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第5歩「瑞穂町ってどんなところ?」

明けましておめでとうございます。
寅年の2022年もNut-s!をよろしくお願いします。

さて、去年の12月で和洋折衷な第4歩「福生編」が終わり、今回から第5歩目となる

瑞穂町(みずほまち)

スタートです。

人と自然が調和する「瑞穂町」。都心へは電車でおよそ1時間20分。
今回はレンタル自転車で瑞穂町をぐる~~っと駆け抜けました!文化と自然と美味しいものを超満喫!!

まずは瑞穂町の魅力がつまったオリジナルムービーをご覧ください。

■“ みらいに ずっと ほこれる町”

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場所:東京都の西多摩の右上あたり
面積:16.85㎢
人口:32,330人 世帯数 15,101(R3.12.1時点)
アクセス:新宿駅から電車で約1時間20分、JR八高線「箱根ケ崎」駅下車。中央高速「八王子インターチェンジ」から国道16号を福生・入間方面へ約12㎞。
地形など:東京都心から西へ約40㎞。中心部から北部には都内随一の生産量を誇る「東京狭山茶」の茶畑が広がり、東京のお茶処として知られています。南部には横田基地があり、また東部には狭山丘陵が広がり、町内を北西から南東に「残堀川」が流れ、せせらぎのある暮らしが営まれています。

都心へもアクセスできる、最近、移住やワーケーションなどに注目されている「the東京郊外!」のような町です。

実際に散策してみると町内に牧場があったり、シクラメン街道と呼ばれる道や特産品のお茶畑など、自然と人の生活が近くて、自然との関わりのある仕事をしている人が多いように感じました。


■町名の由来

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今からおよそ80年前(80歳になるおじいちゃん、おばあちゃんが「おんぎゃぁ」と生まれた頃)、昭和15年の全国的な市町村合併の波の中で、箱根ケ崎村、石畑村、殿ケ谷村、長岡村が合併し新しい町ができました。

ところが町名がなかなか決まらず、当時の東京府の岡田知事に命名を一任し、日本の美称である「豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらの ちいおあきの みずほのくに)」から「瑞穂町」と名付けたそうです。

ちなみに、この日本の呼び名は今から約1300年前の720年(奈良時代)につくられた日本初の正史である『日本書紀』の中にも出てくるようです。

「みずみずしい稲の穂が実っている国」
自然と共存する瑞穂町にはぴったりの由来です。


■特産品はお茶とシクラメンと真っ赤な〇〇〇

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自然豊かな瑞穂町は東京都随一のお茶の生産地です。
♪夏もち~かづく、八十八夜~♪の頃になると、茶摘みが始まり、茶工場からはさわやかなお茶の香りが漂ってくるそうです。今回訪問したのは10月だったので、今度は初夏に訪れたいです。

シクラメン(瑞穂町HPより)

(出典:瑞穂町ホームページ「瑞穂町の特産品」

つづいて、こちらも都内最大級の生産量を誇る「シクラメン」
特に西側の長岡地区を通る岩蔵街道沿いは、数多くのシクラメンを育てている温室があり、「シクラメン街道」なんて呼ばれています。
温室での直売は10月下旬から12月下旬。遠方からのお客さんもいるそうです。


そして、3つ目の真っ赤なあれは、、、

多摩ダルマ(瑞穂町HPより)

(出典:瑞穂町ホームページ「瑞穂町の特産品」

そう、だるまです!
多摩地域でつくられるだるまは「多摩だるま」(そのままだ!)と呼ばれ、瑞穂町では明治時代(今から約150年前)から作られてきました。現在、多摩だるまを作っているのは、三多摩地域で8軒あり、うち5軒は瑞穂町にあるとのことです。ちなみに他の3件はあきる野市、青梅市、立川市にあるそうです。


■宿場町として発展

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唯一の駅がある箱根ヶ崎地域は、江戸時代から青梅街道(江戸と東京都青梅を繋ぐ道)と日光脇往還(東京都八王子と栃木県日光を結ぶ道)が交差する場所であり、また日光脇往還の人馬継立(中継地)の宿場町として発展しました。

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現在でも圏央道青梅インターチェンジが近くにあり、国道16号や新青梅街道などが通っているので、大型商業施設や物流関係施設が立っています。今も昔も、交通の要所であったのでしょう。そういうところにお金や人は集まりますよね。

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車の便は良いですが、電車の便は一癖あります。新宿からJR箱根ケ崎駅までは約1時間程度ですが、町内には駅が一つしかなく、このJR八高線というのがなんともマイナーなローカル線でして…日中は1時間に2本しかないんです。

ところが朗報がありまして!
ただ現在、東京都の多摩地域を南北に走っている「多摩都市モノレール」の箱根ケ崎方面までの延伸が検討されているのです。モノレールは現在、北端の東大和市の「上北台」駅から立川市、日野市を南下し、多摩市の「多摩センター」駅へ続いています。

今回検討されているのは上北台駅と箱根ヶ崎駅を結ぶ計画で、これが実現すると一気に多摩市方面へのアクセルが格段に良くなります。モノレール沿いには高校や中央大学、明星大学などの大学もあるので、通学の便も向上しそうです。このポテンシャルは今後の動向に期待です!

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■まとめ

自然あり、人あり、文化あり、美味しいものありの瑞穂町。
今回は駅前で借りた自転車で爆走しました(笑)

どんなものが見つかったのか?
まずは、

人々の生活に癒しを与えている「せせらぎ」

についてご紹介します!お楽しみに~



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【参考】
・瑞穂町ホームページ「瑞穂町ってどんなところ?」(https://www.town.mizuho.tokyo.jp/town/index.html)
・レファレンス協同データベース
(https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000085724)
・国立公文書館ホームページ「『正史』と『四大奇書』」
(http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/rekishitomonogatari/contents/category11.html)
・東京都教育委員会 日本の伝統・文化に関する教育推進資料「子供たちに伝えたい日本の良さ」
(https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/files/documents2017/dentou_suishinsiryo036.pdf)
・いるま歴史ガイド「日光脇往還と道標」
(https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/irumashiseiyoukan/nikkouwakioukan/)
・道路WEB「青梅街道」
(http://www.douroweb.jp/region13000/c017oume.html)
・コトバンク「人馬継立」
(https://kotobank.jp/word/%E4%BA%BA%E9%A6%AC%E7%B6%99%E7%AB%8B-2052357)
・東京都都市整備局「多摩都市モノレール延伸検討」(https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/cpproject/traffic/15/toshishisetsu15.html)

※いずれも2022.1.8アクセス
・『瑞穂町史』(1974・瑞穂町)



文責:かわばた

訪問日:2021.10.24

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