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ルヴァンカップ決勝 観戦記

ルヴァンカップ優勝!!!

始発で東京へ出発して終電で名古屋へ帰ってきたため疲れ果てて日記を書かずに寝てしまった。しかし本当に始発で行って正解だったかもしれない。グランパスサポーターの中には大雨の影響で新幹線が足止めをくらい試合開始時刻に間に合わない人もいたからだ。


初めての国立競技場に到着。とにかくデカイ!きれい!人が多い!外装も内装も木材が多く使われていてオリジナリティがあってとてもいい。それから各層ごとの導線がしっかりしていてスムーズに席に行くことができたし、エスカレーターがあるのも嬉しかった。自分が取った席はメインスタンド3層の前列あたりだったが程よい傾斜があって陸上トラックが邪魔だとは感じなかった。


ウォーミングアップが始まる前、両サポーター謎のブーイング合戦があったが先に新潟の選手がピッチに現れるととてつもない声量のチャントが始まった。凄すぎて震えた。普段、相手サポーターのチャントで感動することはないが、なんというか移動の疲れがすべて吹っ飛ぶかのような、魂が揺さぶられるような感覚になった。

こちらもいつも通りランゲラックと武田が入場してきたが色々な感情が込み上げて泣いた。おそらく僕がランゲラックを見るのはこれがラストだし、何よりランゲラックと武田で国立の舞台に来れた事が嬉しかった。他の選手も同様に名古屋でタイトルがない永井や和泉など、とにかく彼らにタイトルを獲って欲しいという気持ちが強かった。


面白すぎる。ある意味決勝らしくない、けど決勝にふさわしい様な内容だった。決勝戦は堅い試合内容になることも少なくないが両チームとも自分らの強みが出ていてトランジションが早く見応えがあった。なによりボールが相手に渡ったり、プレスをかいくぐるだけで会場がめちゃくちゃに湧くのがとにかく楽しかった。

名古屋が得点を奪っては新潟が奪い返す、ジェットコースターのような120分の試合に勝敗を付けるのは勿体なく感じるPK戦だったが、見事に5本とも決めきった名古屋が勝利した。

試合後にすぐセレモニーが始まったが全くお客さんが帰っていないのが凄いと思った。延長戦、さらにPK戦とかなり普通の試合よりはオーバーしているためセレモニーを飛ばして帰る人がいてもおかしくないなと思っていたが多くの人が残っていることに驚いた。それこそがこの試合の素晴らしさを物語っていると思った。

トロフィーリフトの後に名古屋の選手、監督、コーチ、スタッフが場内を1周していた。ゴール裏でのトロフィーリフトでは健太さんが呼ばれていたが溜めに溜めていて可愛かった。


素晴らしいスタジアムと余韻に浸りたい気持ちもあったが、清掃のアナウンスがスタッフさんからかかったためスタジアムを出ることにした。

もちろんタイトルを獲得出来たことは嬉しかったがなによりも素晴らしい試合を作り上げてくれた選手とサポーターに感謝したい。僕が名古屋グランパス、サッカーを好きになるきっかけとなった2017年の昇格プレーオフ決勝を思い出させてくれるような試合だった。初心に戻れた気がしたし、Jリーグにしかたぜない日本サッカーの魅力が詰まった試合だと感じた。本当にありがとうございます。

p.s.席が近くてニコニコで話しかけてくれた新潟サポーターのおじさん、つけ麺屋で話しかけてくれたグラサポのお姉さんありがとう!


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