子供は別の人格、でも導くことはできるんじゃないか~NATURE FIXから学ぶ子育て~
おはようございます!
子供が自分と違う人格だから面白い、っていうのを子どもの検診の保健師さんや子育て講座でも聞いてきたのですが、10年経って少し分かってきたような(分かろうとしてきた)状況です。
自然というコントロールできないものを前にして学ぶことが多いっていうのを、何かで読んで、また悩める思春期に椎名誠さんや野田知佑さんの本に夢中になった身としては、自然と関わることは人生に行き詰ったときに自分を助けてくれると思っています。
最近読んだ本で子育てや自分のあり方で、自然とのかかわり方を考えさせられる本がありました。
フローレンス・ウィリアムズ (著), 栗木 さつき (翻訳), 森嶋 マリ (翻訳)『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方 』
この本で、ADHDの子供やトラウマを抱えた退役軍人の方々が、自然に1週間とかどっぷりつかることで、自分を取り戻していく過程がありました。
私も、思春期に悩んだときに山に登ったり、北アルプスの山小屋バイトを毎年していたので、自然に抱かれるというのがどんな感じか、少なからず分かっていると思います。
わが子に関して言えば、特に上の子が落ち着きないと学校でさんざん言われ(先生によって度合いが違うので先生の感度の差?)、私もあまりに言われて嫌になり心理士の方にテストをして頂きました。特に問題ないことが分かったのですが、問題があったらあったで私は子供に変わって欲しいのか?よくわかっていませんでした。
今住んでいるところは、隣が森、家の前が庭で、とにかく自然に囲まれている環境です。子供がサッカーをやる場所も、子供が遠くに夕張岳が見えると教えてくれたり、夕焼けが丘に沈むのを見て感動を伝えてくれたり、とにかく恵まれた環境です。
それでも小さなトラブルは起きます。多分、ひとり親でフォローが足りないとか、子供が成長過程で間違いをするとか、いろんな理由があると思います。
でも自然の中にいることで、親の私も毎朝のジョギングで癒されているし、子供も通学路の四季の移ろいに感じることはあるようです。今のところ子育てでは自然の力を借りる、親の失敗を子育てに反映する、地域の人の力を必要な時に借りる、くらいしか出来ていません。それでも、子供が毎日元気にいてくれるのなら、今の状態が幸せなのかなと思っています。
経済的な安定を求めたい気持ちや遠方の施設にいる母を心配する気持ちなど、今後の進路を考えたときに都会に移った方がいいのではと常に悩むことはありますが、ここで得たものを糧に進んでいけるよう、自然の恩恵を今はいっぱい受けていたいと思います。