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オンラインイベントのスタイルを探る

今週は2つのイベントに参加しました。WWDC20、そして、Scrum Fest Osaka 2020です。そうです、World Wide と Osaka です。

WWDCはオフラインで参加したことはないけれども、Keynoteはリアルタイムで見ているし、他のセッションも気になるものはパラパラと見ていました。そして、今年も全く同じスタイルで参加しました。iOSのコードを書いたりはしていないので、単に使っているものがどうやって動いているのか知りたいという欲求を満たすという感じですね。

Scrum Fest Osaka 2020は福岡のコミュニティメンバーとしてお声がけいただき、運営のお手伝いをしていました。弊社から数人登壇したので、その状況も見つつ、そして自分のメインフィールドでもあるので、完全に参加者の帽子を被りつつという感じです。

という感じで参加した2つのイベントを簡単に振り返っていきます。

ウェビナースタイルのWWDC

WWDCは毎日Developerアプリを開くと実に大量のセッションがどかっとやってくるという感じでした。WWDCはもともと秋に予定されている新しいOSへの適用のために、新しい情報を学ぶ場という位置づけなんですよね。iOS Developerはここで新しい知識を得て、今運営しているアプリを新しいiOSで動くよう調整を始めたり、新しいビジネスモデルを考えたりするわけです。
今年はKeynoteでの発表量が多かったこともあり、新しい話題が大量にありすぎて大変でした。ただビデオが一方的に送りつけられているという感覚が強くて、自宅学習感が強いですね。その日のダイジェスト動画でもあるRecap動画がなかったらどうなったことか。

コミュニティとなったSFO

Scrum Fest Osaka 2020は、Discordを集まる場として、セッションをZoomで開催する方式で進められました。もともとこれまでのイベントで話したことがある人、話したことがない人などが交わってDiscordでコミュニケーションしているのはとても良いですね。テキストで伝わらないことは、ちょっとボイスチャット会場に移動してそこで話せばいいわけです。

ただやっぱり人なので、知らない人同士では話にくいというのはあるので、そこは運営者や運営コミュニティの人たちが引っ張っていっているという感覚はありました。例えば、母体となるコミュニティがない状態でこのスタイルのイベントをやってもここまで盛り上がるのかはわかりません。オンラインになっても、ツールが違っても結局は人というのが、アジャイルコミュニティらしいなと思いました。

まとめ

ウェビナーっぽいスタイルだったWWDC、そして、人と人とのコミュニケーションにフォーカスしたScrum Fest Osaka 、どちらもそれぞれの色が出ていました。

それ以外に、当社主催で開催した WWDC Keynoteを集まってみる回、WWDC Extended は Clusterを使った VRスタイルのイベントでもありました。

オンラインになって、さまざまなスタイルのイベントが開催されています。ベストプラクティスを探して試行錯誤している、というよりも、それぞれの目的によって最適解を探すという形になっていくといいのではないでしょうか。

一度オンライン偏重になっている現状はどこかでオフライン回帰が起こると思っています。でも、実はオンラインとオフラインが両輪で回ることの方が、全体最適化としてはベストなのかもしれません。

写真:レコーディング用コンデンサーマイクのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20130858217post-3131.html

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