行司の軍配

今日、会社のデスクで仕事をしていると
後ろから突然、同僚の女性にこう話しかけられた。

「natsukoさんって、まとめるのがうまいですよね〜！」

え？？何のこと？と、振り返って話を聞くと
前日にチームのメンバーで集まって、とあるテーマ決めをしたときに、そう感じたとのこと。

まとめると言えば…たしかにあの時、わたしは脱線した話をする人に、軌道修正というかツッコミをした。目標をどう文章にするか悩むリーダーに、わたしは問題点と対応させてこうしたらどうですかねーシンプルにするにはこの言葉はいらないですねーという具合に、意見した。意見したのはわたしだけではなく、みんなで考えて文章をまとめたのだけれど。

彼女はその場で発言しなかったけれど、私の様子を見て、思っていたらしい。
「スパーン！スパーン！と、行司の軍配みたいでしたね！」

それって相撲の…彼女の言葉のチョイスに思わず笑ってしまった。普段からいろんな人に屈託なく話しかける、ちょっと天然な彼女の目に、わたしは行司のように映っていた。それってわたし仕切り屋みたいで、感じ悪くない⁉大丈夫か⁉と心配にもなった。

けれど彼女は感心していたそうで、以前からわたしにそういうところを感じていて、いつか言おうと思っていたそうだ。

こんなふうに、人から自分について聞く機会はなかなかないから、新鮮だったしうれしかった。

相手に伝えられる、彼女の素直さも、素敵だなと思った。(唐突だったけど)

わたしはあの場で普通にしていたつもりだったけど、自分が普通だと思っていることが、得意なことだったりすると聞いたことがある。

自分は何ができて、どんなことに向いているのか。
やりたいことは何か。

彼女に言ってもらったことで、少し見えてきたような。
いろんな人のnoteを読んで、考えてみたいこともある。

今日は、ここまで。