Controlled Burns - 私たちにも火入れは必要だ!
オーストラリア大陸の北部を旅したのは10月初頭。
ある日、早朝から計画火入れが行われていて、ガイドさんは「なんでだろう?」と何度も呟いてた。「本来なら9月には終えているはずなのに…。」と。
(その時の写真が見出しの写真です。こんなに煙っていたなんて!)
<計画的火入れ>
ダーウィンでは11月から始まる雨季に備えて
・より木々を育てるために
・自然発火を減らすために
大規模に計画火入れをするそう。
実はアボリジニだけがこの大陸に住んでいる時からそれはなされていて、
どの時期に火入れをすればいいのかは先住民の方の知恵を借りて決められたそう。そして火入れには他にも理由がある。
『安全に森林火災を起こすため』
それは
火災は生命の営みを継続させるために必要不可欠なものだから。
燃えることで種子を撒いたり、発芽する植物があったり、
昆虫や動物などの数を自然の摂理にあった数に保つことができるそうだ。
しかし
植物も生き物も、ただ燃やされるわけではなく
火災では燃え尽きない巣を作っていたり、
水を幹に蓄えている木があったりと、
ある一定数は生き延びることができるのだ。
自然とはただただ素晴らしく、
ただただ偉大だ。
そこへ
人為的な火災が行われてはいるが、自然の循環を損ねないように自然を一番よく知る人々の叡智が注がれている。
この計画火入れ。
シドニーでは今の時期、10月に行われることが多い(と思う)。
それは主に本格的な夏を迎える前に自然発火の可能性を減らすため。
・・・と言うことで最近火入れが多かったのだけれど、
昨夜はすっかり忘れていた。
ずっと家にいて、
煙かったり、視界が煙で曇ることもなかったからというのもあるが
家から約10キロほど離れたところで計画火入れが行われていたことに
全く気が付かなかった。
それで夜。
なんだか鼻がおかしいと思ったら、
火入れ後の”けむい香り”が漂ってきていたらしい。
今日もよく燃えているようで、朝から一日煙かった。
煙の香りが鼻にこもるし、喉もイガイガする。
嫌だな。
嫌だな。
嫌だな。。。
あっ!!!!
いやだ。と言う気持ちが沸き起こってきた時、
ぶわん!!!
と、それを根こそぎぶっ飛ばしてくれる
気付きが鼻から脳に広がったのです。
自然発火を防ぐために木々を燃やして備える。
これ、私たち個人にも必要なことでは?
むしろしなければならない事なのでは?!
しないから”自然発火”する人が多いのでは?!
結論
↓
<<私たちにも火入れは必要だ!>>
今日の煙に導かれ
突然
漠然と感じていたことが一気に明確になり
腑に落ちたのでした。
計画的な潜在意識の火入れとは、
意図的に無意識を手放すこと。
次はその方法について触れていこうと思います。