#6 気付いたらなくなってた

いつも通りに地下鉄に乗って、いつものリュックを抱えたら、何かがないことに気が付きました。

セカオワのバッチがない。

春に友達に誘ってもらってライブに行ったときに買った、DJ LOVEのバッチがない。
会場限定のガチャで引き当てたお気に入りなのに…
そこにはバッチをつけてた穴の跡が1つ。

悲しい。いつなくなっちゃったんだろう、気が付かなかったなぁ。

気付いたらもう無い、ってダメージ大きいよね。

私は友達同士で「友達だよね?」みたいにいちいち確認したり、見せびらかしたりするのが苦手で、というか少し恥ずかしくなっちゃうから、あまりやらない。もちろん、相手への信頼があるからやれてるんだとは思うけど。

でも、そうこうして適当に流して関係性に甘んじていると、その関係が無くなってる、なんてことあるのかな。そう思うと怖い。

失うのは簡単で一瞬。見つけ直したり作りなおしたりするのって、すごく時間も手間もかかる。だから、こっちが不精だったせいで失うなんて嫌だよね。

かといって、不安に駆られていちいち確認する生活は嫌。それは相手への信頼がないってことだから。

普段は信頼してる。信頼の上で、過剰にベタベタしないで、ある程度ドライに関係を築く。でも、何かあったらちゃんと頼りに行く。

そしてたまに、
「私は友達だよ、ちゃんと近くにいるから」
ってこそっと伝えたい。

無くならないように、無くさないように