もっと楽々コピペで立案!ガス交換障害によるⅠ型呼吸不全の看護計画
ガス交換障害によるⅠ型呼吸不全の看護計画
<定義>
呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。
呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。
ガス交換障害とは、肺胞に空気が入ってもうまく取り込めず、肺胞と毛細血管膜の間で酸素化の過剰や不足が見られる状態である。動脈血酸素分圧(PaO2)は60mmHg以下で動脈二酸化炭素分圧(PaCO2)は45mmHg以下。これらをⅠ型呼吸不全と言う。
代表的な疾患:間質性肺炎、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群、無気肺、肺血栓塞栓症、肺動静脈瘻
換気障害とは、肺胞内に出入りする酸素や二酸化炭素の量が少なく、二酸化炭素排出の過剰や不足が見られる状態である。動脈血酸素分圧(PaO2)は60mmHg以下で動脈二酸化炭素分圧(PaCO2)は45mmHg以上。これらをⅡ型呼吸不全と言う。
代表的な疾患:COPD、気管支喘息の発作時、原発性肺胞低換気症候群、呼吸中枢の抑制(脳血管疾患、睡眠薬のオーバードーズ)、神経・筋疾患
・動脈血酸素分圧(PaO2)の正常値:80~100mmHg
・動脈二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値:35~45mmHg
低酸素症とは、組織が低酸素状態におかれている事。組織が低酸素を引き起こす原因として低酸素血症、組織低灌流、組織酸素利用能の低下、酸素需給バランス失調などが挙げられる。
低酸素血症とは、動脈血酸素分圧(PaO2)が正常値よりも低下している状態を言う。(動脈血中の酸素が不足している状態)
看護計画
疾患:
既往歴:
治療内容:
目標
呼吸困難が緩和または消失する
安楽な呼吸ができる
O-P
1.呼吸不全の状況
-発症の速度(急性呼吸不全、慢性呼吸不全、慢性呼吸不全の急性増悪)
-病態
-Ⅰ型呼吸不全症状の有無、程度
・呼吸困難
・チアノーゼ
・頻脈
・意識障害
2.検査データ
-血液ガス:pH、PaCO2、HCO3、BE、PaO2、SaO2
-胸部レントゲン
-胸部CT
-心電図
-心エコー
3.意識レベル(意識清明の場合は頭痛の有無)
4.精神状態(不安、不穏、混乱など)
5.バイタルサイン、SpO2
6.呼吸状態
-呼吸数、呼吸パターン、異常呼吸の有無
-喘鳴の有無
-胸郭の動き
-呼吸補助筋の使用
-チアノーゼの有無
-呼吸困難感の程度
-くちすぼめ呼吸の有無
7.循環動態の変動、静脈怒張、 浮腫の有無
8.水分出納バランス
9.分泌物の有無、量、性状
10.咳嗽の程度、喀痰喀出状況
11.酸素の使用状況
-酸素マスクの種類( )
-使用量・時間( L/分、 ~ 時、 時間)
12.人工呼吸の有無、使用、設定、管理状況
-人工呼吸器の種類( )
-設定( )
-酸素使用の有無( )
-作動の確認方法( )
-リークの確認方法( )
-アラーム時の対処方法( )
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