人類に共通する「強み」とは?
今日は、書きたいことが3つある。
・「白目」のはなし
・「志望動機代筆」のはなし
・「ビジネスと恋活の共通点」のはなし
どれにするか、まだ悩んでいるけど、
とにかく書き始めてみよう。
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以前、この記事で取り上げた「Humankind」という本
「ちゃんとした」感想を書こうとしたんだけど、
わたしの中の「ちゃんとした」は、なぜか「他の人みたいに」みたいな
要素がくっついていたようで、書き始めたものの書ききることができず、お蔵入りになった。
そんなこともすっかり忘れていた先日のこと。
お友達がホームパーチー(憧れの!!)に招いてくれたので、
会社の同僚と参加させてもらった。
暖炉があって、まるで小さな美術館のように魅力的なあれこれが
たくさん並んでいる素敵なおうち、
初めてみる食材で彩られた、きれいで美味しい食べ物。
そして、とても気持ちい良いひとたち。
いままでの数少ないホームパーチー経験の中でも
もっともファンタスティックでラグジュアリーな空気の中、
焦っていた。
ホームパーチーって、なに喋ったらええんやろう!?
困ったわたしは、
連れて行った同僚を、人身御供に差し出すことにした。
わたしたちの間でテッパンネタである、
同僚の「家事のできなさ」を、話題として提供したのだ。
結果、その話は大ウケにウケた。
いっそ、その同僚が料理しているところを、
インスタライブするのはどう!?
という声があがるぐらい、盛り上がった。
同僚には、申し訳ないとちらっと思ったけど、
大阪人らしく、ウケたことに満足そうだったので、
問題はなさそうだった。
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「Humankind」では、ネアンデルタール人が絶滅し、
わたしたちホモ・サピエンスが生き残った理由について、
これまでの定説(ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を、暴力的に絶滅させた)を覆す考察が示されている。
ネアンデルタール人の脳は、わたしたちホモ・サピエンスに比べて15%大きく、身体は筋骨隆々で、なによりタフだったことがわかっている。
彼らは「愚かな乱暴者」ではなく、驚くほど知的で、二度の氷期を生き延びた。
それなのに、なぜネアンデルタール人より明らかに劣っている、
わたしたちホモ・サピエンスが博物館を建て、ネアンデルタール人はその中にずっと立っているのか?
それは、ホモ・サピエンスが「劣っていること」。
そしてそれ故に「模倣」などの社会的学習能力が発達していることが、原因だと著者は訴えている。
ホモ・サピエンスはお互いに、できないことを教え合い、助け合うことで生き延びてきた。
ネアンデルタール人は、生存能力が高く、「天才的」であるがゆえに、そうしなかった、というのだ。
人間は眼窩の上が平坦で、白目がある。そして、赤面する。
この特徴により、他の霊長類を含む動物より、はるかに感情が伝わりやすい。
白目や赤面は、気持ちの動揺を周囲に暴露してしまう。
そんな、あえて自分の弱みを知らしめるような特徴と、どうしてホモ・サピエンスは後生大事に現代まで保持してきたのか。
それは、その「弱み」を見せることこそ、ひとに愛されることであり、
「弱み」を助けてもらうことが、人間の生存戦略だからだと思う。
***
今日、先日のホームパーチーで知り合った人たちのうちの
数人と再開した。
件の同僚を伴っていないわたしに、彼女たちは口々に
「今日は〇〇さんはいないの?すごく面白かった!また会いたい!!」
と言ってくれた。
やっぱり「弱み」は愛される。
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