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桜の散るころに
「桜の咲く頃が私の死ぬとき」
そんな風におっしゃっていた患者さんが、今日旅立たれました。
桜も満開を過ぎ、散り様が美しい頃に合わせるような最後に身震いしました。
ここ最近は看護部長を始め、各スタッフの頑張りもあり、病院として新たな取り組みが色々とできています。
そんな中、先ほどの患者さんが花見を希望されていたため、ちょうど一週間ほど前に敢行したのでした。
毎年同じ場所で花見をしており、今回もそこへ向かわれたようです。
かなりギリギリの状態での外出でしたが、帰ってくると、
「桜が綺麗で、、、いい思いさせてもらいました」
とご満悦でした。
その言葉にまるで僕達が救われた気持ちなのでした。
当院としての新たな取り組みの一つが形になったことを喜びながら、
僕たちが患者さんにやってあげたいことって、こういうことなんだよな
と初心を思い返したのでした。