うたった歌の話を Vol.9
新しい元号が発表されましたね。
わたしがかつてうたった歌を紹介してきたこの企画も、平成が終わる今月までで、いったん区切りをつけようかと思っています。
昔の話をいつまでもするのも、読んでくれる方にとって退屈かなと。
さて今夜は、洋楽の話を。
アメリカの歌手であり女優の、ベット・ミドラーのあの曲です。
この企画について
2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは定期的にライブを行っていました。この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。毎週土曜日に書いていく予定です。
平成という元号が終わろうとしているいま、懐かしい曲をゆるく紹介し、みなさんと共有して楽しめればと思っています。技術的に役立つ話はありません。どうぞ気が向いたら、お付き合いください。感想などコメントいただけるとうれしいです♪(Vol.8はこちら)
きょうの一曲
The Rose / Bette Midler
(1980年、作詞・ 作曲:Amanda McBroom)
曲の紹介
アメリカのロックシンガー、ジャニス・ジョブリンをモデルとした1979年11月公開の映画『The Rose』で、主演のベット・ミドラーが歌っている曲。ベット・ミドラーはこの曲でグラミー賞を受賞した。多くのアーティストにカバーされていて、日本でも演歌歌手・都はるみが、アニメ映画『おもひでぽろぽろ』(1991年7月公開)の主題歌として、同作の監督である高畑勲が訳詞を担当した日本語のカバー「愛は花、君はその種子」を歌った。
うたってみて
この曲の歌詞は、つらい境遇に置かれているあらゆる人に寄り添い、勇気を与えてくれるものだと思う。
静かに、語りかけるようにうたっていく。そして後半の部分では力強く、聞き手を、そして自分を励ますような気持ちで、うたう。
When the night has been too lonely
And the road has been too long
And you think that love is only
For the lucky and the strong
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun's love
In the spring becomes the rose
夜がせつなく寂しくなったとき
そして、道があまりにも長すぎると感じたとき
また、愛は幸運で強い人間にしかやってこないと思ったとき
思い出してほしい、厳しい冬の深い雪の下には
暖かい太陽の愛を浴びるための種があり
春には薔薇の花を咲かせるということを
もしこの曲を知らない人がいたら、もしいままさに苦しんでいる人がいたら、届いたらいいなと切に願う。
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きょうもお付き合い、ありがとうございました!