を拾い上げ、不満を解消する商品やサポートを提供することで差別化を図るのです。
「いいものを適正価格で提供し、販売後もきちんとサポートする」
当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前に行うのは簡単ではありません。
ECモールの商品レビューには、その店の対応や商品の不満の声であふれているからです。
●いいものとは「売れているもの」だと心得よ
どこからか仕入れて販売するにしても、自社で商品を作って販売するにしても、長期的に売れ続けるための絶対条件は、「いいもの」を扱うことです。
「いいもの」とは具体的にどんなものでしょうか。
品質、価格、性能、オリジナリティなど条件は多々ありますが、売り手がもっとも重視すべきは「売れているかどうか」です。
売れているということは、多くの人から求められているということだからです。
その見極め方で例をあげるなら、ECモールでどこも広告をかけていないカテゴリの商品は間違いなく「売れていない」と判断できます。
こういうカテゴリーには手を出してはいけません。
商品を企画、開発する際は、まずは市場調査からスタートするのが鉄則です。
●アイデアは不要。
「アイデアを出す」ということは、買い手のニーズよりも売り手の理論を優先させる「プロダクトアウト」的な発想に基づいた行動です。
市場の立場に寄り添いながら、市場が必要とするものを提供していく「マーケットイン」の発想なら、「アイデアを出す」という言い方にはならないはずです。
私が上司なら「アイデアを出して」ではなく、「競合商品のレビューを分析して、改善案を出して」と伝えます。
あなたも「新しいアイデアが必要だ」と感じたときは、まずはレビューの分析に立ち戻ってください。
きっと何かしらのヒントが得られるはずです。
続きは本書で♪
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)