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ひとり

ゴスペラーズ 「ひとり」

【毎日noteに再チャレンジ!思い出に残る・印象に残る曲について、1日1曲ピックアップします。⑥】

幼稚園の頃の将来の夢は「かしゅ」でした。

幼稚園バスが留まる場所まで母の車で聞いていたCD。見事すぎるハーモニーをふんふん口ずさんで、自分も歌い手気分に浸っていた少女は、「歌を歌う人ってなんていうの?」と母に尋ね、「かしゅ、っていうんだよ」という返答を聞くと、同学年の友達がいう「おはなやさん」や「ケーキやさん」とは一線を画す「かしゅ」という大人びた響きを気に入り、七夕の短冊には「かしゅになりたい」、といっちょ前に書き込んでいました。

小学生になって私はそこまで歌が上手なクチではないと分かり、また別の魅力的な仕事の存在も知るようになり、その夢は立ち消えましたが。

幼稚園児にしてはなかなか渋めのチョイスですが、当時の私のブームは圧倒的歌唱力とハーモニーを誇るヴォーカルグループ「ゴスペラーズ」。母の車にはほかにもいくつかのアーティストのCDがあったのですが、頻繁にゴスペラーズをリクエストしてかけてもらっていました。聞きこむうちに5人のメンバーの中で好みの声が出てきたりして、好みの声がリードの曲がかかるとうれしかったり。(どうやら、黒澤さんと酒井さんの声が好みだったようです)

最近、YoutubeでTHE FIRST TAKE というチャンネルを見ることにハマっています。アーティストが一本撮りのパフォーマンスをする、という動画で、様々なアーティストの本気の歌が聞けるのが気に入って聞いています。そこに、あのゴスペラーズの動画があるではありませんか。曲は幼稚園児だったあの頃にも聞いていた「ひとり」と、デビュー25周年の節目として酒井さんが書いた「VOXers」の2曲。ハーモニーの美しさ、5人の息の揃い方はあの時よりもさらに磨きがかかっているようにも感じましたし、やっぱり感動するものでした。加えて少し大人になった私は今、歌詞もしっかり味わえるようになっていて、そこに歌われる愛の深さにため息が出ました。

昨日の夜、友人と恋愛についての話をしたばかりだっただけに、無性に心に響いてしまうのです。

たった一つのこと約束したんだ  
これから二度と離さないと

あぁ、こんなこと言われる日ってくるのかなぁ…

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もう一曲のVOXersも、``推し声``の酒井さんを筆頭に、それぞれのメンバーの個性が爆発したかっちょいい曲で、ニヤニヤしてしまいました。皆さんもぜひ。あのチャンネルは本当にシビれさせてきますよ。

今日はまた雨に降られてしまい、お散歩はできなかったのでお家に引きこもって音楽鑑賞と読書。こんなに没頭していられるのもまぁ良い時間。

でも!明日は晴れてほしい~!