「血族」に思い入れが薄い私に孫が生まれたら?
この歳になると「早く孫の顔見たいでしょ?」と聞かれることがある
または、カウンセリングしていてクライアントさんに
「婚活が上手くいかなくて、親に孫の顔見せてあげれないのがつらいです」
という相談をたくさん受ける
そんな時、私はきょとんとした気持ちになるものだ
「そうか、世の中の子を持つ親は、自分の子孫を楽しみにしているのか…」
私は「血族」に対する思い入れが薄いのかもしれない
それは「なぜに肉体を持って生きていくのか」に繋がっている
どうにも、肉体に対しての執着がないのだ
血のつながりよりも、魂のつながりを大事にしたい思いが強い
亡くなった義父の弟が、お寺を開いているが
数年前に法事で里帰りをしてそのお寺を訪ねた時に、住職である叔父の奥さんが
「うちは歴代霊能者がでる家系なんだよね」と話し出した
そう、叔父さんは若い頃から視える人で、会社員を辞め修行をして
お坊さんになったのだ
で、その奥さんが続けて
「霊能者も出るけど、ほら今検査したらわかるっていう
自閉症とかADHDとかアスペルガーとか言うんだっけ
そんな障害の子が家系的に多いんだよね」と、さらっと言ったのだ
いや、親族みなが集まっている中での雑談にしては、ちとエグいよ…
昔から、精神的な気質は遺伝するとも言われているし
DNA調べるとはっきりわかる遺伝もあるだろう
まあ、私の息子などちゃんと調べれば、何かしらの障害の名前はつくと思う
そうか、あの子の気質は遺伝なのか…
とも思ったが、生まれた環境によるものも大いにあるだろう
どちらにしても、息子のあの偏屈さは、息子でしかないのだ
世界中には血で受け継がれていくものがたくさんある
魂的には、その血を選んだ理由があるのだ
そして、肉体の祖先と魂の祖先は一致しないこともある
たとえば、今世白人としてアメリカに生まれ、家には先祖の開拓民だった時の
写真がたくさん飾られて開拓民として誇り高く生きている人が
魂的にはその開拓時代に原住民のインディアンの酋長として開拓民と戦っていた
なんてこともある
ある意味、カルマは廻るのだ
今の人生でどれだけ多くの物の見方、考え方を獲得できるか
そこにかかっている
「血族」に関心が薄い私にも、孫が生まれたが
今のところ、やはりそれ程には関心が向かないようである
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