さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学l管理栄養士の読書
たーけやーさおだけ!
こんな時代にさおだけ屋で商売が成り立つのか…。
そこには会計学を知るヒントがあった!!!
□さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~/山田真哉/光文社新書
□3つのエピソード
1.会計が苦手な人が多い
会計は経営や家計においても必須な学び。ただ、会計に苦手意識を持つ人がとても多い。
その多くの理由は入門書を読んでも、専門用語で挫折する。
身近ではない言葉を聞くことで、苦手意識を持つ人が多くなる。
2.会計を知るコツは?
身近なものにしていくこと。
①日常の気になる疑問から数字を見る
②会計の説明は教科書的順序をとらない
③生活でも役立つような身近な知識
これをまず知ることで、会計の本質を大まかに知ることが出来、
苦手意識を無くしていける。
具体的な会計の知識を身に着けるよりも、
「数字のセンス」を磨いていく。
日々のちょっとした数字でも気を配ることが大切。
3.ところで、なぜさおだけ屋はつぶれない?
実は、さおだけ屋は本業ではなく、副業だった。
たーけやーと売り歩きながら、さおだけを買ってくれた人に本業の商品を売ったりしている。
元手を減らして利益を上げるための手法。
令和の時代にもさおだけ屋がつぶれないのは、さおだけ屋という看板を借りて、自分の商売を成り立たせている人がいるから。
たーけやーさおだけ!
□マイエピソード
栄養学も専門用語を聞くと苦手意識を持たれる人が多いのが現状です。
ただ、そこを詳しく学んでもらいたいわけではなく、
自分の日々の食事でどうゆうものを摂れば良いのか知って欲しい。
会計は数字のセンスを、健康は食のセンスを身に着けることが大切だな、と感じました。
この食材には○○というファイトケミカルが入っていて、
カラダのこのホルモンによって更に活性化する!なんて考えなくても良いんです。
ただ、今週これが少ないからこれを食べておこッと!というセンスを磨けるようにしたい。
会計学の本ではありながら、専門分野をどう学んでいくかのヒントを得ることが出来た1冊でした。
□今日からやること
身近な数字に意識を向けてみる!!!!