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褒め言葉をそのまま受け取る練習を重ねたら、いつの間にか幸せ人間になってた。

最近どんどん生きやすくなってる感じがしています。以前と比べ自然に周囲への感謝ができる、落ち込みからの回復が早くなったなど、自分の根本的な部分が少しずつ変わってきている気がします。

何が要因なんだろう?と考えたときに、あるコミュニケーションの練習が大きな割合を占めているのではと思い当たりました。それは「褒め言葉をとにかく意識的に、無理矢理にでも、"そのまま"受け取る」練習です。

ずっと褒め言葉を受け取れなかった

「優秀だね」「さすがだね~!」「〇〇なところが素敵」「〇〇できるのすごいと思う」

こういう風に友達や先輩、後輩に褒めてもらったとき、わたしはずっと「いやいや…そんなことないです」「〇〇さんの方がすごいですよ!」といつも謙遜してしまっていました。

心の底には「わたしなんか褒められる人間じゃない」「〇〇さんには及ばない」「それは本当のわたしを知らないから言えるんだ」こんな思いを抱えていました。褒めてもらっても「気遣って言ってくれてるんだろう」と学生時代はかなり捻くれた解釈で受け取っていました。

変わるきっかけは「相手のため」

そんな受け取り方を変えようと思ったきっかけは、「この受け取り方ってあんまりメリットなくない?」と気がついたからです。

わたしは自分が褒められるのは苦手だけれど誰かを褒めるのは好きで、よく周りの人を褒めていました。しかし褒めてもなかなか受け取ってくれない人もいて、その度に悲しい気持ちになりました。「自分ではそうは思えない」と返されて、「でもわたしが思ってるのは事実だから受け取ってくれてもいいのになぁ」と不貞腐れていました。

自分が周りに対しても同じことをしていると気づいたとき、これは変えたほうがいいと思いました。せっかく(おそらく)本心で褒めてくれているのだから、相手を悲しませないためにもせめて受け取ったフリは出来るようになろう、と意識し始めました。

とにかく意識的に「そのまま」受け取り続ける

褒め言葉をそのまま受け取る練習は、例えフリだけでもそれまで全くやってなかった人がやると正直かなり大変です。最初はすごく気持ち悪いし、居心地が悪いし、いたたまれない気持ちになります。

反射で謙遜や否定をしたくなる気持ちをぐっと堪え、ひたすら「嬉しいです」「ありがとうございます!」と言い続けました。会話の中で葛藤して流れを止めてしまうこともありましたが、無理矢理受け取り続けました。なんだかヤケクソで「ですよね!わたしもそう思います!!」なんて言っていた時期もありました(笑)

余談ですが、個人的に1番受け取りが難しかったのが「かわいい」という褒め言葉です。小学生の頃の傷つきの経験や、思春期の葛藤がまだ自分の中で消化されてないんだと気が付くきっかけにもなりました。それでも「ありがとうございます!」と言い続けました。

続けてみた成果は?

気付けばこの練習を始めて2年が経っています。そのくらい続けてみると、最初はフリだけと思っていたのに本当にそのまま受け取れるようになっていました。今では変に自己否定的な解釈を挟まずに、ありがたいなぁ、嬉しいなぁ、と思えています。

おそらくですが、時間をかけて意識から無意識への浸透が起きたのだと思います。人が意識的に認識できている部分は1割にも満たず、9割の部分は無意識だと言われています。この氷山のようなものです。

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わたしは無意識の部分で「わたしは褒められるような人間じゃない」「わたしは無価値だ、愛されない」と思っていて、その影響で謙遜や否定をしていました。無意識の部分を変えるには、意識できる部分から変えていくしかないと言われています。

とにかく意識的に褒め言葉をそのまま受け取る練習をしたことで、「わたしは周囲に認められ愛されているんだ」と意識から無意識に少しずつ影響が現れ始めました。これは自己受容や存在肯定とも言い換えられるような、根本的な自信に繋がっていると感じます。

もし褒め言葉を受け取るのが苦手で、かつなんとなく生きづらさを感じている方がいたら、騙されたと思って無理矢理にでも褒め言葉をそのまま受け取る練習をしてみてほしいです。

意識でのがんばりが、いつの間にか自分を幸せ人間にしてくれるんじゃないか。わたしは今そんな仮説を持ちながら、「ありがとうございます!」「嬉しいです!」と言い続けています。

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みさきち|GCストーリー
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