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「愛なき世界にショックを与えようじゃないか!」〜宇宙総動員のオマエと灯る火と福音と〜
INTERACTIVE LIVE SHOW 2022 ZCON
2つのタイムライン。そして過去と現在をつなぐ亀裂。
優生学的支配を作り出すZCONと脳内に発生する概念の石ZCONITE。
20年前から現在を覗く男は、自分の未来を賭けテンプレと呼ばれる分裂症的姉妹をZCONの支配から解放しようとする。
平行世界に住む天候技師、そして改訂評議会の助けを得てついに現実改訂の奇妙な仕事が始まる。
先日リリースされた【Beacon】のアルバムをもとに、ストーリー仕立てで進ライブ。通称インタラは初めての参戦。並行世界であるネットから参戦する天候技師、ライブに参加する現実の改訂評議会の面々、そして、ストーリー上の登場人物の数々。その全てがリアルタイムでこのライブの、物語の終焉まで導く。
紆余曲折あって、1公演目はたどり着くことができなかったが、その悔しさが全て吹き飛ぶほどの、公演だった。
なんといっても、この物語の終着点を決めるの一翼を担う自分、物語の分岐をどうクリアし、この物語を良き場所に導くのか、独特の緊張感が漂った。
物語の解釈はさまざま。でも、それでも私は思う。やっぱりこれは、氏のヒト科への讃歌であり、福音であり、唯一無二の貴方、オマエへの生存の肯定である
3回のライブを経て、私が参加できた3回目が物語の終着としては幸福なものであったらしい。振り返ってみると、1回目、2回目と徐々に良い執着に向かっていたらしい。それでも、氏は言う。これは、演者側が用意した結末ではなく、参加した面々が導いた結果であると。
そう、選び取ったんだ。私たちは。この物語の終着の幸福を。
自らが考え、その生存を讃え。
生存を焚け
解錠する必勝する聡明なる暗号なるキミたる灯を
物語が進むにつれ、その言葉に胸が震える。他人に惑わされ、もがき続けている今の自分には、最も必要な言葉だった。自分が誰であるか。そして、何であるか。
最後に語られるメッセージに、涙が止まらなかった。
これからは自らも恐怖なき転倒をし、ヒト科として生きる者の一人として、その生存をできる限り焚き、唯一の火として灯していきたい。