侍タイムスリッパーへの推しを叫ぶ(DAY410)
観てきました!
これは・・・!
推しの要素しかない!(過呼吸)
なぜって、
推し俳優さん(山口馬木也さん)が主演!
推し・・・というか
地元福島の会津に縁があるお話!
推し時代である幕末が舞台!
これ、わたしのために作った映画でショ?
みたいな・・・!
以下、早口で「推し」を語らせてください!
まずは山口馬木也さんへの
推しを叫ばせてください!(いいよー)
馬木也さんにハマったのは
大河ドラマ
「北条時宗(2001年)」の演技から。
当時から葛藤の演技が大好物で、
大河ドラマ(時宗)は
完全に渡部篤郎さん狙いで見てました。。。が、
馬木也さんが、
「優秀な父親を超えるために葛藤する」
を演じている姿にハマり。
そのあと、渡部篤郎さんが演じていた
「剣客商売」の準主役を
引き継いだのに萌え転がり。
「水戸黄門」のエロい悪役ぶりに昇天し。
地に足がついていて、
それでいて
「暮らし」を感じさせない演技が好きデシタ。
・・・が、
今回の映画では
三度見はするわ、
ボケるわ、
ケーキ食って泣くわ、
ゲ◯は吐くわで、
もう、とんでもなかった。
わたしのなかの「山口馬木也」像が
ガタガタと音を立てて崩れ去った!
ああ、こういう表情もある人なんだなって、
余計に好きになった。
今回の映画のオープニング。
山口馬木也さんがスクリーンに現れて、
セリフのひと言目が会津弁で、
その時点で、泣いた。
あとは馬木也さんの刀の鐔が
とても繊細で美しくて、
「そう!そうなんよ!それよ!」
って、ずっと思ってた。
物語を分かりやすくための
仕掛けなのだけど、
演じる機能としての刀(竹光)ではなく、
人の命の重さについても
表してたのかも知れないなあ…
映画の中身は・・・
ネタバレになっちゃうから
言えないのがもどかしく苦しいのだけど、
会津の鎮魂のための映画だなって思った。
この映画で、会津が、
またひとつ報われた。
すごく、
幕末の会津のことを
調べ尽くしてくれたんだろうなと感じました。
会津藩士の、新選組に対する距離感が
絶妙に演じられていて、
そこからも会津に対する敬いを感じられた。
もしもこれから観る人がいたら、
戊辰戦争の会津籠城を
事前にざっとでもいいので
観ておいていただけたら、
よりリアリティを持って
映画に参加できると思います。
そして、私たちが今、立っている地面って、
戊辰戦争に限らず、
名もなき先人たちの苦労や葛藤、
ささやかな喜びなどといった
感情が降り積もった結果なのだと、
感じていただけたら嬉しい。
わたしも、想いを馳せたいです。
そしてなによりも。
最後のセリフのための映画だなって。
最後のあのセリフが、
パンドラの匣のなかのすべてが含まれていて、
ほんとうに美しかったです。
諦めて、でも、諦めたからこそ前へ進める、
葛藤を全てのみ込んだからこそ笑顔になれる、
ままならないからこそ輝ける、
武士として在れる、
そんな強さ。
「上段構え」のシーンが印象的。
伏線としていくつか出てくるんだけど、
その意味に気づいた時、
そこでも泣けた。
地元福島で観たせいでしょうか、
映画が終わっても、みなさん、しばらく立ち上がれずにいました。。。
映画館で観て欲しい!
先日、某YouTuberさまの講演会にて、
「時代が動くときに福島(會津)が動く」
と伺いました。
そして今、
時代が動きつつあるのを感じています。
この映画がこのタイミングで、
衰退しようとしていた時代劇が
「物語」の作りやすさも相まって
新しいエンターテイメントとして
生まれ変わろうとしているタイミングで、
出会えたということに感謝したいと思います。
そして最後に、、、
映画を知ったきっかけは、
ストーリーライターとしてご活躍の
新田さんのポストから。
ご紹介いただき、
心から感謝いたします。