エスノグラフィのビジネス応用WS①(XPARC)
はじめに
2023年にXデザイン学校に通い、ふわっとサービスデザインとはなんぞやみたいなところが見えてきたような・・・?
そんな中で新規事業のきっかけを見つけるには、デスクトップリサーチや教養を踏まえ、日々の生活中から探していくものだと身をもって実感。
では次にそこからリサーチを進めていくには「エスノグラフィを行う、ここが大事。本業では半年はかけるところだ!」とお伺いしていたけど、「はて何を行うのか・・・?」がわかっていなかったので、メンバーズで大変お世話になっているMさんからのオススメもありWSへ参加してきました。(オフラインのWS楽しかったー!)
Xデザイン学校でリフレクションを書いていて、この作業がすごくいい復習になっていたので、今回も拙いながらに書き残そうと思います。
まずはみんなでアイスブレイク
いわゆる伝言ゲームをしたんですが、私のチームはニホンザルというお題にたいして、「下敷きを乗せたサル」という回答になりました😂
最初の方がニホンというのがわかるように頭に布巾を載せた猿を描いたのです。
このワークではこのようにプロジェクトでは、最初の要件からモノができるまで何かしらのきっかけで営業の想定と違うものができるよね!というのを実感するものでした。
開発で有名なブランコの話を思い出しちゃいました。笑
まずはインプット
エスノグラフィの歴史から、観察や記述の心得、どんなシーンで活用されるのかをまずは座学で学びました。
今回学ぶエスノグラフィは、他のリサーチ手法と合わせて、とある集団に入ることで「仮設探索」や「仮設検証」に有効な手法でした。
アンケートなどの設計時に仮設探索として使えるということです。
観察の時には4W1HであえてWhyを考えないことで、先入観を持たずにただ観察することが大事なようです。
いざ観察へ
今回は大崎の駅の近くにあるとあるモールで、仮想PJとして『リニューアルに向けてお客さんの利用の様子を観察し、提案する』というお題でした。
「何も見つからなかったらどうしよう」という不安にずっとかられながら2時間ほどペンとノートを片手にモールの様子を観察していました。
溶け込むことが大事なんですが、メモ片手に急に書き出したりするので変な人になっていた気がしますw
気になること/興味を惹かれたものをとりあえず見てみる。時にはシャドーイングする
定点的に観察してもいいし、歩いて観察してもいい
カウントするような観察は控えること
うっすら仮説が見えたら、そこにピントを当てて観察し、違うならまたレンズのピントを変えること
Findingsと事実は分けて書く
みんなで共有会
みんなで観察したことをエピソードとして持ち帰り、共有しました。
ただ付箋に貼ったことを話すだけでは忘れてしまうので、適宜深掘りをして進めていきました。
1日目終わり
ストーリーにする作業は次の日だったのでここまででした。
先生のランチの話で出た、「現実は思っているより複雑でフレームでは解決できない。だから、書籍では学べない本質的なところ学んでもって帰って欲しい」というところは、本当におっしゃる通りです。
(フレームワーク大好きな日本人には、ぐさっとくるやつw)
Xデザイン学校の卒業生がたくさんいて、共通の知り合いの方もいらっしゃり懐かしい感じがしました。
Xデザイン学校で学んだ基礎や流れを知っているからこそ、吸収できたものがあった気がしています。また次回は二日目についてリフレクションします。