スクランブラーミーティング
2022/5/21-22 モータリスト合同会社主催 スクランブラーミーティングに参加させてもらいました。
場所はアサマレースウェイ。伝説のバイクレース 第1回浅間高原(火山)レースが開催された場所らしい。
メーカー名:Fantic 車名:キャバレロ スクランブラーというバイクに乗っている僕ですが、そもそもスクランブラーとは何ぞや。
要は「基本設計はオンロードだけど、未舗装路もどちらも走れるようなバイクだぜ」っていうのがスクランブラーバイクらしい。
その昔、アサマで耐久レースをしていた頃なんて、ほとんどスクランブラーバイクだったであろう場所を、現行のスクランブラーバイクで走る。当時を知らないけど、少しだけノスタルジーな気持ちにならざるを得ない。
以前アサマGP300というイベントでアサマを走ったことがあったので、当日降り続いた雨もそんなに嫌な気持ちにはなりませんでした。何故ならアサマの土は雨が降ってもほぼコンディションが変わらないから。むしろちょっと締め固まって丁度良い。アサマレースウェイは誰でも気持ちよく走れて、攻めて走ろうと思えばどこまでも行ける懐の大きいコース。
予想通り雨が降ってても路面は全く問題なし。とはいえ雨だったので、1日目はほとんどバイクに乗らずにのんびり過ごしていました。参加者の皆さんは、自分のタイミング、自分のペースでアサマの雄大なコースを堪能されていてのんびりな雰囲気。ナイス。
15時くらいから三橋さんと一緒に「写真映えするライディングフォーム」をテーマに、ちょっとしたレッスンみたいなもののお手伝いをしました。テーマはあくまで「写真映え」が目的。
現地でも参加者の皆さんにお話させてもらったのですが、ライディングフォームを教えるのはとても難しい。なぜそのフォームになるのか。その過程も重要ですよね。その話はまたの機会に。
三橋淳さんと言えば説明不要のライダーであり、ドライバー。背も高いし、常に堂々とされていて雰囲気のある方です。実績も十二分にある御方なので、なかなか気軽に話掛けづらいですよね。でもとても気さくで優しい方です。
三橋さんと握手したい方は「逆襲のシャア、あれはないですよね」と言うキーワードで出来るみたいです。
会場で僕が三橋さんのお話を真剣な顔付き聞いている場面を目撃された方も多いと思います。8、いや9割はガンダムとかアニメの話でした。はたから見たら "真面目なモータースポーツ談義を熱くかわしている" ように見えているんだろうなって。
三橋さんは基本的にはとても優しい方なのですが、僕がガンダムの "ニュータイプ" を「例えばスーパーサイヤ人みたいなものですか?」と、自分でもわかる概念を例に出したら、食い気味に「それは全然違う!」と、まあまあ強めの語気で仰っておりました。
2日目の朝まで雨が降り続いたのちに、ようやく晴れ間が見えてきました。皆さん気持ち良さそうに走っています。
僕はと言うと、モータリストさんが持ってきていた電動バイクに試乗させてもらいました。正直、オモチャとまでは言わないけど、そのくらいを想像していました。のってみたらびっくりなトルク感。体感的には2st125ccモトクロッサー並み。
もうちょっと先の事だと思っていたけれど、もうこんな近くまで未来が来ているとは。
再三「本当にトルクがあるから気を付けて下さいね!」と言われていたのに、キュッ、キュィィーーーン!!とかいって電動バイク独特のモーター音を轟かせながら思いっきり捲れて大事な試乗車のリアフェンダーをバキバキにしてしまいました。ごめんなさい。「一応僕、450のモトクロッサー乗ってましたから」と、たかをくくっておりました。本当にごめんなさい。
お昼前にちょっとだけチャレンジングな事をしてみようという事で、参加者の皆さんと一緒に坂を登ったり降りたりしてフラット以外も堪能。
バイクに乗る声優 難波祐香さんもいらしてました。本当に元気で、周りの雰囲気を明るくするパワーを持ち合わせている方。小柄ながらフルサイズのバイクに颯爽と乗っておられました。カッコいい。
改めてキャバレロのスクランブラーはオフロード走行もこなせる。まさに「スクランブラーだな」と思えるイベントでした。賑やかでとても楽しい2日間。参加された皆さん、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました。