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うたった歌の話を Vol.5

きょうは土曜日。
そして3月9日。
今夜はこの歌の話を。
どうぞお時間ありましたら、お立ち寄りください。

この企画について

2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは定期的にライブを行っていました。この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。毎週土曜日に書いていく予定です。

平成という元号が終わろうとしているいま、懐かしい曲をゆるく紹介し、みなさんと共有して楽しめればと思っています。技術的に役立つ話はありません。どうぞ気が向いたら、お付き合いください。感想などコメントいただけるとうれしいです♪(Vol.4はこちら)


きょうの一曲

3月9日 / レミオロメン
(2004年、作詞・作曲:藤巻亮太)

曲の紹介

レミオロメンの2ndシングル。2005年放送のフジテレビ系ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として『粉雪』とともに使用された曲なので、ドラマで知った人もきっと多いだろう。

調べていて知ったけれど、昨日3月8日放送の『ミュージックステーション』で藤巻亮太さんがこの歌を披露されていた!
しまった〜見そこねた〜。


こちらの記事にあるように、“平成30年間で最も泣いた卒業ソングランキング”の第1位に『3月9日』が選ばれたそうだ。

わたしはこの曲を知ったのがいつだったか覚えていないが、当時すでに卒業はしていた年齢だった(笑  だから卒業というイメージは持っていないのだけれど、3月特有のけだるさや生あたたかさ、せつなさや美しさが入り交じったメロディと歌詞が好きで、毎年3月になると必ず聞きたくなる曲だ。

うたってみて

この曲はとにかく歌詞がいい。今回改めて聞いてみて、歌詞に一切の無駄がなく美しいと感じた。

わたしは自分がnoteを書くようになってから、文章や歌詞を見るとき、書き手としての見方をするようになった。みなさんも、そうではないだろうか。そうして見たときにこの曲の歌詞は、ああ、こんなふうに言葉を綴れたら幸せだろうなと感じさせてくれた。

とくに好きなのが、2番のこの歌詞。

砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで 見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

記憶が少しあいまいだけれど、わたしがこの曲を歌ったのは習っていたボーカルの発表会が最初だった。その後、自分のライブでも歌った。それくらい好きな曲だ。抑揚が少ないメロディをつぶやくように歌い、サビでは伸びやかに歌う。後半で繰り返すサビの部分の『どれほど〜』の『ど』が一番感情が乗るので、やり過ぎないように、でも伝わるように、歌っていたなぁ。

きっと来年もその次も、この季節に、聞いて歌いたくなるのだろう。

***

今夜もお付き合い、ありがとうございました!

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natsuko
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