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今年の初詣のこと〜大津駅から逢坂へ




今年の初詣について


もう2024年は半分過ぎようとしているのに、今初詣の事なの?と驚くかもしれませんが、すごくお伝えしたかったのに写真の整理(というかjpegへの書き換えが面倒で…)を後回しにして、今になりました。

大河ドラマ「光る君へ」でもありましたが、平安時代の貴族たちが石山寺に石山詣した時に、逢坂の関を通ってから打出浜(紫式部が父為時と共に越前の国へ向かったとされる場所)から船に乗って瀬田川を下って石山寺に行っていたという事でした。

↑この画像のあたりが、打出浜です。

今年の年始は逢坂にある神社で初詣をしようと決めていました。
紫式部も通ったという逢坂の関があった辺りをご紹介します!

大津・天孫神社

自宅から向かうと大津駅までに「大津祭」で中心となる天孫神社があるのでここからはじまりはじまり〜!
正確に言うとここが今年の「初」詣です。

手水には龍🐉
周りにはお正月らしく赤い千両の実のある枝先が

お正月なのでお詣りする方が絶えなくて、他の場所の撮影はちょっとできなかったです。
桜がとても綺麗な場所なので、またその季節にこちらをご紹介できるといいな〜。


そこから少し歩くとJR大津駅に到着。


大津駅には再開発後にスタバなどの飲食店と、観光案内所、カフェとホテルが一体になった施設などができました!

ザ・カレンダーホテルといいます
そこのカフェへ!


バーガー🍔
おっきいのでナイフとフォークでいただきます🍽️

お腹が満たされたので、いざ逢坂へ…。

逢坂の蝉丸神社は一つではないのですよ

京阪上栄町から大谷駅へ

この地図を見てください!
「蝉丸神社」が3ヶ所あるんです。
歌人でもあり琵琶の名手でもあったと言われる蝉丸を祀った神社は、歩ける距離なので、今回は全部お詣りしました。
山の上側にある蝉丸神社から、関蝉丸神社上社→関蝉丸神社下社(平地)の順番に巡りました。
まず、JR大津駅前から京阪上栄町まで徒歩で向かいます。

蝉丸神社

上栄町から大谷駅までたった一駅なのですが、山間を通って旅行気分です🚃
蝉丸神社と関蝉丸神社上社の間に逢坂山関跡の記念碑があります。


大谷町の解説です
この石碑、何回か書き直した跡がありますね
蝉丸さんの有名な句が刻まれています
参拝の唱え言葉を唱えてみました
舞台
ここに来れた喜びを感じました


関蝉丸神社上社

蝉丸神社から、この関蝉丸神社上社までの道は、坂道を下って行く感じです。
あまり下調べせずに歩いていたので「どこ?どこ?」みたいな感じで、キョロキョロしながら歩きました。
提灯を見つけて、安心しました。

階段
よいしょ、よいしょと登って行き
舞台には、ここに来た人が何か書くことができるようにノートがありました。
私は…フフフ🤭
ここから、また階段
読んでみましょう!
三条右大臣
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
蝉丸
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
清少納言
夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ
ここで待っていてくださった神様にありがとうと感謝を


関蝉丸神社下社

ここに向かう道も歩道が細い国道なので、徒歩だと信号も少なく不安に感じるかもしれません。
それでも主要な地点には信号があるので、安全に気を配って歩いていくことができるのでご安心を…。(焦って車道を横断しそうになったので🚥お伝えしておきます)

逢坂の解説です
飛び出し坊や蝉丸バージョン♪
動画をスクショしました!
遮断機バーが降りた後電車通過〜🚃
さあ、渡って入りましょう🎍
ここには先ほどのような険しい階段はありません。

上にスクショした元の動画も貼っておきます。もしお時間があればご覧ください。

右に見える石の柵は関の清水と呼ばれ、かつては湧き水が出ていたそうです
これは先ほどもご紹介した蝉丸の句「これやこの〜」が刻まれた石碑
こちらは、関の清水の横にあります。
紀貫之
「逢坂の 関の清水に 影見えて 今やひくらむ望月の駒」
豊かな湧き水が月に照らされた馬を映していたのでしょうか
舞台には、絵が飾ってありました🖼️
近くなのに、初めて訪れます!
またまいりますね
台風での被害もありましたが、風雨に晒されて建物全体が弱くなってしまい、2021年頃に始めたクラウドファンディングで集まったお金で修理をすることができたようです。
それでも改修はまだ必要なところも多いようですね…
はい、気をつけて帰ります☺️

ここからJR大津駅まで徒歩で戻りました。
関蝉丸神社下社からすぐ近くに長安寺宝塔(関寺の牛塔)があって、実際にはこのあたりに逢坂の関があったのではないか?と言われているそうです。
駅までの道は大通りから入って車では通らない細い道などを通りながら、地図の上では見つけていた気になるお店を偶然通り過ぎたりしながら、見慣れた大津駅のビルなどが見えてきました。
近いのに、遠くまで行ってきたような気持ちになりました。
昔も今も、逢坂の関。
紫式部は、どんな気持ちで通ったのでしょう?



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