[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み(あらすじ付き)その12
あらすじ
橋をつくる手助けをして「お手柄」のフェティだったが
橋の付け根に興味を持ち出して・・・
一度瀬踏みの世界から脱出することに
登場人物
用語
ウツツム族
青い肌の種族
夢を見ないらしい 晴れの日が苦手
ストーリーテラー
ウツツム族に夢の話をする人
瀬踏み
ウツツム族以外の誰かが見た
夢の中にウツツム族が入る行動
基本は見た夢がベースになる?
ここは現実の世界・・・
『いや~危なかったね!
あやうく、おねしょするところだったワン♪あははっ』
【もうっ・・・お姉ちゃん
笑い事じゃないよ】
「まぁ・・・僕が見た夢が原因な訳だし
そのシーンを話した、僕のせいだから・・・」
【でも・・・そこまで、再現しなくたって・・・】
改めて思ったけど、「瀬踏み」では
僕の見た夢は、予言という訳では無くて
あくまでストーリーの流れでしかないという事なんだろう
アヒルもダアヒルになった訳だし・・・
『なんかお腹すいてきた』
悪びれない
いつもの雰囲気のフェティ
【ふぅ・・・まぁお姉ちゃんも
ちゃんとトイレ・・・いけたから
ご褒美に、何か食べていいよ?】
『やったっ♪』
・・・フェティは犬耳がなくても
動物みたいだ
ーーーーーーーーーー
せっかくだから僕達もお菓子を食べることに
「そういえば、少し今更な話かもなんだけど・・・」
『んむんむ・・・何、おにーさん?』
「この・・・蝋燭をつけるだけで
どうしてこんなに明るくなるのかな・・・って」
実はずっと気になっている事だったけど
聞くのを忘れていた
この部屋は、蝋燭をつけると部屋全体が明るくなって
逆に消すと暗くなる
消しても蝋燭の周りは少しだけ明るいままで
近くに手をかざすだけで明るくなったりと
かなり不思議な現象が起こっている
『あぁ、これはランナさんの商品だったよね?
ミディちゃん?』
【うん・・・私達の家でも・・・使ってるよ】
「ランナさん・・・?」
聞いた事のない、名前が出てくるのはは当たり前かな・・・
彼女達も、僕の知らないところで生活している瞬間が
たくさんあるんだし
【ランナさんは・・・多分、観光・・・に来てるのかな・・・
ただ、ここでしか手に入らないものと
・・・いろいろ交換してくれるの】
『まぁポータルレヴィだもんねー
いいなぁ、色んな所に好きに移動できて・・・』
また知らない言葉が・・・
【ポータルレヴィは・・・生まれつき
好きな場所に・・・移動できる種族・・・みたい】
へぇ・・・そんな種族がいるのか
確かに、好きに移動できる力があれば
何かと便利だろうな
『あ!思い出した、これの名前「スーパーキャンドル」だ』
・・・・思った以上に安易なネーミング
【確かね・・・スパークと、キャンドルを
・・・・合わせた名前だったかな?】
まぁ・・・商品ならわかりやすい名前が一番だからね
そしてある程度の時間が経って・・・
『よっしゃあ!歯も磨いたから、寝るぞー!!』
普段と違う状況もあいまってか
とても元気なフェティ
「フェティ、そのテンションで寝れそう?」
『うーん・・・・・・ダメかもみーる!!』
【これは・・・お姉ちゃん・・・多分
なかなか寝れないと思う
・・・長期戦を覚悟したほうが・・・
いいかも・・・みーる・・・ふふふっ♪】
あぁ・・・ミーディットまで・・・・
結局寝たのはかなり後だったと思う
つづく
他のメア・イノセントはここから見れるよ
ギャグ4コマのフェティミディ劇場は
こっちから見られるよ♪
ランナさんの短編?もあるよ!