フルリモートか全員出社か
こんにちは。あまり意識していなかったのですが、このブログ、ここ最近は1ヶ月に1回は記事を投稿できていたんですね。驚きました。
最近Xを見ていると、フルリモートか、フルオフィスか、みたいな議論を見かけることがあります。感染症を要因とする制限がとれてきて、新しい当たり前を作り始める時期に差し掛かってきたってことでしょうか。
フルリモートであれば働く場所を、フルオフィスだったら職場にふさわしい身だしなみと出勤時間を、プライベートに乗っかる形で用意する必要があります。
フルリモートは生産性が高いという話がよくありました。普段オフィスで”同僚と会話したり”しながらやっていた業務を、孤独な環境で精一杯やろうとするので、積み上げられた仕事をこなすスピードは速いはずです。短距離走は速い、それがフルリモートだと思います。(短距離は精神的に疲れやすいので気をつけて)
一方、プロダクトを作る場面では、チームが一体となって探索的に進めることがあります。そこでは同じ場・同じ言語を共有しながら進めていく必要があり、フルリモートで進めるにはコミュニケーションに大きなコストを払う必要があります。つまり、同じ場所に集まる方が物事は進んでいくはずです。長距離走は速い、それがフルオフィスだと思います。
二兎は追えない、片方を取れば、別の方を成立させるには大きなコストを払うそういう話だと思っています。フルリモートのコミュニケーションコストは大きいですが、同様に全員がオフィスに出社することの物理的な移動コストもとても大きいです。また、毎日オフィスに出社することを前提にすると、”生活”における地理的制約が必然的に発生します。
また、大多数がオフィスに出社して、数名がリモートという混在環境は、結局のところフルリモートの方がコストが安くなる場合もあります。
この話は正解はないと思ってます。結局は一番大切なものは何か、そして、それを守るためにはどれが最適なのか、それだけだと思います。大切なものは人によって異なる可能性はかなり高く、もしかしたら意思決定者と相違が生まれてしまうこともあるでしょう。
個人的には、この機会を通して、フルリモートでどこまでできるか、どこにどのくらいコストがかかるのかを学んでいけるといいなと思っています。