相手を助ける前に、もっとわがままに自分を大切に。#わたしのcotree習慣
「気をつけてね。人から依頼されやすくてかつ出来るタイプだから、いつか疲弊して倒れるんじゃないか心配してる。」
先日先輩からこんなことを言われる機会がありました。あら、そうなのかしら…と自分ではあまり自覚がなかったのですが、最近その真意を理解できてきました。
昨年8月頃から1〜2ヶ月に一度、オンラインカウンセリングを受けています。定期カウンセリングもとうとう4回目。今回は、仕事で感じ始めた小さなモヤモヤを相談してみました。
自分も相手も忙しいと、心がちょっと乾いてしまう
1月頃から採用チームでの仕事が本格化し、編集部での仕事も合わさって忙しく働いています。そんな中で次々依頼される仕事に、100%いい気持ちで向かえない自分がいることが気になっていました。
相手も忙しいし仕方ないよな…
役割的にわたしが頑張らなきゃ…
でもポジティブな気持ちで向かえない…
やるべきだけど、しんどいなぁ…
「やるべきだと思うのに気持ちが乗らない」状態になっていました。心を大切にしながら仕事をしたい自分にとってはあまりヘルシーと言えない状況です。現状を打開する方法が分からずモヤモヤしていたので、カウンセラーさんに話を整理してもらいました。
「みさきさん、自分を喜ばせるイスと相手を喜ばせるイス、どちらにも同時に座ろうとしていませんか?」
2つの椅子のオブジェクトを見せてもらいながら言われたその一言で、一気に視界が開けた感覚がありました。わたしは元々「お助けスイッチ」みたいなものが入りやすく、目の前に困っている人がいると反射的に手を差し伸べてしまうところがあります。
しかし、たしかに人が一度に座れるイスはひとつだけです。今のわたしは、「お助けしたい…!」「でも自分も今しんどいんだよな…」「でもでも相手も大変だし…」と自分のイスと相手のイスをウロウロと行ったり来たりしている状態でした。
まずは自分のニーズをちゃんとお世話すること
「自分のニーズが満たされないまま相手のイスに座るのはしんどいんですよ。」とカウンセラーさんは続けてくれました。
ゆっくり休みたい。余白がほしい。自分が納得して仕事を進めたい。
わたしは自分のそんなニーズを満たさないまま相手を助けようとして、疲弊していたのでした。もちろん相手のために行動することも幸せに繋がる行為ですが、自分のニーズを度外視したらただの負担にしかなりません。
一番いいのは、自分のニーズもちゃんと満たした上で相手をお助けすること。心も身体も健康な状態でのパフォーマンスのほうが、結果的に周囲も幸せになるよなぁと気がつきました。
「持続可能に生きる」の正体
わたしは常々「持続可能にヘルシーに生きていたい」と思っているのですが、その正体は「自分のニーズを自分でちゃんとお世話する」ことなのかもしれないと思います。
「相手の為に何かしたい」という気持ちは純粋な動機だし、ポジティブな状態のときは積極的に周りを助けることが幸福につながります。そのときの自分のニーズは「貢献感」なんだと思います。
ただ、自分がしんどい状態のときにも周りのためにと頑張り続けると今回のような心境になってしまいます。ニーズは思っているよりも変化が速いと理解して「今の自分」のニーズに気づくことが大切だと感じました。
ひとつ前のnoteに書いたように、メンタルの状態を俯瞰することは出来るようになってきました。今後はそこから自分のニーズに気がつくこと、注意信号をちゃんと受信することも意識してみたいと思います。もっとわがままに貪欲に自分のニーズを満たすこと。それが今後のわたしの宿題です。
自分らしく生きるためのカウンセリング
今回「なんとなくモヤモヤ」という手掛かりはあれど、自分の中で何が起こっているのかいまいち掴めていませんでした。カウンセラーさんに自分のイスと相手のイスをぐるぐる回っている状態だと気づかせてもらい、専門家の立場から客観的に見解を教えてもらえるのは本当にありがたいなと感じました。
自分が今何を大事にしたいのかがハッキリし、とてもすっきりした気持ちでセッションを終えました。
これまでに4回カウンセリングを体験させてもらって、カウンセリングは「自分らしさ」を取り戻す時間だったなと思います。自分の思考の癖に気がつき、それを解しながら日常の生きやすさにつなげる。人生の手綱を自分でちゃんと握るための練習とも言い換えられそうです。今後も2ヶ月に1度くらいのペースで自分のためにカウンセリングの場を活用していきたいと思います。
定期カウンセリングの機会をくれたcotreeさん、たかれんさん、本当にありがとうございました!
ここまで読んでいただきありがとうございます! いただいたサポートで、自分へご褒美あげたいなと思います。