もっと楽々コピペで立案!非効果的健康管理:尿路感染症(膀胱炎+腎盂腎炎)の看護計画
非効果的健康管理:尿路感染症(膀胱炎+腎盂腎炎)の看護計画
<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。
<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。
看護計画
疾患:
既往歴:
治療内容:
目標
尿路感染症を予防するための知識を得る事ができる
尿路感染症に対する予防行動を取る事ができる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる
O-P
1.膀胱炎・腎盂腎炎の原因、誘因の有無
-基礎疾患(前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿路結石、尿路悪性腫瘍、糖尿病、痛風、免疫グロブリン血症、がんなどの重症疾患)
-月経
-性交
-高齢者
-不動
-尿失禁
-尿路カテーテル留置、自己導尿
-副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド薬)
-抗がん剤
-免疫低下(全身性易感染状態)
-疲労
-ストレス
2.検査データ
-尿検査:尿蛋白、尿比重、尿浸透圧、尿中Na、尿中K、尿中Ca、尿中クレアチニン、尿素窒素(BUN)、尿糖、潜血反応
-尿培養検査
-血液検査:白血球、好中球、CRP、プロカルシトニン、血沈、BUN、Cr、Hb、TP、Alb
-血液培養検査
-腹部CT
-腎部超音波検査
-腎膀胱部単純レントゲン(KUB)
3.ADL・IADL
4.認知力、理解力
5.バイタルサイン
6.膀胱炎・腎盂腎炎の症状の有無、程度
-発熱
-発熱に伴う全身症状(発汗、倦怠感、顔面紅潮、脈拍増加、血圧低下、食欲不振、尿量減少など)
-患側の肋骨・脊椎角部圧痛(CVA tenderness)、叩打痛
-悪心・嘔吐
-頻尿
-切迫性尿失禁
-排尿時痛
-尿混濁(膿尿の排泄)
-血尿
-残尿感
-膀胱の不快感
7.合併症の有無
-急性腎不全
-尿路原性敗血症
-敗血性ショック
8.水分摂取量
9.排尿状況
10.水分出納バランス
-IN(経口摂取量、輸液量、胃ろうなど)
-OUT(尿量、ドレーン類からの排液量)
11.食事摂取量、食事内容
12.嗜好、偏食の有無
13.体重、体重の変化
14.排便状況
15.安静度
16.活動量
17.睡眠状況
18.治療内容
-薬物療法(経口・点滴)
・抗菌薬
-抗菌薬の副作用
・アレルギー症状、アナフィラキシー症状
・軟便、下痢
・腎機能障害
・痙攣
・内耳神経障害
-安静療法
-尿管ステント留置(閉塞性腎盂腎炎の場合)
-腎瘻造設(閉塞性腎盂腎炎の場合)
19.服薬状況
20.服薬管理状況
21.疾患について誰にどの様に説明されているか
22.疾患、治療に対する受け止め方
23.疾患についての理解
24.治療についての理解
25.不安に思っていること
26.ストレスの有無、対処方法
27.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
28.生活状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
29.家族のサポートの有無、状況
30.家族の知識、理解
31.家族の不安
32.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供
T-P
1.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
2.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
3.患者の発言、表情や行動で気になった事は理由を確認する
4.すぐに排尿できる(排尿しやすい)様に環境整備する
5.安楽に過ごせる様に環境整備する
6.倦怠感が強い場合は安静を促す
7.ADLに応じて必要な動作を介助する
-できる事は自身で行う様に声掛けする
-できない事は介助する
8.不動が誘因と考えられる場合、状態に応じて以下のケアを選択する
-運動・機能訓練
・関節可動域訓練
・マッサージ
・筋力増強運動
・PT・OTと連携し、患者に合わせた適切な運動が行える様に調整する
・ADL訓練
9.尿路カテーテルを留置している場合、以下のケアを行う
-毎日、陰部洗浄を行う( 時)
-尿バッグが床につかない様に位置を調整する
-尿破棄の際は排尿口が周囲に触れない様に行う
10.自己導尿を行っている場合はカテーテル操作について患者と話し合い、改善できる点はないか検討する
-手指消毒ができているか
-無菌操作を行っているか
-間欠バルーンカテーテルの留置が長時間になっていないか
11.副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド薬)や抗がん剤治療を行っている場合は感染予防ができているか患者と話し合い、改善できる点はないか検討する
※コピペでかんたん立案!感染リスク状態の看護計画を参照する
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