おひとりさまが老いるとき
ひとりが要介護になるとき。
単身老後に在宅は大丈夫ですか。
山口道宏著
夫婦のどちらが亡くなったり、子供がいても面倒みてもらえない状況にあれば、最後は独りということになるだろう。
今は病院もお金の取れない長期療養の入院は好まない。では、施設となると、お金の安い特養は介護度がある程度ないと入れないし、皆待ってるからなかなか自分の番がまわってこない。
かといって、有料なんて部屋代だけでも、月20万ぐらいかかる。
なので、最終的には在宅を希望というか在宅しかなくなるのだが、
介護保険法の改定につぐ改定により、生活援助の時間と回数が限られてきているので、お金との兼ね合いにもよるが、安心して介護を受けられるほどサービスは期待できないと思ったほうがよい。
そこそこしっかりしている人なら買い物や入浴なども希望を言えるだろうから、まだ大丈夫だろう。
しかし、問題は、いよいよ最期のときである。
認知症を発症してしまっていたら、食事を取れてないことや、掃除洗濯も行き届かないであろうから、汚部屋になっていることや、トイレすら満足にできてないことにもなってくると、誰かが気づくまでほったらかしとなってしまうのだ。
独りで亡くなっていたということも。。
このときに大切なのは、支援力だけでなく、
受援力だそうだ。
ヘルプを求める声を出せるか否かということである。
独り身の場合は、早くから、地域の支援の把握に努めておくこと。
自分に自信がなくなってきたら、早めに相談に行くことである。
お気楽独り身の私も まぁ最後はひとりで家で亡くなるのかなぁとぼんやり実感もなく思ってたけど、
この本を読んで、どうにかなっちゃう前に
受援力をしっかりつけて、老後に備えなくっちゃと気持ちを新たにしました!
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