初めてのクラシックコンサートは、青いエイリアンに邪魔された。
皆さんはかの名作、「フィフス・エレメント」をご存知だろうか。
ブルース・ウィルスとミラ・ジョヴォビッチのあれ。
すげー面白いあれだ。
未見の方は是非見て欲しい。すげー面白いから。(雑)
で、なぜそんな話になったかというと、先日友人に誘われて
(この友人が、高校の時大っっっっ嫌いだったのに大人になった今一番仲が良くてその経緯がまた面白いのだが今回は割愛)
人生初のクラシックコンサートに参戦したわけだ。
音楽と言えば暴れながら聞くものであるという定義をしている私がだ。
大人しく席に座って、一言も喋らず美しく奏でられる音に耳を傾けるわけだ。
いけるか?いけるのか?
結論から言えば、ある意味いけたし、ある意味いけなかった。
まあ普通に、いけた話からするか。
クラシックコンサートと言いつつ、オペラ的な要素?も入ってて、歌い手さん(と言う呼び名で良いのか?)がいるんですよ。
で、その中でも一人だけ、素人目にも別格のお爺ちゃんがいましてね。
80歳のお爺ちゃん。正直ね、ほんと失礼なんだが、「80で歌えるんだ!?」くらいの感覚でしたのよ。
でも始まった瞬間。
ビリッビリきました。
私でも知ってる、「トゥーランドット」から1曲歌ってらしたんだけど、声量も、響き方(ビブラート?)も、身振り手振りさえも、本当に格好良くて。
マジで「ビリビリ」っていう形容がぴったりくるパフォーマンスだったんですよ。
年齢なんて関係ないわ、情熱だわ。って思わせられるくらい感動した。
それだけで、来て良かったって思えた。
で、問題はいけなかった方ね。
いけなかったって何やねんって感じやと思うんだけど、前述の通り、私クラシックコンサート自体が初めてなんですわよ。
つまり、比較対象がないんですよね。
で、美しいソプラノの歌声を聴いてる内にどうしても比較対象として浮かび上がってきたのが
これ。
「フィフス・エレメント」の彼女。
彼女が脳裏にちらついてちらついて、いやちらつくどころか私の脳内で暴れ出して歌い出して目の前のパフォーマンスに集中できないっていうか何ていうか青いし歌上手いし目の前で歌ってるソプラノの彼女も青いドレスだし
いやエイリアンの彼女の方が歌上手いなとか考え出すともうほんと集中できなくて
青い彼女を思い出している間にすべて終わっていたよね・・・🙃
と言うわけで、私の人生初体験は青いエイリアンによって道半ばで閉ざされました。
でもマジで映画は面白いから見てくれ。
20年以上前の作品とは思えないほど、ストーリーも衣装もキャラクターもセンス抜群だから。是非。