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ポケットモンスターバイオレット感想記事

序文

 ポケモン新作、当初は買うか悩んでいたのですが、購入した結果発売日からしばらく本も開かずnoteも開かずしばらく空いた時間は全部ポケモンやっている状態になるくらいドはまりしました。
 仕事中に連打放置での金策をしていた時間も多分に含まれるとは言え総プレイ時間を確認したらすでに100時間を超えていて我ながらアホほどやったなと言う感じなのですが、とりあえず図鑑の完成まで行ったので感想記事でも書こうかと思います。


UI

 不満点は最初に書こうと思うので最初に書きますが、正直UI面はあまり褒められる作品ではないなって感じです。
 いくらかswitchの持つ機能的な限界の問題もあるんだろうなと言う点もありますが、それとは関係なしに店の配置だとかそこいらの不満はどうしてもあるなーと。
 店の数を増やしてリアルさを増すだとかをやりたいならせめてそれぞれの町にミニマップを配置してどこになんの店があるのか確認出来るようにしてほしかったです。


ストーリー

 正直プレイする前はオープンワールドで好きな順番で好きなルートを選んでプレイ出来るというのを聞いてストーリーに関しては全然期待していなかったのですが、蓋を開けてみたら今までやったポケモンの中でも一番好きなストーリーになりました。
 好き勝手ルートを選んで三つも軸があったら話の筋が散らかったりしないのかななんて言う考えは完全に杞憂であり、学生生活をかけがえのない友人と過ごし最高の宝(友情と思い出)を得るという一本の芯がシナリオに通っているので、全てひっくるめて一つのストーリーとして楽しめるようになっていたのですよね。
 その上で自分で好きな順番でシナリオを攻略していくという形が没入感を高めてくれていて、この作品をプレイすることでプレイヤー自身もかけがえのない思い出を得ることが出来るように作られていて、本当に素晴らしい作品でした。
 三つのルートはどれも王道的な展開ではあるんですけど、その質が高いからこそむしろ変にひねることなく楽しめるようになっていてとても素晴らしいストーリーでした。
 細かく語りたいこともありますがあまり語りすぎてもアレなので気が向いたらまた別の記事で書こうと思います。

BGM

 王道的なポケモンらしいBGMの中にロック調のBGMやハードコアのBGM、エスニック調のBGMが混じっていてすごくBGMに対して挑戦的な作品だなと感じましたし、その上でちゃんと一つの作品のBGMとしてまとまっていてすごい作品だなと思いました。
 だからこそ四天王BGMとオモダカ戦のBGMの不具合が残念でもありましたが、それらを考えても今作はBGMも最高の作品だったなと思います。

演出

 テラスタルに関しては正直ダイマックスの方が派手でかっこよかったな~って感じではありましたし、ジム戦とかもその点があってソードの方が盛り上がったなって思ったのですが、総合的にはすごくわくわく出来てソードを総合力では上回っていたなと感じました。
 ヌシのドデカさや大ボス感、スター団のブロロロームのヤバそうな雰囲気、ラスボス戦周りの演出とかは本当にわくわくしてすごく楽しかったです。
 細かな演出でもポケモンを出して放置すると寝だすとか、専用技に専用のモーションがあったりとか、見ていてすごい楽しくて良かったですね。
  野良のポケモンも結構好き勝手にわちゃわちゃしていて見ていて楽しかったです。まあそれで重くなったのか野良のポケモンが画面内に多いと露骨に重くなったりしていたのは少し玉に瑕でしたが。
 テラスタルに関しても野良のテラスタルポケモンが戦闘開始するとテラスタルするのは特別感あってすごく良かったですね、テラスタルポケモンの中にはそのエリアの適性レベルを大幅に上回る危険な個体とかも居たので、その点含めてすごく楽しい要素でした。

難易度

 ルートの選択や簡単なレベリング手段の行使をするかなどで結構好き勝手に難易度は自分で調整出来るゲームなので難しめが好きな人も簡単なのが好きな人も楽しめる調整がされているなと感じました。
 相手の使ってくるポケモンよりレベルが5低いと歯ごたえがあり、同レベルだとあまり苦労せず、5レベル高いと好き勝手してても勝てるという印象でしたね、手持ちのレベルをちょっと低めに調整したらちょうどよく楽しめて良かったです。


総評

 自分はポケモンシリーズは好きですが全ての作品をプレイしているわけではなく、赤、銀、サファイアをプレイしたあと大きく間が空いてソードをプレイし、その次に今作であるバイオレットをプレイしています。
 なので比較対象とする作品はソードになるのですが、ソードが減点要素がほぼなく加点要素も多いバランスの良い良作とすると、今作は減点要素はめちゃくちゃ多かったけどそれ以上に加点要素が多くて総合力ではソードを上回ってきためちゃくちゃにとがった作品だったなと感じました。
 本当にバイオレットって不満要素を挙げようとしたらいくらでも出てくるんですよ、バランワンダーワールドとかいう加点要素ほぼなくて減点要素そこそこある虚無と比較すると減点要素ではむしろバイオレットの方が多いかもしれないってくらいに。
 ボックスを開くとデータが重すぎるのか読み込むまで時間がかかるのは頻繁にボックスを使うからこそかなりストレスですし、街に配置してある店の種類が多い上に配置がわかりにくくてクリアしても未だにどこになんの施設があるのかわからなかったり、四天王やチャンピオン戦のBGMがめちゃくちゃ良いものなのにバグがあってゲーム中にちゃんと聞けなかったり、正直本当に不満要素は挙げようとしたらたくさん挙げられます。
 ただ、それらの減点要素を勘案に入れて、しっかり評価しようとしてもとても楽しくていくらでもやりたいと思えるゲームなので、本当に稀有で素晴らしいゲームだと思いました。
 総合的に見たら本当に最高のゲームだったと思います、今までの最高のゲームと思えたゲームはいくつかありましたが、不満点がこれだけあってもなお最高と思えるゲームというのは始めたなので本当にすごい作品だなと思いました。
 おすすめ出来るか否かで語るのならば不満点が多量あること込みで考えても絶対におすすめしたい作品だと思います、switch持っていなくても買ってプレイして欲しいくらいのゲームです。

 最後にこの作品を制作した方々に感謝をささげて記事を〆たいと思います、本当に最高の作品をありがとうございました。

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