【愛宕山登山】あんこの栄養がすごい! 登山の補給食とレポート
こんにちは、山岳栄養士の陸です。
今回は気になっていた食材と共に京都にある愛宕山に登ってきたので、前半は食材解説、後半は登山レポートをしていきます。
こんな悩みありませんか?
登山の行動中に何を食べよう、口が乾いているのでパサパサしたエナジーバーやプロテインバーは嫌だ、登山の後の日焼けのケアも気になる。
悩む時間ってもったいないし、口の中はパサパサさせたくないですよね。
でも大丈夫です。この記事を読めばそんな悩みを解決できます。
1,あんこを食べるべし
みんなの味方といえば?そう、アンパンマンですよね!
アンパンマンの主要成分である『あんこ』も登山の強い味方になってくれます。
あんこは比較的水分含有量が高く、パサパサしにくく乾いた口にもすっと馴染む美味しさがあります。
これだけでも十分なのですがあんこには『アズキポリフェノール』が含まれ、今回のオススメポイントです。
アズキポリフェノールには強力な抗酸化作用があります。
運動をすると、体内で攻撃性の高い活性酸素が過剰に発生します。
すると、細胞や遺伝子を傷付け老化やガンを引き起こしてしまいます。
紫外線を浴びても体内で活性酸素が発生してしまい、シミやシワの原因にもなってしまいます。
アズキポリフェノールにはそんな攻撃性のある活性酸素を除去する働きがあります。
アズキポリフェノールにはクロロゲン酸、カテキン、プロアントシアニジンが含まれています。
🐹マウスにおける実験では、肝臓保護作用、血糖値上昇抑制が報告され、
🙋ヒト試験ではLDLコレステロールの低下、血清トリグリセリド濃度の抑制が報告されました。
【参考論文】
小豆餡のポリフェノール量,SOD 様活性および培養細胞における活性酸素の産生抑制(東京慈恵会医科大学・医学部)
2,あんこのデメリット
水分含有量が多いということは、重いということでもあります。
さらに、小さいポケットに入れにくく、出し入れもしにくいです。
登山の時はなるべく荷物を軽くしたいですよね、、、
しかし、そんなデメリットよりも僕はメリットを優先しました ^^
3,愛宕山レポート
感想は終始階段でやけに疲れる!でした。
階段って安全ではありますが、僕にとっては苦行で、むしろ疲労による怪我を誘発しそうです(笑)
コースタイムは5時間30分ほどです。
山頂では1時間ほど休憩したと思います。
まずはこの明るいオレンジの鳥居をくぐります。
右の影に家がありますが、そこには可愛いイッヌがいるので、いってきますの挨拶をします。
いきなりコンクリートの急坂が現れ「下山時に脚がやられる」と確信しました。
そんなこんなで登っているとお水スポットがあったので涼んで喉を癒やしました。
こんな感じで延々と階段が続きます。
ぜーぜー言いながら登り、休憩していると、、、、!
なんと、鳥居の近くの家のイッヌが登ってきました!
(ずる)賢いイッヌで可愛くて、人懐っこくて癒やされました。
僕らを置いて、彼はスイスイ登っていきました。
そんなこんなで登っているとゴール間近をお知らせする『黒門』に到着しました。
山頂は神社になっていてかなり広いです。
山頂って感じはしないです。
トイレ、自販機、小屋などが整備されているので、気兼ねなく休憩ができました。
山頂からの眺めです。パノラマビューはありません。
今回の登山メシは『夏野菜カレー』です。
材料:ナス、人参、玉ねぎ、カレー粉、コンソメ、ケチャップ
ちなみに、火を使う時は小屋へ行ってくださいね。
ナスにはブルーベリーで有名なアントシアニンが含まれています。
にんじにはβカロテンが含まれています。
働きは『皮膚粘膜や網膜の健康維持』『抗酸化作用』
登山で受けた肌へのストレスをアズキポリフェノールとβカロテンで癒やしてあげましょう。
思う存分休憩して時計を見ると『後一時間半でバスが来る』
ここで、遅らすか、間に合わすかを悩んだ結果、、、
間に合わすに決定!(笑)
ところどころ小走りで下り、余裕を持ってバス停に到着できました。
案の定、下りで脚がやられました。
下山後は嵐山デートをして、大宮にあるエスペリアホテル京都に泊まりました。
愛宕山はカップルにもオススメできます。
4,アクセス
阪急嵐山駅から京都バスで『清滝』まで。
だいたい1時間に1本です。
阪急嵐山→清滝
清滝→阪急嵐山
嵐山観光をする時は渡月橋で降りると便利です。
まとめ
・あんこにはアズキポリフェノールが含まれている
・抗酸化作用があり、運動や紫外線で発生した活性酸素を除去
・パサパサせず、すっと口に馴染む
・デメリットは重さと収納の悪さ
それでは、ヘルシーな登山ライフを ^^