「みんなで信じる」の仕組み
架空というか虚構というか共同幻想というか、人が作った設定をみんなで信じて協力しあうのって不思議じゃないですか?
例えば、お札。
お札の紙自体は紙切れなのでほとんど価値がありません。紙はヤギでもなければ食べられないし、その紙で寒さを凌ごうと身にまとっても股間を隠すくらいにしかなりません。
だがしかし。そこに特定のおじさんの顔と細かな模様、国が大事にしているものと「壱万円」という文字が印刷されるとあら不思議、その紙切れと実質的に価値がある肉や果物を交換できてしまいます。何枚か