看護で地域に貢献する⑧~保険外看護について語る~
みなさんこんばんわ。
今日は、僕がなぜ保険外看護に取り組むのか。訪問看護ステーションの一スタッフとして、管理者としての視点からどんな内容、どんな人材(ここがとても大事!!!)が求められるのか。そんな内容についても含めて記したいと思います。これらを機に必要としている人たちに少しでも届いてくれたらと思います。
保険外看護サービスとは?
定義と概要
保険外看護サービスとは、一般的な医療保険や介護保険の適用範囲外で提供される看護サービスを指します。
これには、介護保険が適用されない特別な看護ケアや、患者や家族の個別のニーズに応じたサービスが含まれます。
利用シーンとメリット
在宅医療:在宅でのリハビリや訪問看護、特別なケアが必要な場合に利用されます。
病院での付添い:入院中の患者への個別ケアや付添いを提供します。
特別なリクエスト:例えば、夜間のみのケアや旅行中の同行看護など。
保険外看護サービスの種類
1. 訪問看護
医療機関に通えない患者のために、看護師が自宅を訪問してケアを行います。点滴やカテーテルの管理、などを行います。デバイスが多い上ので自宅内で思うように動くことができない。そんな中で時間の縛りなどない状態で介入し本人が望む生活のサポートをします。
2. 付添い看護
入院中や外出時に、看護師が付き添い、医療行為や日常生活の支援を行います。ご家族が付き添いたくてもし仕事などで都合がつかない。医療処置が必要な場合が起こった場合でも事前に医師とリスクヘッジをすることにより問題を解消することができます。
3.. 特別なケア
末期がん患者や難病患者に対する緩和ケア、夜間専用のケアなど、特別なニーズに応じたサービス。
保険外看護サービスの利用方法
1. サービス提供者の選定
信頼できるサービス提供者を選ぶことが重要です。口コミや評判、実績を確認しましょう。
2. 利用契約の締結
サービス内容、料金、契約条件を詳細に確認し、納得の上で契約を締結します。
3. ケアプランの作成
個別のニーズに応じたケアプランを作成し、看護師や医療スタッフと詳細を相談します。
4. サービスの実施と評価
サービス提供後は、定期的に評価を行い、必要に応じてケアプランの見直しを行います。
保険外看護サービスの費用
保険外看護サービスは、保険が適用されないため、費用は全額自己負担となります。料金はサービス内容や提供時間、地域によって異なります。一般的な料金の目安や、サービス提供者による具体的な料金プランを紹介すると良いでしょう。
料金例
訪問看護:1時間あたり5000円~10000円
付添い看護:1日あたり15000円~30000円
特別ケア:1時間あたり8000円~15000円
保険外看護サービスを利用する際の注意点
1. サービス提供者の信頼性
看護師の資格や経験、サービス提供者の信頼性を確認しましょう。
ここでいう経験こそ僕はとても重要な要素として考えています。訪問看護もそうですが、在宅では一人しかいない状態で病院とは違い誰も頼ることができません。そのような状況でも任せられる看護師についていくつかポイントを自分なりにまとめてみました。
①経験豊富であるということ。内科・外科の疾患についての理解と処置対応が可能なのか。同じ看護師という資格を持っていても、経験してきているフィールドが違えば緊急時の対応も難しく任せたくても任せられない状況を招いてしまうことさえあります。
②在宅の経験があるのか。病院だけでの経験では、医師やケアマネ、他職種との連携などとまた違う対応が求められます。
③柔軟な対応ができるのか。保険外では、さまざまな要望に対し柔軟に対応できるだけの余裕が必要です。外出に行きたければ、状況に応じて公共交通機への事前の連絡や手配など様々な気配りが必要になっていきます。看護以外の部分についても時間を割き、準備する必要があります。
2. 契約内容の確認
契約書には、サービス内容、料金、キャンセルポリシーなどが明記されているかを確認します。
3. 事前の相談とコミュニケーション
サービスを開始する前に、十分な相談とコミュニケーションを行い、ニーズや希望を明確に伝えます。
まとめ
保険外看護サービスは、保険適用外のニーズに応じた柔軟なケアを提供する貴重な存在です。利用を検討する際には、信頼できるサービス提供者を選び、詳細なケアプランを作成することが重要です。適切なサービスを選び、安心してケアを受けられる環境を整えましょう。