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鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

待ちに待ったシーズンがやってきた

2月末まであっという間。いつもオフシーズンになにしようと12月から考えるが、結局2月を迎え、その日に至る。

開幕戦は、アウェイ鳥栖。ここからシーズンが始まる。ギリギリまで試合日程が決まらず、3連休をとりあえず、鳥栖に根城を構え、とりあえず準備万端。

初めての鳥栖への参戦。さて、どうするか。

ここで昨シーズンの開幕戦を振り返る。
去年の開幕戦はC大阪。どうしたかって、松山から出張帰りに参戦。一人鉄路で帰ります・・・と抜け出した姿に怪訝な目線が刺さる。
が、そんなことは関係ない。開幕戦に参戦したいんだもの。

というわけで、今シーズン開幕戦、どうするか。
ほんの少しだけ悩んだけど、昨シーズン、札幌までの飛行機の経験を考えると、もう、これは陸路、すなわち鉄路でしょ、というこで、時刻表を買い込み、計画を練る。
乗る前にソワソワしたり、乗ってる間絶望的な気持ちになるくらいなら、乗ったらそのまま運んでもらえる新幹線がいいじゃないか、と自分に言い聞かせ、いざ東京から一路博多へ。

駅前不動産スタジアムは本当に駅前だった

途中電車酔いしたりなんだりしたが、なんなく博多到着。5分のりかえをこなし、乗り換えでいざ鳥栖へ。九州は特急の名前がいろんな種類があり、なんだか可愛い。

そんなことを考えながら、一瞬で鳥栖へ。
特急を降車し、ホーム上にある立ち食い蕎麦屋さんのお出汁のいい香り、なんかノスタルジー、なんて思っていたら、すごい色の、すごい数の鉄骨。

鉄骨・・・?

わぁ鉄骨。スタジアム、これじゃん。本当に駅前だ。

本当に駅前だった。


宿も駅前すぐで、チェックイン後ちょっとして、お散歩へ。近くのショッピングモールを探索。出先で、生活用品を買い足す、という謎の行動により、欲しかった薬を買い足す。満足して宿に戻り、就寝。

目の前の相手が最強の敵

風が強い。そして、寒い。
もちろん、ホームで経験する風とはまた違うのだけど。
駅前にあるSLの展示に吸い込まれ、近くで凝視して満足し、いざスタジアムへ。

近くで見ると、その鮮やかな鉄骨の色がとてもキレイ。他のチームのカラーに何か思うことはあまりないが、鳥栖の色は絶妙にキレイ。グッズちょっと欲しいかも、とか思いながら、ビジター立ち見席へ。

おーこれはすごい。段差の大きなコンクリート。目の前は柵がないところだったので、跳ねるとき気をつけなければ。

シーズン初戦なので、お歌の練習。
新しいチャントを練習しながら選手を待つ。

サッカー専用スタジアムは、選手が近くてよい。

新加入選手も織り交ぜ、なんだかワクワクする。今シーズンはテッペンということで、ここで感触を確かめておきたい。

そして、キックオフ。長いシーズンの始まり。

前半は、というと。そりゃぁ向かい風もあるだろうけど、鳥栖の強度に全然いいところが出せていない。押し込まれまくっている。昨シーズンのサッカーどこいったんか・・・。

前半5分、ちょっとした(本当はちょっとしてないけど)ミスで失点を許してしまった。
うーん、大丈夫なのか、これ。どうすんのだ。
思ったように前に進めない。どうしたらいいものか。とりあえず、前半取り戻せたら。

前半アディショナルは2分。

お、前に進んだじゃん、と思った最中、長い弾道がネットに突き刺さる。
本当に何が起こったかわからない。

え?

あ、入ったー!これはすごい。誰が入れたのかわからないけど、これはすごいぞ。ギリギリで取り戻した。

さぁ、後半。ここから。
と思っていると、やっと取り戻した。新潟らしさが戻ってきた。そうこれなんだ。

それにしても、新加入選手のフィット感がすごい。よくこんな選手連れて来られるもんだと感心する。

後半5分。VARで相手のハンド。PKは鈴木選手。これまでのキャリアでPKを外したことがないため、これは安心。

といったところで、相手キーパーが飛んだ・・・あ、、これは。
ボールは弾かれる。それでも仕方ない、切り替えていこう。
誰一人として、下を向くことなく、次へ、次へ。

と思いきや、セットプレー。なんとか逆転できないか。というところで、新井選手、流れてきた鈴木選手からのボールを押し込む。

流石すぎる。

ここから、押し込まれることもあるが、交代カードもうまく機能して、非常にらしさあふれる展開に。このまま勝ちきる、というサポーターの意志を体現するように、どんどん進んでいく。

そして、ホイッスル。

初戦を勝ち切った!これは嬉しい。

祝勝会はというと

アウェイの醍醐味、帰らなくていいので、がっつり祝勝会ができる。これは嬉しい。こじんまりした、鳥栖サポもいらっしゃる焼き鳥屋さん。試合を流してくれてるじゃないか。

周囲のサポーターとも会話しながら、なんとも和やかな。今度は新潟で待っている、と伝え、解散。

晴れやかな気持ちで眠れるじゃないか。
そして、ユニフォームをきて、街を歩くと、やっぱり声をかけられる。
お褒めをいただき、祝われ、宿へ。

とりあえず、初めての地へ

翌朝、ギリギリまでどこへいくか決めかねたが、初めての佐賀駅へ。本当は後輩おすすめの吉野ヶ里遺跡へ行きたかったが、時間がないので、また来年。

佐賀駅へ到着し、キレイな駅をサラッと見て、いざ自転車で観光。2時間ない滞在だったけど、天気も良く。知らない街の探検は本当に楽しい。

いざ、東へ

大抵帰り道は疲れているが、なんだか陸路も慣れてきた。新大阪までなんてあっという間。

現実に戻る準備をしながら帰路に着く。

さて、楽しみなシーズンが始まった。
もっと上へ、そして、テッペンへ。

アイシテルニイガタ

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