アルコールが無い時の消毒
皆さまこんにちは。
管理栄養士の水瀬あきです。
前回は栄養士ブログにありがちな内容をお送りしましたが…今回はお家でも出来る消毒のやり方をご紹介します。
昨今コロナの影響で、どこに行ってもアルコールが手に入りづらい状況が続いています。
少々工程は増えますが、アルコールの代わりにハイターを使って消毒に使える次亜塩素酸ナトリウム液を作っていきたいと思います。
(ただし手指の消毒には使わないこと!!)
〈用意するもの〉
・280ml又は500mlペットボトル
・ハイター
・アルミホイル
〈作り方〉
水250mlにハイター2.5ml(キャップ半分)
500mlのペットボトルで500ml分作る時は5ml(キャップ1杯)
家庭で使う量だとあまり沢山あっても使い切れないので、私はちっちゃめサイズをチョイスしました。
ペットボトルのデザインにもよりますが、大体写真の黒線(見えますかね…)まで水道水を入れればOKです。
精製水である必要はありません。
この次亜塩素酸ナトリウム液は、光に当たったり、時間の経過で効果が減っていきますので、作り終えたらアルミホイルで光が当たらないように巻いてあげてくださいね。作り終えたら1〜2日で破棄してください。
〈使い方〉
ペットボトルの口を覆うようにペーパータオルやキッチンペーパーを押し当てて、ボトルを逆さまにしつつペーパーに染み込ませて使います。ドアノブや便座、電気スイッチなどのよく触る物を消毒します。
使い捨て手袋があればそれを使い、消毒を終えたら手袋は触らないようにしつつ使用後のペーパーを包みながら裏返して捨てればOK!
ペーパーはある程度厚みのあるものを使うと、破れにくくて使いやすいと思います。
終わったら念の為石鹸で手洗いもします。
【使う時の注意点】
・使用時は換気を必ずすること
・金属に使った後は必ず水拭きを
・霧状に出るスプレーボトルは使用しない
・使う時は手袋を使う
・酸性洗剤やお酢、クエン酸と一緒に使わない
・子どもの手が届かない、暗い常温の場所で保存
・わかりやすくボトルに内容物を記載すること
※噴霧してしまうと、目に入った場合失明の可能性があります。吸い込んだ際には呼吸器に異常をきたしたりする場合があります。
※塩素系の希釈液なので酸性のものと合わせると、人体に有害な塩素ガスが発生して危険です。
※次亜塩素酸水とは全く別のモノになりますので、混同しないようにして下さい。
【+α】
コロナウィルスの症状では、僅かですが嘔吐や下痢の症状も確認されています。糞便からの感染の可能性も指摘されていますので、使用前に便座を消毒をしたり、使用した後には蓋を閉じてから流すようにしましょう。
栄養士も調理師も、そこで働くパートさんも、患者さんや利用者さんに安心安全な食事が滞りなく提供出来るよう勤務環境の衛生管理は勿論、体調にも常に気を配りながら勤務しています。それは厨房からの感染リスクを限りなく0にする為です。
医療・福祉関係者の方々には常に最前線で戦って貰っています。今日も明日も、その次の日も、皆さまが健康な状態で一日を終えることが出来ますように。
一日でも早くこのウィルスが終息するように、一人ひとりが自分に出来る最善を尽くしていきましょう。
【参考文献】
国立感染症研究所
新型コロナウィルス感染症に対する感染管理
(https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200305.pdf)
一般財団法人 日本環境感染学会
医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第2版
(http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.pdf)
厚生労働省
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内めの注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html)
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